ミセスローゼンの道後日記

紅葉且つ散る予定日を六日過ぎ



次女まあちゃんの二十歳の誕生日が来た。長女ミコの二十二の誕生日もすぐだ。母は上海からラインでメッセージ送る。プレゼントは前もって送ってある。ニューヨークの長女にはピンクのシルクの枕カバー。富山の次女には、おっといけない、まだ見てないはずだから内緒。二人とも十一月生まれ。出産予定日は同じ日だったが、二人とも遅れて三日違いで産まれた。どちらの時も産院の窓から紅葉が散るのを見つつ陣痛に耐えてたから、今でも紅葉を見るとお腹が疼く。バースデーパーティーは合同だったから、双子に間違われた。最も記憶にある誕生日はマンハッタンの「Mars 2112」という火星人レストラン。友達のバースデーに招かれ火星人と踊った。二人の誕生会も催し、火星人と踊った。火星行きの宇宙船に毎回ミコが酔って可哀想だった。

上海音楽学院のチェロフェスティバルに招かれて来ている。学外と学内の二つのコンサートを終え、残るは明日のマスタークラスのみ。その間にもプライベートレッスンを求める生徒が時間刻みでホテルの部屋に来る。中日の休みに弟子のハオジェ一家の案内で豫園というマーケットと、緑波廊という老舗中華料理店と、黄浦江下りに出かける。有名な四つのタワーや上海租界の夜景を見て圧倒され、ついつい、やっぱ松山は俳句で攻めるしかないぞなもし、と思う。
奥さん何の楽器を?と何度も聞かれ、私はただの俳人です、とマジで答えてたら、「Haiku Poet?オッシャレ!(Cool!)」と言われる。元ニューヨークフィル今フィラデルフィアの首席チェリストのハイエイ・ニーさんには、「私もかっこよく詩が語れたらいいのですがねえ!」なんどと挨拶されてしまった。信じられん。俳句はカッコいい?
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