雪中花は水仙の別名。雪の中でも水仙は咲き出す。明るいニュースが三つほど。
久々のグッドニュースに、凍える心が温まる。
山梨いつき組かたつむり句会の雨子さんが、「HAIKU日本大賞 冬の句」の秀逸句に選ばれた。秋の句は佳作だった。
朽野や誄歌の如く陽の落つる 雨子
朽野(くだらの)は、枯野のこと。誄歌(るいか)は、野辺送りの際に歌われた死者への挽歌。「万葉歌のような雰囲気が漂う珠玉の一句」、と選評で絶賛。
雨子感想「自粛期間は個々の進化の期間として、コロナに負けず、頑張ってコツコツと作句していきたいです。」
いい句だね。嬉しいね。励まされるね。
そして、かたつむり句会のルーキー鷹さんも、富士宮市の「富士山を詠む」俳句賞入選!
河口湖蠛蠓ゆれて富士ゆれて 鷹
蠛蠓(まくなぎ)は夏の季語。顔にまとわりついたり、目に入ってきたりする羽虫。めまとい、とも呼ばれる。
<朗善鑑賞>
揺れているのは作者の視界。まくなぎが目の前にちらちら揺れている。その向こうに青々と夏富士も揺れている。地名もさらりと上五に置いてうまい。お見事!
もう一つの嬉しい話題は、伊月庵花守祭。自粛中の組員も、松山に行けなくても、メール投句できる!
<メール投句>
4月4日0:00~23:59まで、カンパニーHPの投句フォームより花の句を募集いたします。(はがきでの受付ができず申し訳ありません。)♪おうちde俳句楽しんで、桜の句をご投句下さいね(@組長)
結果発表:2020年5月20日発売予定の『俳句季刊誌 伊月庵通信 夏号』
♪特選、秀逸選には宇都宮弘子さんの桜染めストールをプレゼントします。
よっしゃ!!
(昨年の宇都宮弘子先生の桜染ワークショップの写真をフェイスブックから拝借しました。このストールが来るとは限りません。一応参考までにです。何でもいいから欲しい!)