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ミセスローゼンの道後日記

春の砂そこだけ青き地鎮祭

山梨いつき組かたつむり句会に、先日の組長の句会ライブで出会った彩紗さんが入りました。かたつむり句会の入会資格「俳句初めて作る人」を満たしておられます。
今こそ全員基本復習のチャンス。こういう物を配りました。以下貼り付けます。

~~初めての俳句の作り方~~ 

俳句作成のキホンは二 

取り合わせ (季語と他の物)

死ねといふ文字はヘタくそ冬夕焼 夏井いつき 

季語: 冬夕焼(ふゆゆやけ)

読み方: 壁にヘタくそな「死ね」という落書がある。冬の夕焼け照らされている。

作り方: 季語「冬夕焼」と全く関係ない落書を取り合わせると、文字のヘタさが寒々と哀愁を帯びて見えてくる。

 

一物仕立て (季語その物)

帰らない白鳥の尻太き尻 夏井いつき 

季語: 白鳥帰る(はくちょうかえる)

白鳥冬の季語。

「白鳥帰る」は春の季語。

読み方: 白鳥は、秋日本に渡って来て越冬し、春北方へ帰る渡り鳥帰らないで一年中居座っている「帰らない白鳥」のお尻がやけに太い。

作り方:季語の何に注目したのか、短い言葉で一息に言ってみる。この句の場合は、「帰らない白鳥の尻が太い」。

では練習です‥‥‥


とまあこんな風に、コツコツと練習して、やがて立派な裾野構成員となることでしょう。この例句は、いつき組季刊紙『伊月庵通信』2021年春号の組長の巻頭10句から抜粋しました。





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