
ヒラフゲレンデのベースから見る羊蹄山(1,898m)
今日は写真を撮る暇もなかった。デンマーク人の若い女性インスタラクターが、上へ上へと我々を連れて行くので、息つく暇も無いエキサイティングレッスンとなった。それは無理もない。この陽気で雪が解けて下方のコースがスラッシー(じゃぶじゃぶ)なので、山頂に近い所で練習する方が安全なのだ。1.000mヒュッテから降り始め、斜度20°、25°、30°、34°、と初級中級コースを織り交ぜて上り下り、二つのテクニックを習得する。
・狭い傾斜路では焦らずまめにターンする。
・中級斜面では体重移動を早めに、余裕を持ってターンする。

最後のアルペンコース(斜度28°)は、私が初めてニセコに来た時に、ベースから仰ぎ見て、「こんな坂降りれるかい!」「絶対無理! 」「一生無理!」と思ったんであった。上から苦労して降りて来ると、このコースが天国のように思える。降り切ってベースから振り返ると、「ああここが降りれるようになったんや。」と感慨ひとしお。
ベースでニックがニヤニヤしながら待っていて、転びましたか? 転びましたね? と日本語で聞いてきた。途中ゆるゆるの雪塊に突っ込んで、一回こけた所を見られてた。