M's PanPanの小さなシアワセ

日常のちょっとした「シアワセ」を写真とともにご紹介します

お豆さん、到着。

2006-01-18 00:53:24 | PanPan's recommend
『陽だまりに、豆本』

こんにちは、PanPanです。

周りで風邪ひきさんが増えてきました。
みなさまの中にも体調を崩されている方がいらっしゃらないか心配です。
手洗い、うがい、栄養補給とたっぷりの睡眠。そしてストレスを溜めないこと!
「わかってはいるのだけれど・・・」というお忙しい方も、ほーんの少しだけでも心がけて。
あなたの心と体の調子を心配している人、きっとすぐ側にいますからね。
(と自分にも言い聞かせる・・・笑)


今日はある小さな本が手元に届きました。
本当は去年のクリスマスに届くはずだったのですが、とある事情で今年に持ち越しになったもの。
@telier A&Gのおれいゆさんとjulepmarikoさんのユニット「オレマ」で販売された豆本・「犬の威厳」です。




昨年の夏に森田たまさんの随筆集「今昔」を読んでからというもの、大正から昭和初期の時代に作られた詩や随筆が気になり始めました。
もともと詩や随筆は好きなほうなのですが、今まではどちらかというと現代ものの読み物に気をとられていて、その頃の文学に深く手を出したことはなく。。。
偶然読んだ森田さんの本がきっかけとなり、ただ今いろいろな本に興味を持ち始めたところです。

今回手元に届いた本は大正時代、新進の女流作家として活躍を期待されつつも、病気のため30歳で没してしまった水野仙子さんの短編「犬の威厳」が納められた豆本。
まだまだ足のさきっちょを突っ込んだくらいの読書量なのですが、時代は違えど人間の本質は変わらないものなのだなあと再認識しながらページをめくるのも久しぶりに味わう楽しさ。
もうちょっと、片足くらいははまってみようと思います。




さてさて、豆本、と聞いてちょっとピンとこられない方もいらっしゃるかもしれません。
こちらも最近、わたくしがはまっているもの。手のひらにすっぽりおさまるくらいのミニミニサイズの本なのです。
近頃はいろんな作家さんがいろんな趣向を凝らした豆本をお作りになられていると思うのですが、お気に入りサイト@telier A&Gさんではオーナーのおれいゆさんがセレクトした文学作品をこのような豆本に収めて販売されています。
まさに今の私にとってピンポイントなセレクトもさることながら、装丁の美しさにも心惹かれ。
そしてこの豆本作りも今年、挑戦したみたいことの1つだったりします。




三つ葉柄の布張りの装丁に三つ葉に編まれた組紐の栞。
こんな乙女な豆本をコートのポッケに忍ばせて、熱いコーヒーを片手に冬の陽だまりの中1人読書・・・

そんなイメージを湧かせつつも、もちろんそういうわけにはいかないので小人さんのお休み時間にコソッと広げ、コソコソ読んで。
でもそんな「コソコソ読み」が案外似合う、お豆さん。




乙女な本には乙女なおやつ?ということで、今日のおやつはショコラティエ・エリカのさくらんぼのボンボン。
小人さんの寝顔を見つつ、甘いチョコレートとお気に入りの本で至福の時間。
このあとは立原道造さんの詩集が控えています。
その名も散歩詩集。
嗚呼、楽しみ也!



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2 コメント

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素敵な楽しみ (Kurumix)
2006-01-19 08:05:38
ですね♪豆本ってかわいらしいですね

PanPanさんらしさが表れています

本って、『装丁』も込みで選んでしまう私。

 今年こそは、今まで読まなかったものを、ということで「読んだ気になっているが全然覚えてない」のを再読したいんですが、短編や随筆、詩っていいですね。

変な言い方です、小説は、私の場合、けっこう家事や育児をおざなりにする位のめりこむので注意しないといけないのです。漫画もね

先月から月刊『コーラス』に手を出してしまい、

面白くて大変です。ハチクロも急展開だよ!! 2号が風邪をひきました。アップしてみました(←この表情がヒントです)では。
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そっちも気になります! (PanPan)
2006-01-19 22:45:15
Kurumixさん♪

>家事や育児をおざなりにする位のめりこむので注意しないと

わかりますよ、これ~。私も同じく・・・なので最近選ぶのはもっぱら短編です。豆本は文のサイズも「豆」なので(笑)、家事の合間にちょこっと、というにはもってこいなのです。

短くても深い気付きや感動をもらえるものはいっぱいありますものね。しばらくはこんな楽しみ方を味わおうと思っています。



それにしてもハチクロ急展開!?今までの中で私が一番急展開(というかやりすぎ??)と思ったのは森田さんのモカデミー受賞なのだけれど・・・それ以上なのかしら??

私は文庫でしか読んでいないのですが、もー、早く次の巻が出てほしいです。

2号ちゃん、どうか早く治りますように。明日はこちらでも雪のようです

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