CO2削減ドットコム

ローコストオペレーションを追求した結果、地球環境問題に直面した。企業責任とコスト削減の両立を目指すMr.削減のブログ。

“四捨五入”は“ごみ”を出します????

2006-12-02 13:15:09 | Weblog
★“五捨五入”は地球を救う?「数値丸め」とは・・。

私の知人の株式会社データアクションの吉見社長は凄いソフト
を作っています。特許も取られています。それは名づけて(私
が勝手に)『五捨五入ソフト』です。

今の大半のソフトは“四捨五入”がベースになっています。
日本の電力会社が全て『五捨五入ソフト』に切り替えると
総じて電気料金が5%安くなるそうです。


我々はどうも損をしているようです。

以下、その価値を吉見社長に書いてもらったのでご披露します。

■ISO31-0の「数値の丸め方」って知ってました?   

「どうしてJISに決められた通りに計算しないんだ!」
「ばいじんの計算では、四捨五入は使ってはいけないんだ!」
「5であっても、切り下げる場合もあるし、切り上げること
 もある!」
「これは、ISOが決めた規則なんだ!」

この会話は今からおよそ33年前、当時26歳だった私が、ある
電力会社に提出した「排出ガス測定」の計量証明書について
何度も注意を受けた時のものです。生まれて初めて「四捨五入」
ではなく「五捨五入」を使用しなければならないことを知りま
した。


私は直ぐに「ISOの五捨五入のアルゴリズムをソフト化して欲しい」
と、大手コンピューターメーカーのエンジニアに依頼しましたが

「できません」と断られました。


表計算ソフトのテクニック本にも、開発は不可能と記載されていま
した。分析機器メーカーの関係会社で15年間勤務しましたが開発は
無理でした。自分でソフト会社を起業して8年目に偶然にも、この
アルゴリズム開発に成功しました。実にISOの数値の丸め方に出会っ
てから23年の月日が流れていました。


ISO31-0の「数値の丸め方」とは、鉱工業において十進法の数値の
丸め方について規定したものです。端数処理としては、四捨五入、
切り上げ、切り捨てがよく知られています。
一般的には四捨五入がよく使われますが、四捨五入は必ずプラス側
に誤差が発生します。従って、ISOでは端数処理による誤差が最も
少なくなる方法として、ISO31-0の規格を規定しました。その内容は
5であっても切り下げる場合もあれば、切り上げる場合もある方法で
数値を丸めた結果が偶数になる方法です。

この数値丸めの方法がISOで規定されましたが、この方法はシステム
としてこれまで開発されていなかったのです。

1996年、株式会社データアクションは世界で初めてISO31-0の数値丸め
をソフトとして開発し、そのアルゴリズムを特許申請しました。
その結果、日本とアメリカで特許登録され、2006年5月にはEUでも
特許登録されました。


この「数値丸め方」は、CO2の排出権の売買や環境税(炭素税)が課税
されると、俄然注目を集めると思います。なぜなら、乱数を発生させて
チックをしても、四捨五入の端数処理結果がISOの端数処理方法より
常に5%も高い数値を示すからです。


また、携帯電話の音質も必ず向上すると言われています。そして、ISO
14001を取得事業所はISOで定めた「数値丸め方」を、全てのパソコンに
搭載しなければならなくなるだろうとも言われています。 

なぜなら、「四捨五入はゴミを出す」からです。(以上、吉見社長の原稿)

皆さん、理解できましたか?
皆さんが、電力消費の削減に基づいてCO2排出の抑制量を算出する際に
その基になる数字が“四捨五入”処理によって常に5%高めに出るのは
現実を正しく反映していないことになります。


吉見社長の話を聞いて、エネルギーマネジメントシステム『見えタロー』
のASPに早く『丸めタロー』(これも勝手に命名)をインストールした
くなりました。


(Mr.削減)







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