玄武聡一郎の『君の小説が読みたい』を読んだ。
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突然現れて、主人公が一週間後に死ぬことを告げる未来から来た茉莉花。主人公の死がきっかけでタイムリープを繰り返している茉莉花は、タイムリープから抜け出すためには主人公を死から救うしかないという。人との交流があまりない主人公を殺そうとするのは、素敵な上司のカロンか?大学時代からの旧友才人か?ミステリー要素もあって楽しく読めるのだが・・・。
以下ネタバレなので未読の方は読まないように。
主人公はいったい誰に殺されるのかに焦点をあてながら、実は自殺でしたってのはさすがに反則だ。そんなの主人公もわかってるはずで、それはどこにも明かされず、バカバカしいったらありゃしない。さらに終盤では主人公は自殺をやめる決断。今までは何だったの?というちゃぶ台返しでなんだかなぁ・・・。
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