のんびりゆかいな暮らし

春夏秋は里山を歩き、自然の恵みをおすそ分けしてもらい、生き物を観察。時に街角探検。夜は和紙を使った物作り、絵や書道を。

アライグマが都心赤坂で大暴れ!なんと10年で3倍にも増えていた…

2018-10-23 21:05:41 | 日記
社会のことば

あらいぐまラスカルは悲劇の物語だった

🐭 東京・赤坂にアライグマが闖入して、
   警察官や消防署員が出動しててんやわんや
   の大捕物になりました。
🐰 テレビで大々的に報じられました。
   何て言っても史上初の出来事だったんですね。
🐭 見たことなんてないですから。
   狸のようなものがいると通報があり、
   赤坂署員が駆け付けると、体長50~60センチほどの
   動物が木の上にいました。
🐰 大暴れして、木の上に逃げたんでしょう。
🐭 高い所だったため、東京消防庁からなんとなんと
   空中作業車が出動。消防隊員が木にはしごをかけ、
   網で捕まえようと近づいたのですが、
   なかなか下りてきませんでした。
   2時間半くらいたって、
   消防隊員が木をぐらぐらと揺さぶると、
   たまらず下りてきたのはアライグマ。
   いったん網に収まったんですが、
   必死のアライグマは動き回りはい出して遁走しました。
   近くの路地に逃げ込んだところを、
   消防隊員に手で取り押さえられました。
🐰 大江戸捕り物帳でありましょう。
🐭 まさにお江戸の赤坂での大捕り物。
   取っつかまったアライグマは北米原産。
   日本ではテレビアニメ「あらいぐまラスカル」で人気を博し、
   1970年代後半からペットとして大量に輸入されました。
   ところが環境省の担当者によると、
   成長するとでかくなり飼育が難しく、捨てられたり、
   飼育施設から逃げたりして野生化が進んだといいます。
   「あらいぐまラスカル」もでかくなりすぎて飼えなくなって
   悲劇が結末が待っていたのであります。
   「特定外来生物」に指定され、輸入や販売のほか、
   飼ったり野外に放したりすることも禁じられています。
🐰 大きくなりすぎてペットとして飼いきれないんですね。
🐭 今年8月発表の最新調査では、増えに増えて都内でも
   農業被害などが報告されており、
   13年度から防除実施計画を作り、駆除しています。
   16年度の捕獲数は599頭と10年で
   10倍になっています。
   多摩地域が多いんですが、
   23区でも捕獲されているそうです。
🐰 赤坂には出てこないが、都内にもいたんですね。
🐭 ところで、タヌキとアライグマの区別は難しいんです。
   新宿区で会社に侵入した動物がタヌキだといわれて、
   新聞にもタヌキだと書かれていました。
   でも、顔や尻尾はアライグマのようでした。





🐰 赤坂でもタヌキがアライグマか区別は
   むずかしかったんでしょう。
🐭 専門家が判定したんだと思います。
   赤坂にタヌキがいたって不思議じゃないでしょう。
🐰 江戸時代からタヌキは棲んでいたでしょうね。
🐭 タヌキは人に寄り添って生きていますし、
   凶暴じゃないです。
🐰 アライグマは凶暴なんですね。
   可愛いのは子どもときだけ。
   ラスカルで強調するべきだったんです。
🐭 マングースのように駆除を徹底すれば絶滅できまする。
🐰 そうだ。マングース殲滅作戦を真似しよう!