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傷つく心

2023-08-13 11:13:52 | 日記

ルリタマアザミ
キク科の多年草

花言葉は   豊かな感情・傷つく心

先日、ハンセン病問題についての動画を視聴していた睦月が
「差別はいけないよね」
「・・・前に、S君が僕に『障害者に人権はない』って言ったんだよ」
「先生にも相談したんだよ」
と言って来ました。

昨年、夏休みが明けた頃から、寄宿舎で同室の男の子から
「体臭がひどい」
「障害者」
と言われたり、蹴られたり、室内用のサンダルを隠されるなど
トラブルが続いていた睦月。
年度が変わってからは別々の部屋で生活するようになり・・・
(階も違います)
専門教科も別になったため、S君との接点が無くなり、落ち着いたように
見えていたのですが・・・
"無かったこと"にはなりませんよね。

「動画を視て、差別はいけないことだと思ったんだね。
S君には先生の知らないところで嫌なことをたくさん言われたよね。
先生は皆の先生だから、S君のことも考えないといけない。
だから
『悪気は無いんです』
『そういうことを言ってしまう特性なんです』
『本人も苦しいし、落ち込んでいるんです』
と言ったけれど・・・
お母さんは、S君のしたことは卑怯でダサイことだったと今でも
思っている。
嫌だった気持ちを思い出すことがあったら、我慢せずに話しなさい。
まだそんなことを言っているの?許してあげなさい。
なんて、お母さんは絶対に言わないから。
睦月もお友達への接し方について先生に注意されることがあるよね。
先生が仰ることをしっかり聞いて、同じ言動を繰り返さないように
しなくてはいけないよ」

睦月に話しながら、三者面談の際、階段ですれ違ったS君が
挨拶もせず
(夏休みなのに三者面談なんてだりぃ)
という表情をしていたこと。
廊下でお母様が先生と談笑されていたことを思い出していました。

(S君のお母様は無かったこととは思っていないだろうけれど・・・
今の睦月の気持ちは想像もしていない。
このことをS君やお母様に伝えてほしいとは思わないけれど
先生には知っておいていただかなくては・・・)

そう思う私なのです。
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