思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

特別支援教育の実践情報など。また,日々の喜びを見つけ、よくする手立てはないか考える、成長・教育のサイトです。

関わり合いを作るカゴメカゴメ

2019年01月12日 | 教育
 昔から伝わる伝承あそびです。手をつなぎながら輪になります。友達と動きを合わ
せてゆっくりまわります。まわりながら歌を歌います。歌が終わったときに,中に入
った子は後ろに誰がいるか当てます。


①輪になりましょう

・みんなで手をつないで輪になります。

②中に入る子を決めましょう

・一人中に入る子をジャンケンで決めます。
・中に入る子は輪の中に入ってしゃがみます。
・顔を両手で覆います。

③歌いながらまわりましょう


・歌を歌いながら中に入った子の周りをまわります。 

かごめ かごめ
かごのなかの とりは
いついつでやる
よあけのばんに
つるとかめがすべった
うしろのしょうめん
だ~れ

④声をかけましょう

・止まったところで中に入った子は後ろにいる子を当てます。
・うしろにいる子は「だ~れだ」と中に入った子に向かって声をかけます。

⑤後ろの子を当てましょう

・声を聞いて後ろの子が誰だか当てます。

⑥交代しましょう

・後ろの子が当たったら鬼を交代します。

⑦続けましょう

・正解の場合は交代をしてもう一度歌を歌って続けます。
・間違えたらもう一度はじめから歌を歌って続けます。

【特別支援の必要な子ども達のために】

①単純明快な遊びなので発達障害の子もルールを理解し集団に合わせた動きをとるこ
 とができます。
②自分と反対側にいる人の動きもよいモデルとなります。
③手をつなぐことで友達とふれ合うことになれ,人とルールに沿って遊ぶ楽しさを学
 びます。
④鬼の役になったときには「うしろのしょうめんだ~れ」のあと,「だ~れだ」と声
 をかけられます。その声に集中することで聴覚に意識が集まり,集中することを学ん
 でいきます。
⑤ルールに合わせて動く,役割交代をするということも初めは戸惑うかもしれません
 が,馴れてくることで一つ社会スキルが身につくことになります。
⑥発達障害の子は興味が限局的な場合があります。その結果,関心のある友達の名前
 しか覚えていない場合があります。また,名前を覚えていないこと自体に気づいてい
 ないこともあります。ゲームを通して気付きを促したり,名前を覚えるチャンスを与
 えたりすることになります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする