思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

特別支援教育の実践情報など。また,日々の喜びを見つけ、よくする手立てはないか考える、成長・教育のサイトです。

人のよい所を見つけるスキル ほめほめカード

2019年01月15日 | 教育
 一日の生活の中で,友達の良いところを見つけるゲームです。人の嫌なところは誰
でもすぐに見つけてしまいますが,良いところは意識して探すことが必要です。たく
さん見つけていくうちに温かいクラスになっていくこと間違いなしです。

①準備します


・後ろのロッカーの棚にメモカード・セロハンテープを置いておきます。
・メモを貼りつける模造紙を後ろの壁に掲示します。

②朝話します

「ほめほめカードを始めます。」
「後ろにメモカードがあります。」
「良いことをした人がいたり,うれしいことを
してもらったりしたら,そのことを書いてください。」

③モデルを見せます


・画用紙に例文を大きく書き,モデルとして見せます。
「こんな風に書いてください。」

④帰りの会で今日のきらきらさん発表をします

・「ほめたい良いことをした人は『きらきらさん』と呼ぶことにします。」
・「今日のきらきらさん(ほめたいひと)を発表してください。」
といって,ほめほめカードを書いた人に2~3人発表してもらいます。

⑤きらきら係さんを作ります

・きらきら係さんを募集して作ります。
・スクラップブックに貼り直してもらいます。
・スクラップブックが一杯になったらみんなでお楽しみ会を開くことを伝えます。

【特別支援が必要な子のために】


①人の良いところを見つけてほめるということは,集団生活に必要なスキルです。モデル
 がたくさん出てくることで,発達障害の疑いのある子もスキルを身に付けていけます。

②貼られたカードを見ることでモデルが示され,どの子も書き方が視覚的に分かります。

③帰りの会で友達をほめる内容を聞くことで,どのようなことを見つければ良いか分かり
 ます。
④学級に人の良いところを見つけようとする温かい雰囲気が作られ,発達障害の子も安定
 しやすい環境となります。暖かな雰囲気のある学級が発達障害の子には必要なのです。


コメント
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