ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

5月3日「ドン・キホーテ」-マリインスキー

2007年06月05日 | Weblog

以前当方の感想をUPしていますが下記投稿頂きました。舞台装置が垢抜けないというのも同感。このカテコのバックは田舎のお祭り状態。


5月3日「ドン・キホーテ」
キトリ:オレーシャ・ノーヴィコワ
バジル:レオニード・サラファーノフ
闘牛士:イスローム・バイムラードフ
森の女王:アリーナ・ソーモワ

ドン・キホーテなのになぜだか優雅な気持ちになれる公演だったと思います。
ノーヴィコワはよくキトリを踊っているようですが、個人的にはオシポワよりも彼女の方が好みです。(比べる対象が違うのかもしれませんが)
サラファーノフは切れのある動きでちゃきちゃき踊っていて、見ていて爽快でした。
回る回る回る飛ぶ回る飛ぶ飛ぶ、といった感じにずっと動きっぱなしでバジルという役に良く合うなと思いますが、技巧だけで踊ってる感があり、バジルの茶目っ気や情熱さが伝わってこなかったのが残念でした。
また、リフトが弱いのが気になりますが、これから良くなってくれることを願います。

森の女王のソーモワが素晴らしかったです。
ドルシネア姫のノーヴィコワを圧倒した美しいラインで観客を魅了していました。
アムールはプログラムによると、エウゲニア・オブラスツォーワだったのですが、実際は違う人が踊っているようでした。
他にはエスパーダのバイムラードフが魅力的でした。
彼は今のボリショイにはいない気がする(主観ですが)、セクシーなダンサーだと思います。

全体的に優雅なドンキでしたが、衣装や舞台装置は垢抜けない感じだな、と感じてしまいました。
70年代少女漫画テイストで、これはこれで良いと思いますが、個人的には衣装などはボリショイの方が好きです。



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