ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

ボリショイバレエ くるみ割り人形 12月27日

2008年01月23日 | Weblog

モスクワ特派員ひめさんからの観劇記と写真です。

ひめさんどうもありがとうございます。今後共宜しくお願いします。。

 

12月27日のくるみはですね、最初はフィーリンからボルチコフに変わってしまって
7500ルーブル返して!!と怒っていたのですが、
作品自体が素晴らしいのですっかり忘れて感動してしまいました。
ボルチコフもめちゃくちゃ頑張ってたし、
それ以上に頑張ってたのがマリーのガリャーチェワ。
こんなに上手だったかしら、と思うほど素晴らしい踊りでした。
拍手喝さいという感じで。
あとは雪の場面で子供の合唱がありますよね。
あれって10人くらいで歌っているのかと思っていたら
たった5人くらいの子供が歌っていました。
この人数でこの声量?と本当にびっくりしました。
年末で観光客の方もとても多かったように思います。
最後の方とかちょっとなみだぐんでしまうほど感動して、
やっぱりくるみってすごい、と改めて思いました。
音楽がいいのでしょうか、やはり



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2 コメント

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くるみ (Nana)
2008-01-26 21:02:34
こんな高いチケットを買ってご覧になった方もいらしたのですね!観劇記とかわいい写真、感謝です。

舞台には、「今日は良い公演にする日」というような日と、まあまあでも良いのかも(?)な日がありますが、この日はボリショイが総力を挙げてというか、何人かは、入魂の舞台だったのですね。

ルンキナが、グリゴローヴィチの作品は大切に思われていて、それを踊れることは皆誇りとしているという、意味内容の発言をしていたことがありますが、誰に限らず、そういったカリスマがいて、集団の中に幻想があることが、高水準の舞台を導くのだと思います。

グリゴロが去った後、教師とダンサーたちが、作品を発展させたことでは、ボリショイの集団性は賞賛されていいと思います。ルンキナのような意識の持ち方は彼女の代で終わりで、新しいボリショイの世代には、取って代わる別の集団性、別の幻想ができるのだろうと思っています。

ガリャーチェワもまた、ルンキナの言ったような土壌の中で、時間をかけて自身のマーシャの踊りを創造していったのだろうと、寄稿拝読して思いました。

くるみ全幕にも、「良いくるみ」と「まあまあ」のがあって、素晴らしい方の舞台をご覧になっている方なら、この寄稿のコメントも理解できると思います。

やっぱり日本では、クリスマスに見る子供向けのバレエ、という意識もあって、もっとカジュアルなのもありますが。
素晴らしい方の舞台を見ると、チャイコ曲に脳がぐわわんと刺激され、豊かさに圧倒されます。ただ、モスクワ・ボリショイ劇場は、たぶんオケが日本のより良いのが普通ではないかと思いますが。

私も、モスクワでではありませんが、ボリショイ版のくるみを以前見た時、合唱付で、それも上手で、バレエと一体化して舞台を盛り上げたのには感心しました。

グリゴローヴィチ版は、ポアント使用を増やし、キャラクテールも独特で、かなり人為的な版で、私には目が慣れるまで時間かかりましたが、雪の精も本当に雪に見えるし、音楽的にも良く研究されていて、バレエ芸術の粋を極めた版のひとつかも。

主役二人が同時にリフトされるなど、本来ボリショイ大劇場のような広い舞台向けの振付と思いますが、私も狭い舞台で見ました。やはりこの役を踊りこんだプリマが踊り、脚を高くは上げませんが、踊りの彫りこみ方が見事で、美しい踊りを見ているだけで、涙が出てきました。

各寄稿者様ごとに、文体の個性や切り口が異なっているのも、このブログのユニークさですね。それぞれの方の生の言葉が聞けるのが楽しいです。
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ども (管理人)
2008-01-27 02:05:24
Nanaさん
コメントありがとうございます。
世界各地からの特派員の皆様のコメント感謝です。
中々バンコクではバレエを見ることが出来ないので皆様あっての本ブログです。
Nanaさんからの観劇記も是非宜しくお願いします。
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