ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

マリインスキー・バレエ 来日公演 オールスターガラ 12月10日

2009年12月19日 | Weblog

Kさんより12月10日のマリインスキーバレエのオールスターガラの

寄稿頂きました。

正直、踊りの方は職人芸(ボリショイと比較すれば)正当なとの

いうか、まっとうなというか・・・媚のない気骨があるゆるぎ

ない技術の粋を見せてもらったという感じで、満足だったので

すが、がっかりしてしまったのがオーケストラ。今回専属楽団

が来日しているにも関わらず、眠りの時もそうでしたが、ガラ

も東京の楽団が演奏担当をしたのがBIGミス(いくら指揮者は専属であろうとも・・)という印象でした。

あまりにバレエのパフォーマンスのレベルとのミスマッチが、

聞いてて悲しくなるぐらいでして、多分オーケストラの演奏の

せいで、ペアーの踊りのタイミングが外れたのでは?と思うよ

うなシーンもあったり、瀕死の白鳥でも踊りは迫力満点なのに

も関わらず、バイオリンソロがまったく迫力なしのへらへらっ

とした演奏だったりで、テンポが遅すぎて乗りがなかったり、

オーボエの高い音がでてなかったり・・・正直バレエダンサー

達がかわいそうにも思えてくるような演奏がしばしばでした。

今まで見たバレエのパフォーマンスで、ここまで音楽演奏が気

になったのは初めての出来事でした。今更ながらのコメントで

すが、せっかくの踊りが・・やはり踊りがメインのバレエパフ

ォーマンスでも、それを支える楽団の質も同様に大切というこ

とをこのギャップを間近に見て、改めて実感しました。

でも踊りは(特に女性陣)には感動しました。

また3年後の来日が楽しみです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿