7月15日の最後のバレエはザハロバが第2楽章、第三楽章をアレキサンドロバを踊ったシンフォニー・イン・C(水晶宮)でした。これまでの3つのバレエ(白黒の練習着で演じられるのでブラック・アンド・ホワイト・バレエと呼ばれるようですが)と違い写真のようにバレリーナはティアラをきらめかせチュチュを着てコール・ド・バレエも豪華に踊るという舞台でそれまでの簡素な衣装の踊りから比べると華麗、豪華、優雅という言葉が相応しい演目です。それでも舞台背景は何も無く簡素な舞台。その分ダンサーに集中という面はあるかも。
やはりこの演目を最後に持ってくることで観客をひきつけるというでしょう。音楽はビゼーが17歳の時に作曲したシンフォニー。1999年のボリショイ初演より28回目、2004年版で17回目の上演。
Castもバレリーナは特に豪華な共演でした。男性陣はそれに比べるとやや小粒。
第1楽章 Anastasiya Yatsenko, Karim Abrulin
第2楽章 ザハーロバ、Alexander Volchkov
第3楽章 マリヤ アレキサンドロバ、Yegor Khromushin
第4楽章 Yekaterina Krysandova, Ruslan Skvortsov
第一楽章は幕が開くと16人のコール・ド・バレエにティアラきらめく2人、第2楽章はザハロバが華麗に舞います。そして最後は4組の共演。舞台一杯のバレリーナが圧巻です。
管理人さんは23日、ザハロワの「ドンキ」ご覧になります?相手がウヴァーロフからマトビエンコに変更に。ザハロワ、たぶん初コンビ、3日前の変更だし、二人がどれほど合わせる時間あるかと思うので、もしも、パートナーリングがいまひとつでも、笑って許して、ということで。
ザハロワのドンキは、みやびいさんが以前コメントされていましたが、冷静に観ればそれが順当な感想になるかもしれません。私が観たのは、なんと言っても指揮者が違っていたし、相手役と1年かけて練り上げたものだった・・。
マトヴィエンコ、今月初め、東京の公演でも好調のようでした。また、先日知人宅でバレエ画像をたくさん観たのですが、グラチョーワ・マトヴィ「ラ・シル」と、マトヴィの「ドンキ」もあって、どうも彼はドンキの方がずっとよかったので・・。(二人の「ラ・シル」はまあまあで、マトヴィは少しだけ音からずれてたり。技術もやや荒い。日本で踊った方が良かったです)彼はプリマへのマナーもパートナーリングの技術もいい方ですが、ドンキのバジル役だと、かなり回転系の技術を見せてはじけるので、元々ザハロワ相手には、彼では身長が少し足りないし、5月日本公演の時を思い出すと一抹の不安がよぎる・・、予防線はって書き込みさせていただきました。22日にマトヴィ・オシポワが踊るので、彼女とザハロワが比べられることにもなり、芸監の姿勢やバレエ団の雰囲気・・、彼女が気がかりではあります。
エンジン全開マトヴィに、ザハロワがGPddのダブル8回入り32回転で応酬するとは思いますが。
ついでにボリショイの「ドンキ」、1幕3幕に各2回ずつ、男性が片手でプリマを頭上高くリフトする大技が入りますが、ザハロワ・マトヴィ コンビは、これは抜くかもしれないと。リフトされたザハロワがタンバリンを振ってるのが可愛かった印象があります。ザハロワ、ウヴァが同じ振りで踊るときは、ウヴァがいつもよりテンポ落として踊ってたり、手足の長いザハロワの特徴を生かすパートナーリングで踊りも芝居の息もあってるし、東京公演の初日は大好評でした。
ザハロワ、マトヴィ、のスターコンビが、私の杞憂をふっとばしさわやかに成功することを祈ります。
コメントありがとうございます。
ハイ。今晩の今シーズン最後の公演に行ってまいります。昨日も比較の意味で見たかったのですが会社のゴルフコンペあったので涙を呑みました。因みに生まれて初めてゴルフコンペで優勝でした。(ハンディのお陰ですが)。
今晩はNanaさんのアドバイスを元にじっくり見てきますね。