ますます昆虫は少なくなってきたが、この時期に成虫が活動する仲間もいる。
11月6日に探し回ったけれどいなかったものが、その直後に出てきたようである。
11月10日にはメスの周りをオスが飛び回っていたと、最近知人から聞いた。
そして、その後産卵したようだ。
それが、ミノウスバと言う蛾である。
蓑薄翅蛾で、体が蓑のように毛がたくさん生えていて、翅は透き通って薄い蛾である。
マサキ、ニシキギ、マユミなどのニシキギ科に産卵するというが、当地ではマユミにいる。
残念ながら、そのころ見に行けなかったが、最近見てきた。
弱々しく動かないメスがマユミの枝先にいた。
そして、その枝のさらに先端には卵が産みつけられていた。
これを拡大してみると、メスが産卵後に自分の毛を卵の上につけてコーティングして見えにくくしてある。
ところがどういうわけか、枝にピッタリついているはずの卵塊が盛り上がり、見やすくなってしまっていた。
これで来年の春には沢山の幼虫が生まれて活動し、蛹になって夏を越して11月にまた成虫になる。
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