森田宏幸のブログ

Morita Hiroyukiの自己宣伝のためのblog アニメーション作画・演出・研究 「ぼくらの」監督

スタッフの起承転結 その6

2006年10月27日 10時20分20秒 | 監督日記
(その5の続き)  というわけで、宮崎さんが「起」、柊さんが「転」と「結」で、私が「承」を勤めた。と、そういうことである。では「猫の恩返し」の「承」とは、どのような仕事だったのか?  まず私が最初に当たった壁は、主人公ハルに、劇的な欲求がないということだった。  柊さんは、「耳をすませば」の月島雫とは違う新鮮さを「猫の恩返し」のハルに求めたらしい。雫が小説家になりたいとまじめに自分を追いつめる特別 . . . 本文を読む
コメント (2)