農作業ネタが続きますが、この時期は農作業の時間割合が多くなります。
いよいよ田植えです。
自然農の田んぼでは耕耘をしないので少し他の田植えとは様子が異なります。
畑に苗を移植する感じですね。
耕耘をしないという事は耕耘機のような大型の機械を使用しなくていいということです。
トラクターなどの大型機械を所有してなくても田んぼが出来るのです。
機械を使わないという事は化石燃料を使わないという事にもなります。
自然農の田んぼを始めた11年前には化石燃料を出来るだけ使わない農業といってもあまりピンとくる人はいなかったのですが燃料の高騰を始めエネルギー全般に関心の高まった今、それに頼らない農法を実践する事に価値を見出し興味を示す人は確実に増えて来ているのではないだろうか。
その証として毎年いろんな人が助っ人に来てくれます。
そのほとんどが田植えは初心者の人です。
毎年新しい人が加わりながらそのネットワークも広がって行きます。
私たちの田んぼを通して一人でも多くの人が農に係わることが出来ることも大きな成果になります。
肥料や農薬に頼らなくても米が出来る田んぼを残して行く事、大きな機械に頼らない米づくりの技術を伝えていく事、この取り組みが将来地域の農に少しでも貢献できるのではないかと感じています。
収量を競うのではなくコンセプトのある農が私の考える半農半芸術的農です。