アポロ ヒーリングセンターも遅めのお盆休みが終わり、今日から5日ぶりの営業日です。
お休みの間あまり遠出もせず、本を読んだり、セミナーDVDを観たり、ホームページの構想を練ったりしている日々でした。
今日、皆様のお身体を診て気づいたのは、「骨盤の変化」です。
身体は一年の中で季節とともにどんどん変化しています。
先ず春先2月頃、筋肉がゆるみ始め、骨盤もふっと開いてきます。
そして春から夏にかけてどんどん、柔らかくなり、骨盤もどんどん開いてきます。
今年の夏は骨盤が大きく開いている人が多かったですねぇ。
あまり開いているので、矯正が決まらず、なんか骨盤矯正がへたくそになったような気さえしていました。
それが、今日は一様に骨盤がしまっています。
「あれっ骨盤締まっているなぁ」
そんなことを何度も思いました。
特に左側は殆どの方が締まっていました。
お休み中に読んだ本で非常に興味深かったのが
「骨盤にきく」片山洋次郎著です。
片山氏の著書は何冊か読んでいて私のお気に入りなのですが、本書はその中でも特にお気に入りです。
この本の中で紹介されていたことが・・・
「2月に骨盤が右から開き始め、秋になると左から締まり始める」という内容です。
「そうだよ!」
このくだりを読んだときは、思わず膝を打ちました。
私達の治療理論の中で左脚加重というものが有ります。
「ヒトは基本的に左加重で左回りに適している」というもの。
これは平沢弥一郎氏の著書「足の裏は語る」で統計的に明らかにされ、吉岡紀夫著「筋膜療法」という本で強化されています。
アポロの施術技法FOAは左加重、左まわりと言うのが基本的考え方なのです。
片山氏の「左の骨盤から締まり始める」というのは、つまりヒトが左加重だからなのです。
平沢弥一郎、吉岡紀夫、片山洋次郎の3氏の考え方が見事に融合した瞬間でした。
そして今日、はたしてアポロへご来院された方々の骨盤がそれを証明してくれるかのように、左の骨盤から締まり始めていたのです。
今日の骨盤矯正は楽でした。特に左側は。
これからの季節、骨盤型のぎっくり腰は減っていくことと予想されます。
但し、大腰筋(お腹の筋肉)が硬くなったために起こる腰椎型ぎっくり腰は、本日1件。
こちらは今後も要注意です。筋肉が硬くなったが故のぎっくり腰だからです。
さて、明日ご来院の方々の骨盤がどうなっているか、楽しみですねぇ~。