土曜日は、福島の方がたのお話を直接聞くことのできるイベントに参加させていただきました。
場所は、鎌倉の光明寺。
枯山水が見事なお寺です。
FOR 座 REST trip
このイベントは、二日間行われ、一日目はトークショーと前夜祭。
二日目は、細野晴臣さんをはじめ、カヒミ・カリィさんなどなどの福島にゆかりのあるアーティストが本堂でライブが行われました。
シトシトと雨が降る中、たくさんの人が参加しています。
第一部 「FOR 座 REST」とは?
と題して、5年前から福島で開催されてきた、このイベントの代表の方たちのトークとなっていました。
福島の魅力や、また、福島ゆかりのアーティストらによる「プロジェクト FUKUSHIMA」についての話など。
本来ならば、福島で行われるはずだったイベントでしたが、勝手に姉妹都市ということで、(笑)鎌倉市での開催となったそうです。
大歓迎ですね!
第二部 被災された福島の方、年齢も職業も性別も様々な方の、震災後の経緯や、放射線量値が高いところで暮らすその心境などをお話いただきました。
残念ながら、私はレノンをみていたので外にいて、第二部はほとんど聞くことができなかったのですが、
一緒に子供を遊ばせているママとお話していました。
彼女も、福島の方で今まで新潟に避難をしていたのですが、このイベント後に一旦福島に帰り、その後はだんな様だけお仕事で福島を離れることができないということで、5歳の愛娘さんと一緒に、新たな避難先を探すのだということでした。
初めてお会いするのに、とても心が通じあい、話がつきませんでいた。
同じような年頃のママ同士ということもあり、共感するところ、彼女のあたたかいお人柄に、私は共感するところがたくさんあったのだと思います。
第三部 会場にきているみなさんで、いくつかのグループに分かれ、感じたことやこれからのことの意見のシェアリングを行いました。
イベントの様子、
こちらで見ることができます。
赤十字の義捐金が、被災した方々に届かないことや、これからどういった支援を希望されているかなど、とても前向きなディスカッションができたと思います。
たくさんの意見がある中で、心に深く伝わったのは、やはり悲しみでした。
一瞬にして、自分が助けてもらわなければならない存在になってしまったことに、戸惑いましたということでした。
本当に、涙が出てしまいます。
原発事故がなかったら、村の人たちが分裂しなくて済んだことや、意見の相違から、仲が悪くなってしまったり・・・・ということも。
それを見ているのが、とても辛かった、と酪農業を営んでいた方がおっしゃっていました。
私は、そのことから、人のつながりの大切さをまた再確認することとなりました。
全くつながりのないところに、いきなり避難というのは、やはり気が引けるものです。
なので、こういった交流の場がもっともっと全国で行われてほしいというものでした。
交流が始まり、お互い、心が通じてこそ、さぁ、移住なり、避難なりなんだなと思いました。
福島の農業、畜産などは、本当に大打撃です。
農産物や、畜産物、直接口に入るものは、やはり避けてしまうのは、当然の結果だと、被災された方々もわかっていらっしゃいました。
でも、食べ物ではないものや、震災前に作られているものは、できるだけ買ってほしいと訴えておられました。
当日、いくつかの小さなブースが作られていました。
全く金属を使っていない、組木でつくられたメガネ。
本当に見事な仕事でした。
こちらは、
OPTICAL YABUUCHIによる、オールハンドメイドの眼鏡フレームブランドのCOYA(コーヤ)
お値段もそれなりにしますが、一生ものとしていいなぁという逸品です。
今、注文しますと、一年待ちです。
そのほかにも、おいしいお酒、手作りの石鹸、ポストカードのブースなどがありました。
トークショー終了後は、夜から場所を変えて、ウェルカムパーティと題しまして、農連で行われた前夜祭のようなミニライブがありました。
その中のアーティストで、
ちんどん おてんきやのメンバーのサプライズ結婚式が執り行われました。
本当は、福島で結婚式をあげる予定だったお二人。
震災があったため、結婚式を執り行えなくなっていたそうで、仲間がこのサプライズを用意したそうです。
はからずも、レノンが花嫁さんにお花を渡す役目をおおせつかりました。
大感動の、忘れられない結婚式になりました。
その後も、宴は続きましたが、これからも、このような交流がやむことなく、続いていくことを願いながら、途中で農連を後にしました。
二日目は、私は仕事で参加できなかったので、レノンとアッキーが行ってきました。
前日に出会った、福島の子供たちや、新しいお友達と、めいっぱい遊んで楽しかったようです。
私も、このイベントで忘れられない方に出会ったので、アドレスを渡しました。
つながっていくことの大切さ。
伝えて行きたい、大切なこと。