月岡芳年が女性のしぐさを「~したい」と描いた美人画
見立多以尽(みたてたいづくし)より
『どうかかちたい』
国立国会図書館デジタルコレクション
大蘇芳年筆
詞書
夫(そり)ゃ卑怯です鉄砲を 隠してうつは怪(け)しからない
唯(ただ)一戦に花々しく 勝負をなさいと鹿児島拳
おも城山の篭城も 纏頭(はな)の軍費に勢い労(つか)れ
終(つい)に果敢(はか)なく降参して 身代限りとなる者あれば
節倹家(しまりみせ)だといわれても 他に交際(まじわ)らぬ篭城が
商法上の軍略を除く外(ほか)は 上策なるべし
南茅場街 轉々堂筆記
纏頭(はな):歌舞・演芸などをした者に褒美として与える金品。
Weblio古語辞典より