2004年・アメリカ・Harry Potter and the Goblet of Fire
監督:マイク・ニューウェル
(IMDb:7.6 Metacritic:81 Rotten:88)
夏休み特別企画の第1弾として「ハリー・ポッター」シリーズを網羅したい。
バランスが取れすぎて無難に出来になったシリーズ第4弾。
「賢者の石」「秘密の部屋」と「アズカバンの囚人」の中間点に立つような作品で、少し掴みどころがない。
脚本はシリーズ中、最もうまくまとめられていると思うが、
ストーリーを追うことに終始しすぎた嫌いがある。
最も原作に近いが、最も原作に遠い作品だとも言える。
原作の面白さはやはりストーリーだけでは収まりきらないのだ。
特に、この作品は初めから原作のメイン・ストーリーに緩急がないので、それだけでは面白くならない。
トーナメントが中心となるため、ドラゴン、湖底人、巨大迷路とゲームのような一本道なのだ。
もっとサイドストーリーを充実させるべきだった。
セドリックの扱いの悪さと彼が殺される衝撃の薄さに驚いたので、
補強すべきだったと思う。チョウ・チャンとのエピソードも薄い。
これは蛇足だが、映画のチョウ・チャンのかわいさがわからない。
ハーマイオニーをパーティに誘わないハリーは馬鹿だ!
映画版ハリー・ポッターの面白さは原作の要素を抽出しながらも、
いかに原作を上手く離れ、映画らしく味付けが出来るか
にあると思うので、本作の無難さには物足りなさを感じた。
ドラゴンとの決闘で、ホグワーツの屋上まで行ってしまうような
映画的なダイナミックさがもっと全編にあればよかったと思う。
だからといって、ダンス・パーティに出てくるロックバンドは余計だったと思う。
〈70点〉
監督:マイク・ニューウェル
(IMDb:7.6 Metacritic:81 Rotten:88)
夏休み特別企画の第1弾として「ハリー・ポッター」シリーズを網羅したい。
バランスが取れすぎて無難に出来になったシリーズ第4弾。
「賢者の石」「秘密の部屋」と「アズカバンの囚人」の中間点に立つような作品で、少し掴みどころがない。
脚本はシリーズ中、最もうまくまとめられていると思うが、
ストーリーを追うことに終始しすぎた嫌いがある。
最も原作に近いが、最も原作に遠い作品だとも言える。
原作の面白さはやはりストーリーだけでは収まりきらないのだ。
特に、この作品は初めから原作のメイン・ストーリーに緩急がないので、それだけでは面白くならない。
トーナメントが中心となるため、ドラゴン、湖底人、巨大迷路とゲームのような一本道なのだ。
もっとサイドストーリーを充実させるべきだった。
セドリックの扱いの悪さと彼が殺される衝撃の薄さに驚いたので、
補強すべきだったと思う。チョウ・チャンとのエピソードも薄い。
これは蛇足だが、映画のチョウ・チャンのかわいさがわからない。
ハーマイオニーをパーティに誘わないハリーは馬鹿だ!
映画版ハリー・ポッターの面白さは原作の要素を抽出しながらも、
いかに原作を上手く離れ、映画らしく味付けが出来るか
にあると思うので、本作の無難さには物足りなさを感じた。
ドラゴンとの決闘で、ホグワーツの屋上まで行ってしまうような
映画的なダイナミックさがもっと全編にあればよかったと思う。
だからといって、ダンス・パーティに出てくるロックバンドは余計だったと思う。
〈70点〉