Die Mondsonde -イギリス航海日誌-

2011年春よりLondon勤務。WEのミュージカルと日々の生活を綴ります。
Twitterはmondsonde。

ヴァイキング御一行様通ります。 York(2)

2013-03-13 01:14:36 | イギリス旅行
ヨーク大聖堂の上から見つけた不思議な服着た人だかり、なんと実はその日は年に一度のヴァイキングフェスティバルの最終日で、皆ヴァイキングの格好をした人達でした。ヨーク大聖堂の上から見ていた時は全く気付かず、毎週土日に観光客向けにそういう服着た人たちがいるのかね、と思っていてごめんなさい。。。(ウィーンににてモーツアルトの格好しながらコンサートのチケット売りつける人たちみたいに)


ヨーク大聖堂の塔の上から息も絶え絶えになりながら降り、古い通りを目指しててくてく歩いていると、Stone gateというお目当ての通りの一つで何十人ものヴィキングの格好をした人のパレードに遭遇、ここに至ってこれはいくらなんでも毎週はやらないんじゃないか?ということに気づいた私(恥)。一度気づいてみたら街中にヴァイキングフェスティバルのちらしが貼ってあるのにも気づきました・・・。おっそーーー!


おいおい。
ま、タイミングよかったね、ということで(笑)


本当の鎧かしら・・・?こんな格好した人たちがいっぱい。
この人、持っている斧といい、格好といい、体格といい(笑)、髭といい、私の抱いているヴァイキングのイメージに凄い近かった!
鎧の上から羽織っているマントの留め具、この形、アイルランドで一杯見たな~・・・。
短刀は体の正面につけるんだと初めて知りました。面白い~。



信号待ちじゃありません。
本当のヴァイキングがどうだったかしりませんが、とっても統率取れてます。
其々、斧持ったり槍持ったり旗持ったりしつつ、背中に円形の楯背負ってます。楯の模様が全部違うのが面白い。当時からこういう模様で家紋的な要素があったのかしら、どうなんでしょ。



統率とれてると思ったら、雄叫び上げる人や、楯をガンガン叩く人も。
この人もイメージ通り(特に、赤毛)
写真右側の人の帽子は、正直予想外でした。なんというか、イヌイットの人みたいな帽子というか、ロシアの人みたいな帽子というか、チンギス・ハーンみたいというか。ヴァイキングだって戦いのない寒い冬は兜じゃなく帽子かぶっていたんだろうし。


左側の子のように、長髪の若い子もいました。普段から長髪なんだろうけどヴァイキングの格好してて違和感全くない。


このカメラ目線のヴァイキングも長髪。まさか毎年のこのお祭りのために髪のばしてるんじゃ、というくらい、長髪率高かったです(あと髭)。このままドラマ出れるなあ、というくらい、みなさん仮装が板についてました。
この日、ヨークは最高気温零度、多分マント一枚じゃ寒かったんじゃないかと・・・。


そうそう、このパレード、私が遭遇したのはStonegateという通りだったのですけど、多分そこから街を練り歩き、最後は広場で解散だったんだと思います。私がぐるっと街を観終わってまたこの道の方に帰ってくるときには、もう解散後のヴァイキングさんたちとすれ違ったのですけど、みなさんこの格好のままマックの紙袋抱えてたり、スーパーの陳列棚覗きこんだり、スタバのコーヒー飲んでたりと、なんだかヴァイキングの人が現代にタイムスリップしてきたみたいで笑えました。フェスティバル期間中だから街の人みんな知ってるんでしょうけど、誰も注目したりせず、すごく自然に溶け込んでいて、昔原始人が現代にタイムスリップする映画ありましたけど、それ以上。


そうそう、ヨークにはヴァイキング博物館もあって、これおススメです。思った以上に楽しかった。ヨークがヨーヴィックと言われた時代にさかのぼるコーナーや、ノルマン・コンクエストの時の戦い(とそのときの遺骨)、ヴァイキングの網羅的な歴史や生活を知るのにもってこいでした。お土産ものやはしょぼかったけど。


そういえば昔の上司が「小さなバイキング ビッケ」にそっくりだという定説があったなあ!


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