しばらく、旅気分で、旅の記録をアップします。
コッツウォルズの次は、ちょっとお隣に飛びまして、アイルランド。アイルランドへは、今年のGWに妹が遊びに来てくれたときに一緒に行ってきたのでそのときの記録&記憶です。人生初アイルランド!人生初ダブリン!
GWといったら日本だと全然あったかいですけど、こちらは4月の終わりなんてまだ「ほぼ冬」。ということで、私はコートに手袋、マフラーにブーツの完全防備でした(笑)。冗談じゃなく寒風吹きすさぶダブリンだったので、今ここで写真Upしても季節的に違和感ないかな、なんて思います。なので、写真ものっけちゃう。でも、でも、寒くてこそのアイルランドという感じもします。なんか日が燦々と降り注ぐアイルランドなんて、ジャックの愛したアイルランドじゃないわ!(ここでのジャックは高村薫さんの「リヴィエラを撃て」のジャック)

なんちゃって快晴のダブリン、テンプル・バー周辺。快晴でも寒いんです。テンプル・バー周辺は飲み屋とかお土産ものやとかがいっぱい(I Love Dublinとか書いたTシャツとか)なので、なんとなく、横須賀のドブ板通りみたい。
アイルランドはDublin空港までは、Gatwick空港(もちろんHeathrowからもあるみたいですが)から約1時間20分。隣の国なのに遠いですね。アントワープ(飛行時間55分)のがよっぽど近いわ。忘れていたけど、アイルランドはユーロです。ポンド持っていても何の役にも立ちません。同じ硬貨でも発行国によってデザインが違うユーロ硬貨の裏は、アイルランドはアイルランドの竪琴です。これも忘れがちだけど、アイルランドとイギリスはEU加盟国だけど両国ともシェンゲン協定には参加していないので、アイルランドの入国のスタンプはEUの多くの国のスタンプとは異なります。ただ、アイルランドとイギリスの間では独自の二国間協定があるので、アイルランド⇔イギリス間の旅はほぼ国内線扱いなので楽勝(つまり、あのロンドンの空港での地獄のような入国審査はなし)
アイルランド。
実は、その悲しい歴史も、美しい伝承も荒涼とした風景もとても好きで、大学で間違ったらアイルランド史を専攻したかったくらい好きなので(それでは食べていけないと思ったのでやめましたが)いつかは行きたい、行きたいと思ってました。きっかけは、多分3つ。ひとつは、リーアム・ニーソン主演の「マイケル・コリンズ」という映画。ふたつめは上にあげた、高村薫さんの「リヴィエラを撃て」。みっつめは昔のポップアイドルグループ、「Boyzone」。どれもこれも1995-2000の間にどっぷりはまったものです。当然、1番最初に友達とイギリスに旅行に来たとき(1999年)には、本屋でナルニアとともにマイケル・コリンズの本を買いあさり(変な人)、リヴィエラを撃てで出てきた教会とマーケットに足を運び(ますます変な人)、再生できないことも知らずにBoyzoneのDVDかなんかもいそいそと買って帰ったわけです(今、ロンドンで再生できてるから結果オーライ)。
つまり、私のアイルランドへの愛(というと大げさですが)は、ギネスとかウィスキーとかに対して発揮されるものではなく、重く垂れ込める雲と、希望を奪うかのように吹付ける風、荒涼としてところどころ岩がでている丘陵地帯、ケルト十字に独立の硝煙、暗い石畳の道を自転車で行きかうコートを着て鳥打帽をかぶった人々、というひっじょーに偏った部分に対して発揮されるのです。 やりたいことは、「お墓参り」。マイケル・コリンズのお墓に花を供える、これが第一目標。ああ、やっぱり変な人。ホントはBoyzoneのStephenのお墓参りもしたかったけど、結局分からず。

といいつつ、しっかりギネスも飲みました(キャプションのスペル間違った。。。)。おいしかった。ギネス・ストアハウスは行かなかったけど。エールが好きな人は、ダブリンで飲むギネスとロンドンで飲むギネスと日本で飲むギネスは全然味が違うとか言いますけれど、どうなんでしょ?
一方、妹もアイルランド大好きですが、理由が全然違いまして、O.R.メリングの「妖精王物語」シリーズ(シリーズ?)から、妖精の国アイルランドが好きなようです。レプラコーンとか、リャナンシーとかケットシーとか。なんか全然トーンが違うわ。彼女の第一目標は妖精にあうこと。そりゃ二泊三日じゃ無理だろ。第二目標はとにかくケルト的なものに触れること。こちらなら達成できそう。

ちゃっかりアイリッシュコーヒーも飲みました。ちゃんとジェイムソン蒸留所で。でも蒸留所の中には入らないで併設のカフェで飲んだだけだけど。土砂降りの中飲んだアイリッシュコーヒーは、本当に体を暖めるにはぴったり。。。アイリッシュコーヒーの正しい飲み方ですね!
つまり、二人の最大公約数はないわけで、最小公倍数を検討して取捨選択するのです。候補地は以下の通り。
・中央郵便局(イースター蜂起の現場)
・キルメイナム刑務所(!イースター蜂起の主犯格が投獄)
・グラスネヴィン墓地(マイケル・コリンズはじめ、アイルランド主要人物の眠る地)
・トリニティカレッジ(ケルトの書)
・国立レプラホーン博物館(妖精博物館?)
・タラの丘(まさにアイルランド伝承の地)
・国立考古学・歴史博物館(タラのブローチ)
・Irish seaを見る
このうち、タラの丘は、それだけで一日がかりになってしまうことから、今回は断念。
見たいもののテイストが全く違うので大丈夫か、と思われた私と妹のアイルランド旅行はまんま「珍道中」でした(笑)
空港から市内までバスに乗ろうとして券売機にコインつまらせるわ(ごめんなさい!次回からバスの運転手さんから買うことにします)
ホテルに行ったらダブルブッキングで違うホテル紹介されてどん詰まりまでいったテンプル・バーをまた最初まで戻らされるわ(アップグレードしてもらったけど。ついでに朝食付きプランにしてもらったけど)
墓地に行こうとしてバスにのったはいいけど停留所の案内もなんもなくてお墓が見えてから慌てて降りるわ(つまりいきすぎ)
アイリッシュ英語分かんないわ(バス停表示のゲール語も頓珍漢に理解)
ダートにのってわざわざIrish Sea見に行って突風に吹き飛ばされそうになるわ(ものすごい寒かった)
とにかく5月はまだ冬扱いで閉まるのが何もかも早くてやることなくなるわ。。。。
でも、楽しかったです。妹とする旅行はどこでも楽しい。ということで、次回、「レプラホーンには会えたのか?」に続きます。

公用語がゲール語と英語なので、ダブル表記。
コッツウォルズの次は、ちょっとお隣に飛びまして、アイルランド。アイルランドへは、今年のGWに妹が遊びに来てくれたときに一緒に行ってきたのでそのときの記録&記憶です。人生初アイルランド!人生初ダブリン!
GWといったら日本だと全然あったかいですけど、こちらは4月の終わりなんてまだ「ほぼ冬」。ということで、私はコートに手袋、マフラーにブーツの完全防備でした(笑)。冗談じゃなく寒風吹きすさぶダブリンだったので、今ここで写真Upしても季節的に違和感ないかな、なんて思います。なので、写真ものっけちゃう。でも、でも、寒くてこそのアイルランドという感じもします。なんか日が燦々と降り注ぐアイルランドなんて、ジャックの愛したアイルランドじゃないわ!(ここでのジャックは高村薫さんの「リヴィエラを撃て」のジャック)

なんちゃって快晴のダブリン、テンプル・バー周辺。快晴でも寒いんです。テンプル・バー周辺は飲み屋とかお土産ものやとかがいっぱい(I Love Dublinとか書いたTシャツとか)なので、なんとなく、横須賀のドブ板通りみたい。
アイルランドはDublin空港までは、Gatwick空港(もちろんHeathrowからもあるみたいですが)から約1時間20分。隣の国なのに遠いですね。アントワープ(飛行時間55分)のがよっぽど近いわ。忘れていたけど、アイルランドはユーロです。ポンド持っていても何の役にも立ちません。同じ硬貨でも発行国によってデザインが違うユーロ硬貨の裏は、アイルランドはアイルランドの竪琴です。これも忘れがちだけど、アイルランドとイギリスはEU加盟国だけど両国ともシェンゲン協定には参加していないので、アイルランドの入国のスタンプはEUの多くの国のスタンプとは異なります。ただ、アイルランドとイギリスの間では独自の二国間協定があるので、アイルランド⇔イギリス間の旅はほぼ国内線扱いなので楽勝(つまり、あのロンドンの空港での地獄のような入国審査はなし)
アイルランド。
実は、その悲しい歴史も、美しい伝承も荒涼とした風景もとても好きで、大学で間違ったらアイルランド史を専攻したかったくらい好きなので(それでは食べていけないと思ったのでやめましたが)いつかは行きたい、行きたいと思ってました。きっかけは、多分3つ。ひとつは、リーアム・ニーソン主演の「マイケル・コリンズ」という映画。ふたつめは上にあげた、高村薫さんの「リヴィエラを撃て」。みっつめは昔のポップアイドルグループ、「Boyzone」。どれもこれも1995-2000の間にどっぷりはまったものです。当然、1番最初に友達とイギリスに旅行に来たとき(1999年)には、本屋でナルニアとともにマイケル・コリンズの本を買いあさり(変な人)、リヴィエラを撃てで出てきた教会とマーケットに足を運び(ますます変な人)、再生できないことも知らずにBoyzoneのDVDかなんかもいそいそと買って帰ったわけです(今、ロンドンで再生できてるから結果オーライ)。
つまり、私のアイルランドへの愛(というと大げさですが)は、ギネスとかウィスキーとかに対して発揮されるものではなく、重く垂れ込める雲と、希望を奪うかのように吹付ける風、荒涼としてところどころ岩がでている丘陵地帯、ケルト十字に独立の硝煙、暗い石畳の道を自転車で行きかうコートを着て鳥打帽をかぶった人々、というひっじょーに偏った部分に対して発揮されるのです。 やりたいことは、「お墓参り」。マイケル・コリンズのお墓に花を供える、これが第一目標。ああ、やっぱり変な人。ホントはBoyzoneのStephenのお墓参りもしたかったけど、結局分からず。

といいつつ、しっかりギネスも飲みました(キャプションのスペル間違った。。。)。おいしかった。ギネス・ストアハウスは行かなかったけど。エールが好きな人は、ダブリンで飲むギネスとロンドンで飲むギネスと日本で飲むギネスは全然味が違うとか言いますけれど、どうなんでしょ?
一方、妹もアイルランド大好きですが、理由が全然違いまして、O.R.メリングの「妖精王物語」シリーズ(シリーズ?)から、妖精の国アイルランドが好きなようです。レプラコーンとか、リャナンシーとかケットシーとか。なんか全然トーンが違うわ。彼女の第一目標は妖精にあうこと。そりゃ二泊三日じゃ無理だろ。第二目標はとにかくケルト的なものに触れること。こちらなら達成できそう。

ちゃっかりアイリッシュコーヒーも飲みました。ちゃんとジェイムソン蒸留所で。でも蒸留所の中には入らないで併設のカフェで飲んだだけだけど。土砂降りの中飲んだアイリッシュコーヒーは、本当に体を暖めるにはぴったり。。。アイリッシュコーヒーの正しい飲み方ですね!
つまり、二人の最大公約数はないわけで、最小公倍数を検討して取捨選択するのです。候補地は以下の通り。
・中央郵便局(イースター蜂起の現場)
・キルメイナム刑務所(!イースター蜂起の主犯格が投獄)
・グラスネヴィン墓地(マイケル・コリンズはじめ、アイルランド主要人物の眠る地)
・トリニティカレッジ(ケルトの書)
・国立レプラホーン博物館(妖精博物館?)
・タラの丘(まさにアイルランド伝承の地)
・国立考古学・歴史博物館(タラのブローチ)
・Irish seaを見る
このうち、タラの丘は、それだけで一日がかりになってしまうことから、今回は断念。
見たいもののテイストが全く違うので大丈夫か、と思われた私と妹のアイルランド旅行はまんま「珍道中」でした(笑)
空港から市内までバスに乗ろうとして券売機にコインつまらせるわ(ごめんなさい!次回からバスの運転手さんから買うことにします)
ホテルに行ったらダブルブッキングで違うホテル紹介されてどん詰まりまでいったテンプル・バーをまた最初まで戻らされるわ(アップグレードしてもらったけど。ついでに朝食付きプランにしてもらったけど)
墓地に行こうとしてバスにのったはいいけど停留所の案内もなんもなくてお墓が見えてから慌てて降りるわ(つまりいきすぎ)
アイリッシュ英語分かんないわ(バス停表示のゲール語も頓珍漢に理解)
ダートにのってわざわざIrish Sea見に行って突風に吹き飛ばされそうになるわ(ものすごい寒かった)
とにかく5月はまだ冬扱いで閉まるのが何もかも早くてやることなくなるわ。。。。
でも、楽しかったです。妹とする旅行はどこでも楽しい。ということで、次回、「レプラホーンには会えたのか?」に続きます。

公用語がゲール語と英語なので、ダブル表記。