Die Mondsonde -イギリス航海日誌-

2011年春よりLondon勤務。WEのミュージカルと日々の生活を綴ります。
Twitterはmondsonde。

羊を訪ねてコッツウォルズ(2) Chipping Campden~Cotswald Way

2012-10-18 20:39:22 | イギリス旅行
翌日、確り朝ごはんを頂いてから、タクシーでChipping Campdenへ(バスでも行けます。が、日曜はバスもタクシーもないので最初に予約しておくかしないと大変なことになりますからご注意)。チッピング・カムデンは、コッツウォルズ独特のクリームイエローの石(コッツウォルド・ストーンというんだそう。新しく建築途中のおうちもありましたが、そこもこの石で石垣を作っていました。えらいなあ!時間かかりそうだけど。)で作られた羊毛マーケットのあるHigh streetと、そのつきあたりにあるSt James Churchと、High streetからちょっと離れたSheep Street沿いにあるかやぶきのおうちが綺麗。特に、Sheep Streetのおうちはもう、ホビッツがでてきそうで!サムとかフロドの旦那~とかいいながら手入れしてそうで!


赤丸地点が見所。Sheep streetは、ぐっと角曲がってからが見ものです。





壁にはつるバラが這わせてあったり、きちんとメンテナンスがされているんです。こういうおうちに住む人は、日本でもイギリスでもそうなんですけど、それなりの覚悟とお金(と美的センス)が必要ですよね。イギリス人は結構見せたがりで、日本でいうところの1階(Ground Floor)にすむ人なんかは、外から見られることを前提にインテリアにこだわったりしているそうですが、無理だわ。




ということで、すむのは無理だから(金銭的にも美的センス的にも)柵の間からひとのおうちをぱちり。綺麗・・・・。うっとりするほど綺麗です。いいなあー。引退してこういうところにすめたらいいなあ、とイギリス人の何割かは思っているに違いない。(当然、「コッツウォルズに住む」的な雑誌もたくさんありますよーー)


この芸術てきな植え込みのカットの仕方(笑)こうなるまでに一体どのくらいの歳月が必要だったのかしらと、つい考えちゃいますけどね、我々が想像するイギリスの田舎の一軒家そのもののイメージ。


こちらは豪邸。お庭も、秋のお庭だけれどそれは見事。

St James Churchは、High streetを緩やかに上った坂の上にあります。丁度、収穫祭が終わった後だったみたいで、教会内には収穫を祝って備えられた果物やお野菜や麦(!)なんかも。いいなあ、農村って感じで(・・・失礼)


教会に捧げられたお花。これも収穫に感謝しての一部かな。ダリアの花が綺麗でした。

さて、ここからは、同行者(両親)の希望でコッツウォルド・ウェイをBroadwayまで歩きます。その間、およそ9km。インターネットを駆使し、地図を印刷し、どこからともなくコッツウォルド・ウェイの歩き方をマスターされた母上様(笑)に手ぶらでついていく我々役立たず父娘。ゴール地点のブロードウェイというのもコッツウォルズの中では有名な町なんですね(知識薄弱)。復習&記憶方々、歩いた道の地図貼り付けてみました。


地図切れた。。。

スタートはチッピング・カムデンからDover’s Hillに向けて。でも、すでにスタートから上り坂でひーひー。すでにチッピング・カムデンの街中の散策(Sheep streetと川沿いとSt James Churchだけですけど)で体力を使った私、上り坂もぶーぶー言いながら上ります。途中ダリアが満開の綺麗なおうちがあったり、バラの花が咲くおうちがあったり。Private Roadって標識が掲げられているところからおうちがみえないような豪邸があったり!!どんな人が住んでるのか、想像するだけで楽しい。「お母様、お茶が入りましてよ」なんていってたりして!(どんな妄想)



振り返ってみると、霞むコッツウォルズの空の下の町並み。「あらお母様、優雅に後ろなんか振り返っていると羊にベエーなんて鳴かれますわよ」と言ってるそばから柵の向こうから羊に脅されたり(笑)。実話。




次回、「行く手を阻むのは誰だ?」、乞うご期待!


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