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Die Mondsonde -イギリス航海日誌-

2011年春よりLondon勤務。WEのミュージカルと日々の生活を綴ります。
Twitterはmondsonde。

By any other name would smell as sweet イングランドの薔薇(10) -ハンプトンコート(3)-

2013-07-19 01:06:15 | LONDON
3回に亘ってのハンプトンコートのRose Garden、これが最後。


Winchester Cathedral/English Rose
ウィンチェスター大聖堂の名を冠した、白の薔薇。通常、ウィンチェスター・カテドラルは白ですが、たまにピンクが混ざることも。この混ざり方はとっても綺麗な混ざり方。テート・ブリテンに咲く薔薇も、このウィンチェスター・カテドラル。目にする機会は多いように思います。



ちなみに、これがウィンチェスター大聖堂。立派。ロンドンから電車で1時間ちょいくらい?中にはジェーン・オースティンのお墓もあります。



Charlotte/English Rose
薄いクリーム色の花弁を幾重にも重ねたロゼッタ咲の美しいかわいらしい薔薇。これみると思いだすのが小学生のころに卒業式とか運動会とかの際に薄紙で作った花(笑)重ねて折りたたんだ薄紙を一枚ずつ破かないように、交互に綺麗に花の形にするのが大変だった思い出が。



Golden Celebration/English Rose
大ぶりの、黄色の薔薇。名前の通りの存在感。これがうわーと一杯さいていると圧巻。



Grace/English Rose
蕾だけみるともっと濃い花が咲きそうなんですが、その名にふさわしい優しいアプリコット色の薔薇。綺麗なロゼッタ咲で、ちょうど花の盛りに綺麗な写真が撮れました。



Butter Cup/English Rose
Golden Cereblationと非常に似てますね。こちらの方が花弁の数が少なく、一重に近いですけれど。香りも高い。


Blessing/Hybrid Tea
ハンプトンコートのローズガーデンは、English Roseが中心なので、Hybrid Teaなんかはレンガ塀の近くにひっそりとさいている感じ。ハイブリッド・ティの咲きごろがもうちょい後なのか、今年の長い冬のせいなのか知りませんが、ハイブリッド・ティは株も少ないし、どれも背が十分に育っていず、うわわわ、と咲き誇るEnglish Roseのシュラブに比べると貧相(笑)
その中でも、このBlessingはサーモンピンクの大輪の花をつけていました。


Trumpeter/フロリバンダ
これぞ、薔薇という感じの深いクリムゾン・レッドの薔薇。この赤が葉の深緑とマッチしてお互いの存在感を引きたてていい感じ。




他のも、Regent's Parkと重なりますが、Crocus Rose、Scarborough Fair、Queen of Sweden、Scepter'd IsleなどDavid Austinの主要なEnglish Roseがたくさんあります、見ごたえのあるRose Gardenですし、ロンドン中心部から非常に近いので、是非。


今回のハンプトンコート編のタイトルは、シェイクスピアのロミオとジュリエットより。かの有名な「おお、ロミオ、何故あなたはロミオなの?」に続く続く一節より。

That which we call a rose イングランドの薔薇(9) -ハンプトンコート(2)-

2013-07-17 00:21:04 | LONDON
ハンプトン・コートのローズガーデンの続き。




まず、ピンク系の薔薇から。前記事でご紹介したとおり、David AustinのEnglish RoseはRigent's Parkにもあるので、去年とはかぶらない薔薇を。David Austinは、イングリッシュ・ローズの交配にかけては右に出る者はいない(多分)と思いますが、もちろん、ハイブリッド・ティや、オールド・ローズなども手掛けています。ここの薔薇はどれもDavid Austinの苗ですね。イングリッシュ・ローズなんて言葉すら知らなかった昔は、ひょっとしたら薔薇じゃないかも、なんて思ってしまったかもしれないくらい、普段花屋で売っているティー系の薔薇とは咲き方がちがいます(あ、でもとげがあるから流石に薔薇かどうかはわかるか)。



Rosemoor/English Rose
非常に香り高い、薄いピンクの薔薇。外側は純白なのに、中心にいくに従って薄紅色に色づいて、まるで薄布を重ねた花嫁のドレスみたいな、愛らしい薔薇。



Celsiana/Old Rose(Damask Rose)
こちらも、香り高い、薔薇。Old Roseだからか、比較的花びらの層が薄いというか。でも、この匂いやっぱり苦手。薔薇の石鹸の香り(笑)



Cottage Rose/English Rose
このコテージ・ローズは、ハンプトンコートの庭にはセプタード・アイル、クロッカス・ローズ、モリニューと並んでたくさん植えられていました。こうやって薔薇が重なるように咲いているのを見ると、素敵だなあ、と思います。ハイブリッド・ティーの一輪勝負の豪華さもいいけれど、イングリッシュ・ローズならではの花の付き方もいいですよね。それにしても、優しい桃色。



John Clare/English Rose
すこしピンクが濃くなります。英国の詩人、John Clareからその名をとった、イングリッシュ・ローズ(といっても、John Clare知らない…)。蕾と、咲きかけと、満開とそれぞれ異なった表情で奥が深い(←なので、いつまでたっても咲き方が覚えられない)



Princess Alexandra of Kent/Enlish Rose
あ、Princess抜けた。非常に美しく、豪華な花。一片の花弁の形自体も美しく、そしてEnglish Roseの中でも大輪の花。香り高くもさわやかでプリンセスの名前にふさわしい花です。名前の由来はエリザベス2世の従妹からだとか。



Rose de Rechet/English Rose
これは、Davit Austin交配ではないのかしら。目の覚めるような濃いローズピンク(薔薇だからそのままやね)の比較的小ぶりな花。アップで撮っちゃうと大きいか小さいかわかりにくいですが、ハンプトンコートとリージェンツパークのイングリッシュローズはどれも花は小ぶり。が、後にDavid Austinの本拠地にいって、全然花の大きさが違ったことにびっくり。育て方の違いなのかしら?



Noble Anthony/English Rose
ピンク系、最後はマゼンタのノーブル・アンソニー。シェイクスピア作のジュリアス・シーザーより、マーク・アンソニーから取ったそうです、が、ということは、つまるところ、アントニウスなのか、この薔薇。リージェンツパークにはクレオパトラという薔薇がありますが(→クレオパトラ)、それも真紅の薔薇なんですよね。一緒のお墓に入れてあげたい隣に並べてあげたい。

What's in the name? イングランドの薔薇(8) -ハンプトンコート(1)-

2013-07-14 21:45:23 | LONDON
漸く長く寒い冬と春が終わり(そもそも春なんてあったんだっけ??)、ウィンブルドンに合わせるかのように夏がやってきました。いやー、ウィンブルドン、良かった。イギリスに来る前からテニスはずっとAndy Murrayを応援していたのですけど、いる間にオリンピックで金メダルをとり、ウィンブルドンチャンピオンにもなれるなんて思っていませんでした。


去年は、ロンドン中心部にあるRegent's Park内のQueen Mary's Gardenより、薔薇をお届けしましたが、今年はRegent's Parkはもちろんのこと、それ以外の薔薇園にも足を運んで、イングランドの薔薇を堪能したいと思います(かなり遠出もした・・・)。

まずは、ロンドン近郊、Hampton Courtにある、Hampton Court Palace。Waterloo駅からHampton Court駅行きにのり終点まで30分程度、で到着する非常に手ごろな場所です。電車も30分に1本あるし。



いきなり関係ない写真。。。

ハンプトンコートは、教会関係者が自分の荘園として造らせた城をヘンリー8世が召し上げてしまった、宮殿。なので、今でもヘンリー8世の6人の妃のうちのアン・ブーリンの幽霊が出るとか、なんとか言われているらしいですが(6人の妃全員がこの宮殿を訪れたことがあるんだそう)。お金を払って中に入ると宮殿の中庭で写真のような寸劇もやっています。驚くべきはヘンリー8世にあまりに似ている俳優、美人な侍女(かアン・ブーリン)、それからなんといっても2人の後ろの人がジェレミー・アボットにそっくりなところ!!!ジェレミー!!!と言いそうでした。言わないけど。なんというジンジャー、下がり眉、おでこの広さ!(だからジェレミーじゃないって)


宮殿の中の建物自体は、イギリスの似通った城をいくつか回ると「もういい」といった感もあり、大して面白くないのですけれど(失礼)、お金を払って入場しないと見れない庭園もあるんですよね(というか、そういう部分が大部分なのだけれど)。一度は入ってみてもいいかもしれません。


Hampton Court Map
米印が付いているところは、入場料払わないと見れないところ。ノット・ガーデンや、宮殿正面のGreat Fountain Gardenがこれにあたります。まあ、20世紀庭園とかは観なくてもいいかも・・・。とは思いましたけど。



春のHampton Court、Great Fountain Gardenの端っこから宮殿正面を眺めるとこんな感じに。カットされた木がまるできのこの山みたいで笑える。。。ここまで育てるのも、きちんと手入れするのも大変手間と時間がかかるのは承知していますが。


肝心の薔薇ですが、ハンプトンコートにあるRose GardenはKnot Gardenなどと違い、無料で入れるんです。ラッキー。入場券売り場を過ぎて、正面入り口の脇を左折すると、これでもかというくらいに咲き乱れる薔薇の花とむせかえるような薔薇の香りに満たされた、赤いレンガ塀に囲まれた一角がRose Gardenになります。本当に、文字で書くと簡単ですけれど薔薇の香りにつつまれるってなかなかないことだと思うのですごい。。。前回訪れたときには5月で季節が早く、薔薇が咲いていなかったので、今回はこの無料の(しつこい)薔薇園をご紹介。


薔薇咲き乱れるRose Garden(6月後半)
ここの薔薇は、そのほぼすべてがイギリスの著名な薔薇栽培業者(というの?育苗家?)であるDavid Austin社の薔薇です。David Austinは、薔薇の中でもEnglish Roseという、オールドローズとハイブリッド・ティやフロリバンダを交配して生まれた、比較的新しい薔薇の種類とのこと(David Austin社パンフレットより棒読み)。Regent's ParkにもDavid AustinによるEnglish Roseの一画がありますが(去年の記事)、ここは別格です。



Rose Gardenから臨む宮殿。
English Roseと一口にいっても、種類がたくさんあるので、色も薄いピンク、濃いピンクから真っ赤な薔薇、黄色、白と豊富。ハイブリッド・ティに比べて一輪の大きさが小さい分、花がいっぱいつく木が多いように思います。



この日は折しも風が強く、風が通り抜ける度に薔薇の得も言われぬ香りに包まれる、とても幸せな時間を過ごしました。実は、薔薇の香りといっても柑橘系の香りもあれば、ムスク系の香りもあって、バラエティ豊かです。薔薇の香りのハンドクリーム、とか薔薇の香りのボディソープとかダメな私なんですが、生花の香りはまたそれとは全然違いますね。(とはいえ、やっぱり香料の原料になるダマスク系の香りは苦手)



つる薔薇もあるよ。
これはおそらくIcebergかな。Rose Gardenを囲う四方のレンガ塀に其々つる薔薇が配置されています。青空だったらよかったのにね!こればっかりは仕方ない。イギリスだもの・・・。

Scott Garnham Show Time 【2013/04/21】

2013-04-24 01:08:40 | LONDON
番組(オランダ旅行)の途中ですが、Scott Garnhnamのキャバレーに行ってきたのでその感想でも。

前回のキャバレーから約1年弱、レミゼを卒業してからは本当に久しぶりに見るんじゃないかしら?というくらいお久しぶりのScott。


だいぶ短髪になったね。短髪だとますますはにかんだときにスティーブンに似てるんだけど、私はもう少し長い方が好みでーす(誰も聞いてない)。今回のお衣装はカーキのジャケットにダークグリーンのチーフ、黒いベストに黒パンツ。しかしさ、黒ベスト、お気に入りですね。前のキャバレーもその前のキャバレーも着てたよな。まあ、フイイのときといい、アンジョルラスのときといい、黒ベスト似合ってるからいいんですけども。ただ、ベストが短めでベストの裾から白シャツがちらちらみえるんですよね。くぅ、そこはもう少し長めのでPleaseと言いたい。


前回のキャバレーは、今Book of MormonをやっているPrince of Wales Theatreと同じ建物のライブハウスでやりましたけれど、今回はSloane SQにあるPizza Expressの地下のライブハウス。いやー、家から近いのでうれしい。そして、キャパがちっちゃいのでScottがとーてもちかくに見える。いいんです。服にケチつけたって、髪型にケチつけたって、結局Scottが笑って歌ってくれればもう。


それにしても、Scott、本当に本当に歌上手いですね。2時間たっぷり、前半約10曲、後半約10曲聞かせてくれました。(約、というのは記憶が定かではないため)今回、とてもうれしかったのは彼はゲストとセッションしても必ずデュエットで、ゲストだけが歌うことがなかったところ。ゲストもそうですけど、やっぱりScottの歌を聞きにきてるのですから、この配慮は嬉しい(Raminのコンサートで若干不満だったのはここ)。多分WEでRaminの次ぐらいに素敵な飴色の声の持ち主で、RaminとKillianとDavidの次ぐらいにカリスマ性があって、Killianより演技が上手いと思う彼は、曲を選ぶセンスも、MCも知的で頭がいいんだなと思わせます。個人的には、若干そこにそれをわかった上でやってるほんの少しの「ヤな奴」要素も入っているんじゃないかと。頭がいいが故に計算もできて、だからこそ嫌われない限界すれすれの下ネタや、宗教とかのタブーラインを渡り歩く様なMCができるんじゃないかと。あ、誤解なきように言っておきますと自分がかっこよくて歌が上手くて頭いいっていうの分かってるScott嫌いじゃないからこうやってキャバレー行くんです!(笑)自分がかっこよくて頭いいのわかっているからこそ、彼のアンジョルラスはあんだけカリスマ性があるんだと思うんです。MCも、客の煽りもほどよく取り交ぜてラストから2番目の曲の時に「これ歌ったらThank youっていって帰るからWe want more!って言ってぼくを引き戻して」といって客のテンション高め、且つ唐突に最後の曲となる残念感を払拭してしまうセンスには脱帽。まさに「Scott on Stage」にするのが上手いんですね。


今回のゲストはとても豪華なラインナップで、一緒にレミゼをやっていたCraig Mather、今Billy Elliotに出ているKillian Donnelly、PotOでないほうのPhantomに出ていたKieran Brown、Phantom25周年ツアーのラウルのSimon Bailey、We will rock youに出ていたSabrina Aloueche。


Craig Mather。名字はメイザーって発音するんですね。
前のScottのキャバレーの時もCraigはゲストで登場したんですが、彼も本当に才能豊かな、将来楽しみな役者さんだと思います。18か月務めた彼のマリウスは私の中でのベストマリウスです。あ、もちろんEddieもね!甘ちゃんで、涙もろくて、全力でコゼットを愛し、エポニーヌの喪失に打ちのめされる、歌の上手いマリウス。あー、Craigマリウス、Scottアンジョでもう一度みたい。。。

http://www.craigmather.com/
CraigのHP。ArtistかActorを押すと写真がみれます。
24だったかな?若いんですよね~。ScottはどうもCraigが自分の弟分みたいでかわいくてしょうがないらしく、Craigをちっちゃい(身長的に)、かわいいかわいい、若い、babyだってからかうんですけど、そんなにちっちゃくないんですよね、身長的には(笑)Scottだってちっちゃいだろう、というお話で。Scottがどれだけからかっても「Craigどこ?ちっちゃくてみえないよ!」とかにこにこ笑ってるだけでけして怒らないCraig、偉いなあ。


Craigとのセッションは2曲やってくれました。そのうち1曲は、なんとEmpty Chairsの替え歌(笑)。Craigがマリウスで、Scottもマリウスの2ndUnderだったことを考えるとベストの選曲で憎いな~なんて最初は思ってたんですが、
「On the lonely barricade at dawn Queen's
「That I livestay and you are gone」
「There's a pain show must go on and on」
とか替え歌うたわれた日にはもうおかしくて。くくく。全然悲しくない!
Craigは相変わらず眉毛目いっぱい上げて歌う歌い方健在でしたね。


Simon Baileyは、男前。


http://www.simonbaileyonline.com/
SimonのHP。工事中。いや、非常に男前。彼のPhantom of the Opera 25 UK tourにおけるラウルはとてもとてもかっこよくて、もちろん演出の変更による部分もあるとは思うのですが、大好きなKillianのラウルよりよかったと思いましたもの。それくらい、舞台にいるときの存在感。今日のキャバレーでも歌も上手く(というかゲスト全員本当に上手かった)、格好良くのSimonでした。曲はJourneyのOpen Arms。なんか聞いたことあると思ったら海猿のテーマ曲だったんですね。ピアノ一本の伴奏ではありましたが、Scottと綺麗にしっとりはもってました。うう、おいしい(笑)
Simon、誰かに似てるな~と思って考えていたのですけど、ロイヤルバレエのAlexander Campbellに似てるんだわ。顔の雰囲気が(笑)


Sabrina Alouecheも非常にパワフルな歌声の持ち主で、彼女とのデュエットが唯一の女性とのデュエットだったのですが、今Westendでも大人気のThe Book of Mormonより、Baptize meを。いやいや、Baptize meのこぶしの入れ方とかR&B風の歌い方とかとても上手でした。BoMはWestendに来る前からScottのお気に入りで、前回のキャバレーでも歌ってましたし、本当に好きなんだなあ、と。


今回のキャバレーの構成は第一部は自分のキャリアだとか、歩んできた道と関係ある曲をチョイス(Empty Chairsとか、初恋の曲だとかDisneyが好きでノートルダムのせむし男からの曲だとか)、後半は宗教に関係あるテーマということでBook of Mormonからの曲、自分で作詞作曲した(と思われる。でも楽譜におこしたのはピアニスト)カトリックをテーマにした曲などなど。しかし後半の宗教テーマとかよくやるよな、と思いますけどね。こういうちっちゃいキャバレーだからできるけど、間違いなく大きい箱だと辛い。見に来ていたMatt Lukasからも「レイシスト!」とか野次飛んでましたしね(笑)歌詞聴いていてもよくやるよーーというぎりぎりのライン。


それから、前のキャバレーでも人気の高かった曲の再演。クレアという曲はクレアを好きになっちゃって部屋に忍び込んだり、寝顔を見たり、クレアのおばあちゃんを監禁して離して欲しかったらぼくと付き合って、そしてぼくと君とぼくのおかあさんとで暮らしていこうよっていう面白怖い歌。前のキャバレーの時もそうだったけど、観客は爆笑。2度めに聞くと次何言うかも分かってるので面白さも倍増。Self Indulgent Balladという一種の自己満足下ネタソングも再演。私が嬉しかったのはBon JoviのIt's my lifeをやってくれたことかな?このScottのIt's my lifeはピアノとの掛け合いで生まれていくこれまた替え歌というか、パロディなのですけど、途中でピアノがレミゼのMaster of the houseのメロディを奏でたり、Jesus Christになったり、Phantomだったり、EvitaのDon't cry ArgentinaになったりOne day moreになったり・・・・その都度Scottがピアニストにどうなってるんだって絡む割にはそのメロディとキーでIt's my lifeを歌ってしまうというシナリオだとわかっててもお腹がよじれる驚異の歌。Scottが凄いのは、もちろん変わったメロディでIt's my lifeを歌いこなすところも流石なのですけど、それ以上に凄いと思うのは、バックの音楽に関係なくIt's my lifeのメロディで歌ったかとおもいきやOne Dat Moreのメロディに合わせてうたったりと自在なのに全く音外さず、雰囲気壊さず歌いきるところ。

http://www.youtube.com/watch?v=2RmCSIx2jTU
ScottのIt's my life。2010年のですが。ピアニストはこの時と同じ人。


でも、今回のキャバレーイチの演目はKillian Donnellyとのデュエット。もう、この二人ホントに仲いいんだからというくらいべたべたで、Craigのときは完全にScottがCraigをおちょくってる感じでちょっと偉そうなんだけど、Killianとのときは全然違う感じ、言うなればBest Friend。


みつめあっちゃってもう。

この二人が歌ったのはなんとイギリスが誇るBoyband、Take thatメドレー!!前回のキャバレーでScottは「Boybandに似てる、ていわれる(つまり、Boyzoneのスティーブン)」て自分で言っていましたが、今回自虐的にそのBoybandのはしりであるTake thatを持ってくるとはね!しかもKillianとのセッションで。


歌はもちろん2人ともとても上手くて、2人組のBoybandとしてもやっていけるんじゃないかと思うくらいですが、なにせ2人ともとてもリラックスしてて笑顔がほんとにかわいい。ほんとにかわいい。大切なことだから何度でも言います。KillianもScottもとーってもかわいい。Killianは、スタイルよくて、Billyとか舞台で見るとちょっと太った?とか思っちゃうときもあったりするんですが、至近距離でみたらほんと細い。枝のように細いと訳が違ってソフトマッチョ?でもRaminほどマッチョ感を出してないというか、普通に白シャツに黒ジャケットなのにスタイルいい。。。そしてその笑顔が子供のようにかわいい。


この2人は、KillianがScottの話聞いてるようで聞いてなくて水飲んでたり、ぽっけに手つっこんでたり、歌の途中でKillianが水飲んでScottになにやってんのさって言われてむせちゃったり、歌の途中でScottがKillianに手つなごうよって言ったり自由すぎる!彼らの会話というかMCがこれまたかわいくて(しつこい)・・・・一部意訳の上ご紹介すると、、、

Scott「ぼくら一緒にレミゼやったもんね」
Killian「うん、うん」
Scott「クイーンズでもO2でもね!」
Killian「うん、うん、O2でもね。うん、でも僕もっとやったよ。」
Scott「え、何、何やったのさ」
Killian「何って、映画だよ、君、映画みてないの?」
Scott「いや、見た。何回もみた。でもどこにいた?歌ってたっけ?」
Killian「うん、歌ったよ。何やったかって言われると、、、ほらガブローシュの後ろで小声でガブローシュ、こっちおいで!とか」(爆笑)
Scott「あそう!ぼくFraしか見えなかったよ!」
Killian「ああ、うん、Fraね、基本的にFraがいて、その後ろの肩んとこあたりに僕いたんだよ」(爆笑)
Scott「そうなんだ!まあとにかくよくやったね!」


と。シナリオあるんだろうし、彼らにとって演技なんてお手の物なんでしょうけど、とにかくおかしい。

Prayから始まり、ときどきBillyのアクションを交えつつ、ときどきむせつつ、I found heaven、Could it be magic、Back for good、A million love songs、Relight my FireとノリノリのKillian。。。楽しくて楽しくてしょうがないというのがばしばしつたわってきて、こっちまで楽しくなっちゃう。これまたKillianもScottも歌うまくて、Killianのファルセットはいや、ほんとにBoybandでデビューしてもいいよ、君たちというレベルの高さ。RonanとStephenみたいだよ。



A million love songs
特筆すべきはKillianの歌い方。全然舞台の歌い方と違う。普通のしゃべる声はどちらかというと軽い、かわいい声なんですけど、アンジョのときはそんなしゃべり方しなかったし、口の開け方もあのO2のDVDでもわかるような△な感じじゃなかったし。舞台の発声と違うんだろうな。


ほんとにScottは頭いいし、歌上手いし、顔いいし、ちょっと背低いけどエンターテイナーです。彼のキャバレーは、だからまた行きたい。

A Happy New Year 2013

2013-01-20 16:27:16 | LONDON
今頃になってという気もしますが。



遅々として進まないブログではありますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。


今日のロンドンは、久しぶりの一日中雪の模様。
いくつになっても雪ってなんだかわくわくしますよね。おもわず雪だるまなんぞ作ったりしちゃいました(去年もやったような)だあれもいない公園で一人黙々と雪だるまを作る私。その割に雪だるまがちっちゃいのは寒くて指が冷たくて限界だったからです(笑)


東京での雪も素敵ですが、ロンドンのように、赤レンガの建物を背景に深々と降る雪はまた情緒があって大好き。明日まで降り続くとちょっと交通が心配ですが。ま、なんとかなるかな(笑)


家の近く。
レンガの赤と雪の下の葉の緑が綺麗。



雪って降っているその時はあんまり寒くないので、明るいうちにちょっとだけ散歩してきました。といっても、本当にその辺だけ(笑)
公園のベンチまですっかり雪。さくさくしてて、歩いていても楽しいです。道路は融雪剤まいいてるから路面には雪は積もってないんですけど、我が家見たいなマンションだと敷地内は融雪剤なんてなんのその、というくらい積もってます。おいおい。



Parliament SQから見たウェストミンスター寺院
一面の白にタイミングよく映ったロンドン名物ダブルデッカー。



おなじく、Parliament SQから。雪にけぶるBig Ben。
Parliament SQには銅像がいっぱい立っているのですけど、雪をかぶったネルソン・マンデラの銅像は他の銅像よりちょっとだけ寒そうに見えたり(笑)。



St James's Parkも雪。
観光客も少ないですよね。あたりまえか。普段St James's Parkにある橋の上からはホースガーズの上にロンドン・アイが見えるのですけど今日はとにかく灰白色でなんも見えず。



写真左手側、普段なら水を湛えている池も7割くらい凍っているの、わかりますか?
体感温度的には寒くないんだけどな。鳥ちゃんたちも凍った水面を歩いたり雪の上で餌をねだったり。一瞬寒くない?と思ったけど、ダウンジャケット着ている私が寒くないんだからダウンの元のこの子たちはそれほど寒くないんだろうなあ。。。ありがとう!感謝します!



とにかく、一面の銀世界。



そんなななかにも、春の訪れを感じさせる一枚。
日本だと、雪に合うのは梅のような気がしますけど、こちらでは冬の間から桜が咲いていたりするので、きっとさくらだと思います。


今夜は友達とイタリアンを食べに行くんだけど、滑ったりしないようにしないと!