羊を訪ねてコッツウォルズ(1) -Moreton-in-Marsh

さて、オックスフォードを出てからはコッツウォルズへさらに電車で40分、Moreton-in-Marshという駅まで行きます（しかし、ドイツやらイギリスやらに住んでいると電車で40分なんてへいちゃらですけどね、オックスフォードまでが1時間弱とすると40分はなにやら遠い気が。まあ、オックスフォードはオックスフォードシャー、コッツウォルズはグロスターシャーですからね。）。ロンドンのパディントンからの直通列車もあるので、帰りはMoreton in Marshから直で帰ってきました（ちなみに、このFirst Great Western、席が予約できる電車とできない電車があるので予約したい人はお気をつけて。私はドイツ時代の癖で空いている席にぽーんと座ってしまうのですが、連れがいるとそうもいかないですよね。）


今回は、コッツウォルズ・オックスフォード1泊2日の旅なので、宿はコッツウォルズの玄関口、Moreton in Marshに取りました。コッツウォルズ、実は初めて（オックスフォードは3回も行ったのに!）の初心者です。ロンドン郊外といえばコッツウォルズか湖水地方か、というくらいなのに！（ついつい癖で海のあるほうにいっちゃうんですよね）。このモートン・イン・マーシュのマーシュは湿地帯とか沼地とかいった意味で、何年か前にも一帯が洪水で大変なことになったんだとか（余談ですが、今年のスコットランド・ウェールズは豪雨続きで、2週間とおかずに洪水のニュースをやっています）。


暮れなずむモートン・イン・マーシュの駅に降り立ち、街中のホテルへいそいそと移動すると、小さな町並みのTea RoomにはAfternoon Teaの文字が。うう、いいな、アフタヌーンティ。じゃなくて、オックスフォードで8ozのハンバーガー（これが絶品だった！またオックスフォードいったら食べたい）なんて食べちゃったので夕食食べるためにはクリームティでも入らない！


今回とまったのはモートン・イン・マーシュの街中にあるマナーハウス、その名もThe Manor Hotelです。部屋は「予想通り」ですけれど、かわいらしくて、こういう田舎の宿は大好きです。とはいえ、こういう田舎のお宿に泊まるとその昔、といっても10年以上前ですけど、ストラトフォード・アポン・エイヴォンのB&Bに泊まったときはお湯がでなくて大変だったな～、なんて思い出します。プリマスのB&Bはたった20ポンドしかしないのに、ベットが2つもついていて朝ごはんもおいしくてよかったなあ！まあ、こんなもの、と思うかどうかが大事なのですが、それに比べたら今回のお宿は相当ハイクラスでした。床はゆがんでたけど（これデフォルト）。お風呂の設備は新しくてきれいでしたものね！


ホテルの部屋から見下ろした風景。中庭というかお庭が美しい緑です。


地元では結婚式場としても有名なんだそう。コッツウォルズに泊りがけでいかれる方は大体マナーハウスのようなところに泊まられることが多いようですが、コッツウォルズがなぜイギリス一景観が綺麗といわれるかというと、コッツウォルズ自体がイギリス鉄道網の発展から取り残された空白の空間に位置するからです。つまり、街はもうほんと小さくて、夜の時間に開いているレストランなんかほぼあるわけがないんです。なので、コッツウォルズに泊まられる方はマナーハウスで夕食を予約するのをお勧めします（笑）イングランドのおいしいラムが味わえますよ（季節によっては鹿Venisonとか、ウサギRabbitとか、ライチョウGrouseといったゲーム（狩猟）料理も。私はウサギとライチョウが好きです！！ライチョウの触感は絶品。あ、子牛Vealも好きです！でも子牛は食べ過ぎちゃうんですよねー・・・。おいしすぎて）



はなしがついそれた。。。


Moreton in Marshのホテルにて。このかわいい犬のぬいぐるみは、ドアストッパーだそうです。bring me home！だって。ただじゃないけど。かわいい。かわいいんだけど連れて帰るには重いんだよ、君は！