*「教祖来る!!神と出会う集会開催」手渡された一枚のチラシ。
そして目前で実演される感動的な奇跡。うぶな和夫は、
インチキを信じ教団職員となるが、そこに宗教はなかった。
初代教祖が亡くなると、実験を握る総務主管・司馬は、二代目教祖に
和夫を抜擢した。彼は教祖の聖性を否定し、
自らの力で完璧な唯一神を創造しようとしていた!
「現代の教祖」が、神への試練の挑んだ長編小説。*(@裏表紙)
ご存知、ビートたけしこと北野武さんの小説です。
特にファンでもないのですが、
(どちらかといえばたけちゃんよりもさんちゃんのほうが好きな私)
なぜか数冊持っているんですよね、たけちゃんの本。
映画監督として非常に評価の高い人ですが、
どうしてもTVでの彼のイメージのほうが強すぎて
(「ひょうきん族」「元気のでるテレビ」世代)
なぜこんなにもてはやされるのか疑問でした。
けれど本を読んでみて、なんとなく
その一面が垣間見れたような気がします。
人間観察が鋭いというか
いろいろな人間というものを知っているのだ、
と思いました。
そしてその人間の中にひそむ多面性、
それに興味を持っている人なんでは・・・?とも思いました。
特にはじめにでてくるイヌ鷲と山鳩の挿話が
非常に印象深いです。
立場が違えばものの見方がかわってくる、
そのことが端的に表現されています。
あとがきで
「ことあるごとに神の問題について考え続けてきた。」と
書いてありますが、
神とはまったく正反対のところにいる人だと思っていたので
意外でした。
それとも正反対のところにいるから
考えるのか・・・。
人間というものについて
深く考えさせられる一冊でした。
1990年の作品です。
そして目前で実演される感動的な奇跡。うぶな和夫は、
インチキを信じ教団職員となるが、そこに宗教はなかった。
初代教祖が亡くなると、実験を握る総務主管・司馬は、二代目教祖に
和夫を抜擢した。彼は教祖の聖性を否定し、
自らの力で完璧な唯一神を創造しようとしていた!
「現代の教祖」が、神への試練の挑んだ長編小説。*(@裏表紙)
ご存知、ビートたけしこと北野武さんの小説です。
特にファンでもないのですが、
(どちらかといえばたけちゃんよりもさんちゃんのほうが好きな私)
なぜか数冊持っているんですよね、たけちゃんの本。
映画監督として非常に評価の高い人ですが、
どうしてもTVでの彼のイメージのほうが強すぎて
(「ひょうきん族」「元気のでるテレビ」世代)
なぜこんなにもてはやされるのか疑問でした。
けれど本を読んでみて、なんとなく
その一面が垣間見れたような気がします。
人間観察が鋭いというか
いろいろな人間というものを知っているのだ、
と思いました。
そしてその人間の中にひそむ多面性、
それに興味を持っている人なんでは・・・?とも思いました。
特にはじめにでてくるイヌ鷲と山鳩の挿話が
非常に印象深いです。
立場が違えばものの見方がかわってくる、
そのことが端的に表現されています。
あとがきで
「ことあるごとに神の問題について考え続けてきた。」と
書いてありますが、
神とはまったく正反対のところにいる人だと思っていたので
意外でした。
それとも正反対のところにいるから
考えるのか・・・。
人間というものについて
深く考えさせられる一冊でした。
1990年の作品です。
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