goo blog サービス終了のお知らせ 

きまぐれmokko

ハプニングに愛された管理人の
日常的な非日常と呟きを綴ってます。
ひまつぶしのお供に( ̄▽ ̄;)ゞ

赤い夢の迷宮/勇嶺 薫

2012-08-03 | 本関連

出版社名:講談社
発行年月:2010年05月
サイズ:491P 15cm

小学生だったあの頃、仲良し7人組のぼくらは
「世の中には、やっていいことと、やっておもしろいことがある」
と語る不思議な男・OGに心惹かれていた。
だが「お化け屋敷」と呼ばれる彼の館で起きた
ある事件をきっかけに彼とは疎遠に。
それから25年、大人になったぼくらは突如OGに招かれ、再びあの館へ。
しかし、そこで待ち受けていたのは悪夢のような殺人事件だった。
------------------------
 ←参加してます

初めての作家さんです。
何やら「はやみねかおる」という名前の方で有名らしい。
一瞬、兼高かおると間違えた(○ ̄m ̄)
ジュブナイルミステリ?を書かれてる人らしく
文学の苦手なmokkoには文章が読みやすくて助かりました。

町の権力者である大柳家
その一族であるOG(オー爺)は、何故か一人暮らしをしていた。
博識のOGはビックリさせることが大好きで
小学生だったぼくたち仲良し7人組は、親の反対を押し切って
OGのところにいりびたっていた。

その町では殺人鬼が出没していたのだが、正体がわからないうちに
死んだということになっていた。
それでも行方不明者が時々出たり、猫屋敷の猫が全部消えたりと
奇妙な事件もあったりした。

夏休みのある日、皆で宝物を隠しに行くことになった。
隠し場所はOGの今は使われていない別荘:別名お化け屋敷に決まった。
山の上の崖と絶壁に守られたお化け屋敷は絶好の隠し場所だ。
みんなでそこに忍び込んで、どこに隠そうか思案している時
とんでもないものを目撃してしまう。
その後、OGとは疎遠になり、それぞれがそれぞれの道を進むことになる。

そして25年後。立派で歪んだ大人になった7人組。
OGは大柳家での食中毒事件のおかげで、親族が亡くなり
見事に大柳家の総帥におさまったが、予想以上の働きを見せて、
権力は更に拡大していた。
そして7人組それぞれの近況がそれぞれの口から語られ、
それぞれにOGから招待状が届く。
お化け屋敷での同窓会・・・

そこは小学生の時に見た時と違って、きれいにリフォームされていた。
しかしOGはスターを招いての晩餐会に出席するために中座。
その模様はテレビで中継されていたのだが、お化け屋敷は携帯が通じない。
おりしも台風直撃で電話は断線。嵐の山荘状態になった。
気がつくとCちゃんが死んでいた。
そして一人、また一人と殺されていく。
犯人は?目的は?


途中までは本当に読みやすくて面白かったのよぉ~
だいたいOGが怪しいっていうのは、最初からわかってるのよ。
こいつがどっかで何かやってる!と思うんだけどね
後半に入って、どんでん返しっていうの?
(  ° ▽ ° ;) エッ?お前か??と思うところから
嫌~な空気が漂い始めるんですよねぇ~

んで、そうだったの?それって悪趣味っていうんじゃないのか?
なんてことを思っていると、状況が緊迫している上に展開が早くいから
問答無用でサクサクと殺されていくのよぉ~

本当に最後のところは(  ° ▽ ° ;) エッ?の連続なの(^◇^;)
更に、嫌~な展開になりそうなところで反撃してくれるんだけど
それも何というか、そこに逃げちゃダメでしょってな状態で・・・
スンマセンねぇ~
下手に書くとネタバレになるから(^◇^;)

7人組の独白以外は、ほとんどが「ぼく」によって語られる。
そのぼくが「君は誰だ?」と何度も問いかけるシーンがあるんだけど
逆にこっちが聞きたい。
あんたこそ誰よ?
小学校教師っていうのはわかったんだけど、名前すら明かさない。
読み飛ばしたのかと思って探しちゃったぞ!

更に、ココアはあれで終わりか?
あんなに語らせておいて、勇気まで振り絞ったのに
そりゃないでしょ~(^◇^;)
そして「ENDING」で余計に訳がわからなくなるという・・・
理不尽だぁ~(((p(>◇<)q)))
ある意味、ドクラ・マグラを連想しました。

ただこれはねぇ~後味が最悪ですよぉ~
なんか途中まで面白くて後味が悪いっていうのばかり
読んでるような気がするなぁ~(-。-;)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 緋色の迷宮/トマス・H. クック | トップ | 七つの迷路/井沢元彦 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

本関連」カテゴリの最新記事