しっととりとした霧が
乾いた空気を包み込み
新緑の柔らかい葉っぱたちが
みずみずしさを取り戻せたような
今日はそんな一日でした。
この時期になると思い出すのが
北海道「滝の上の芝桜公園」。
この日も あいにくの雨模様でしたが
雨の滴に濡れた芝桜はよけい濃く
艶っぽくみえて眩しいくらいでした。
5月と言いますと母の日が近いため
どうしてもカーネーションがもてはやされがちですが
辛い冬を堪え忍び
春には笑顔を咲かせてくれる「芝桜」
人の上を行くのではなく、
静かに深く根を張り
周りへと広く広げてゆく無償の愛を感じます。
私の中ではまさに
深い愛情をふりそそぐ「母」のイメージなのです。
萌ゆる緑の芝生に自然にとけ込む柔らかさ。
優しい香の桃色「柴桜」に包まれて
「柴いぬ」 も 「柴萌香」も・・・
大はしゃぎだった二年前のあの日を
ふと 今 思い出してしまいました。
自然多き 第二の故郷 北海道は
いまが 「春」なんです。