もぐらたたき!

CDのレビューとかなんとか

Never for Ever/Kate Bush

2015-08-15 22:30:53 | レビュー

<List>
1. Babooshka
2. Delius (Song of Summer)
3. Blow Away (For Bill)
4. All We Ever Look For
5. Egypt
6. The Wedding List
7. Violin
8. The Infant Kiss
9. Night Scented Stock
10. Army Dreamers
11. Breathing

1980年リリースの3rd。
前作"Lionheart"は『歌姫』の作品として相応しいものでした。
この頃は若くてとても美人ですから。
今はすっかりおばはんですけど(苦)

その次作である"Never Forever"は、その『歌姫』を揺るぎないものにさせるのではなく、キチキチ路線に片足を踏み入れるのでした。
黙ってキープコンセプトの作品を作っていたら『歌姫』を不動のものとしていただろうに。
やはり、彼女は一癖も二癖もあるミュージシャンであり、アーティストでした。
『アーティスト』はCMに出たり、ドラマに出たりはしません。
かなり権限と自由度を与えられたのでしょう。
アルバムアートもキチキチ。
『ミュージシャンシップ』を強く感じさせる作品です。

そして次作の"The Dreaming"でキチキチ全開です。

女性ボーカルものというとどうもイージーリスニングみたいなものを連想してしまうので興味が湧かないのですが、この頃のKate Bushは別です。

日本に『歌姫』と呼ぶに相応しい人はいるのでしょうか?
外人と一緒になった方も「羊水が腐る」と言った方もどんな作品をリリースしたか知らないし、曲も聴いた事がありません。
ぶぶーだけど故美空ひばり先生しか思い浮かびません。