もぐらたたき!

CDのレビューとかなんとか

Peter Gabriel/Peter Gabriel

2015-05-02 21:59:47 | レビュー

<List>
1. Moribund the Burgermeister
2. Solsbury Hil
3. Modern Love
4. Excuse Me
5. Humdrum
6. Slowburn
7. Waiting for the Big One
8. Down the Dolce Vita
9. Here Comes the Flood
 
<Member>
・Peter Gabrie(Vocal, Keyboard, Flute)
・Allan Schwartzberg(Drums)
・Tony Levin(Bass)
・Jimmy Maelen(Percussion)
・Steve Hunter(Guitar)
・Robert Fripp(Guitar)
・Jozef Chirowski(Keyboard)
・Larry Fast(Synthesizer)
・Dick Wagner(Guitar)
・London Symphony Orchestra
 
1997年のファーストアルバム。
 
このアルバム、以降のアルバム(~)と比較しても一番まともだし、オーケストラも導入してとても感動的な曲も多いです。
それに多くのゲストミュージシャン、1stアルバムからTony Levinが参加しています。特筆すべきはRobert Frippが参加していることですが、どの音がRobertの演奏か判りません。
 
"Solsbury Hil"等はアルバム"Us"に伴うツアーでも演奏されていましたからね。
"Modern Love"って愛の曲もつくれるんですね?(笑)
これも柄でもない愛の曲と思わなければ元気のよい良い曲です。
 
"Slowburn"も元気のよい佳曲ですし、折角のオーケストラを無駄遣いして勿体ない"Down the Dolce Vita"、そして、感動のバラード"Here Comes the Flood"とアルバムを通して突飛な所もなく、Peterにしては実にフツー過ぎると思います。
 
良いアルバムです。良いアルバムなのですが、家庭の事情なのか、メンバーとの対立なのか、またその両方なのか事の真相は判りませんが、あの"The Lamb Lies Down On Broadway"の後に来る作品としては実に凡庸。
GenesisはPeterがいなくなってミュージシャンシップの本領を発揮することを見るにつけ勿体ないなぁと思うのでした。しかし、結局は双方ポップになってヒットを飛ばして大金持ち。