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じゃの路はへび・・・?

苦悩のオーディオライフワーク

AX-Z911

2020-05-31 15:50:49 | 半導体アンプ

あーほんま、疲れますわぁ・・・・、コロナ禍は依然として、収まる気配はない・・・

眠気を堪えながら、某ファミマに立ち寄る。(仕事でハードワークの後)

店のガラス越しの駐車場に若者が10人位が密集して、ウンコ座り。

カップ麺をすすっている。 そりゃその日に規制が緩和されたから、友達と

会うのは嬉しいかもしれんが、ちょっと距離開けたほうが、いいじゃね?

(だけども、みんな笑顔で楽しそうだった。コレは良いのだが・・・)

バックで駐車すると排ガスもろ受けだしね。(当然、マフラーは向けません)

こりゃ、第2波が来るのも秒読みか? 老若男女、マスク外している方々も

散見される・・・・。 これからが正念場なのにね。

マスクも検温も慣れてきた、今日この頃・・・ 

皆さん、ホントにご自愛ください・・・・ ご安全に・・・・

と言っている自分だが、サトー電気へは毎週土曜日の皆勤賞を貰えるくらい

通っている。(ちゃんと・・・・マスクしてるもんね。世間話も短めにね、そう言えば

溶接協会の前にレスキューの消防車が居たが、驚いちゃった)

細かい部品類が足りない。 それの元がビクターのAX-Z911なんとも、

懐かしく、珍しい機種です。ネット上の情報も然程無く、先人たちは、苦労すること

なく、無難に動作しているようですがっ? 当方は困った状態に陥りました。

それで、皆勤賞ものです。

3週間前に東八沿いのオフに久々に訪れた。 動作不良の当機がありました。

手頃な価格だったので購入しました。 D/Aコンバータ内蔵、プリアンプなし、

パワーアンプがダイレクトに接続されているアンプです。 一度、ビクターの

アンプってどんなの? 謎のピュアAクラスとは? 詳しい内容は先人の

解説が参考になります。(私にはややこしくくて、もう堪りませんわ・・・)

温度上昇・大出力を予感させる時は、120Wクラスの疑似A級動作、

小音量で熱的に小さければ、20Wの純A級動作(疑似もあるらしい)

するらしい。(かなり大雑把です。私が・・・)

なんか、テクニクス等の動作可変機みたいです。

アナログ入力では、大変キレイな音が聞けます。なのですがっ・・・・

D/Aコンバータのデジタル入力にすると、右側から強烈なパツパツノイズを

発生します。後は純A級、疑似A級動作の切り替えなのか? ポツポツと

ノイズが発生します。

左チャンネルは然程、異常な動作はしませんが、右チャンネルは困ったのです。

とんでもないのが、ボリュームのギャングがひどすぎる。左は音が出ているが、

右は出ない・・・ もう少し上げると、結構な音量で鳴り始める。

    ボリューム付近だが、回転ムラを起こしているのは

    右側中央の銀の円柱、これがモータの回転動作を

    シャフトへ伝えている。この機構がムラを発生させる。

    私はこの円柱を引っ張ってるバネを切断した。

    最終的には他のボリュームへ変更する。

    やたらと、ケーブルを噛むコネクタハウジングが

    使用されている

小音量で楽しむ私には、困りの種です。電動ボリュームは端からリモコン

がないので意味がありません。その機構が邪魔して一定なトルクが得られません。

なお且つ、ボリューム軸が曲がっています。(前所有者がぶつけちゃったか・・・)

しかも、ローレット刻まれているので、指が痛い・・・ ボリュームノブは

インナーとアルミの削り出しの面から剥がれています。結構なアルミの

質量があります。 最終的には、その他の4端子ボリュームと入れ替える

羽目になった。4端子ボリュームは動作がややこしい。大概が特殊仕様で

作られている。ソニーのTA-F222ESAの残骸にあった、チョット良さ気な奴

ですが、4端子目の抵抗値が本機と動作が異なりますが、大なり小なり

でいいでないかい?いまのところ問題なし。ソニーのヤツのほうが抵抗値

変化動作が少ないが、まあいいか・・・・ 回転角度も稼げたので良いかもしれない。

(ほんとに複雑だ、測定していると、嫌気を挿す)

本機(全抵抗100KΩ)のものは一般使用のΦ16だ、もう少しお金かければ

いいのにね・・・

ソニーの方がダイキャストケースでΦ20くらいだ、全抵抗が60KΩだが

特に問題になっていない。

それにしても、バイアスやオフセット調整用半固定抵抗器は樹脂の熱圧かしめ

は頂けない。やっぱり経年変化に難あり。ものすごくルーズになっている。

全て、別のタイプに交換した。

     東京コスモスの半固定に変更。

     ラインパッケージがダイナミックスーパーA回路

     のIC?(それともトランジスタの集積回路)

調整してもすぐズレる・・・、そんなコトして、デジタル入力でA級動作の調整時に

暴走して最終段のエミッタ側の10Ω2本を昇天させてしまった。

久々に狼煙を見た。それと、デジタルピュアA級バイアスの値を小さくすると、

パツパツノイズは無くなることに気づく。もしや、電源の劣化が大元ではないか

と思うようになる。

当初は謎のシングルラインのビクターカスタムIC(ピュアAのオペアンプ?トラン

ジスタ回路を集積化したもの)の付近がおかしいと考え、測定を行うが、

そんなに悪くない。次に疑ったのが、ダイナミックスーパーA級とデジタル

ピュアA級の切り替え回路部だ。

トランジスタと演算専用のNJM4200が複雑に構成されているところ。

    もう大変です。左中央の基板が謎の検知・監視

    回路基板。これもコネクタで2階建てになってます。

そこで、デジタル入力の場合の音楽データ(デジタル化された音楽のピーク成分を

抽出して、熱的、ピーク成分的に動作を切り替える作業を行う、それが行われると、

どうもパツパツノイズを誘発する。筐体内オレンジ色LEDがその動作を監視できる。

そんなことで、純A級動作20Wって、一体どんな音量で鳴らせば、それを超える

場合があるのか?(ほとんど、超えないのでは? 通常リスニングでそれは

ありえるのか?甚だ疑問がある)調整する前はデジタルの基準クロックが

か検知された瞬間、もうパツパツよ。 聞くに耐えれない。

かと言って、アナログ信号系のみアンプで聞くのも、当機の機能を活かし

きれていない。やっぱり、D/Aコンバータ使ってなんぼの世界。

80mV設定は強烈に発熱量が多い。(マニュアルより)その後、最大

150mVにできるとあるが、そこまでしなくても、良いでは?

                この中央のトランス直付けの電源回路基板

     この分解も、ソレはもう大変です。

     D/Aコンバータ側にあるフラットケーブルの

     接続を確実にしないと・・・ 検知・監視回路の

     ヒューズ抵抗が燃え上がりますよ・・・・

     驚くわ。もうパニックです。予想外だしね・・・・

     なんでL字やねん? 部品類は全て内側に配置だしね・・・・

     とにかく、省スペースが好きでメンテナンス性最悪です。    

実際には25mVに設定した。ダイナミックスーパーA級のときよりは

ヒートシンクは熱くなるが良いのでは・・・・

     一箇所のコネクタの検査用端子

     もう大変です。ミノムシが集中してます。

実はこの時点で、この動作がおかしいことに気づいていない・・・・

右チャンネルのプラス側電源ラインのヒューズ抵抗が切れていた・・・

それでも音が鳴るという非常に危険な状況であるが、2日間悩んでいた。

どうも、ダイナミックスーパーA級回路とデジタルピュアA級用の検知・

監視回路がマトモに動作していないようであった。

検知・監視回路の半固定抵抗器を弄ると、バイアス電流もいとも簡単に

ズレまくる。非常に危険だ。手に入れたときから、その状態でマトモな動作は

一切していない。音は途切れるは、パッツンパッツン、時には、強烈な発信音

を放つ・・・ 久々に心臓も負担がかかる。

兎にも角にも、このアンプは整備性が良くない。特に私のような、短絡的な

人間には相性が良くない。フロントパネル系を分解するのにも、さあ大変である。

こっちに基板を動かそうものなら、どこかが、邪魔して引っかかる・・・・

     もう、ワヤです。

フロントパネルのネジを全て外すと、どうなるでしょうか?

それはね・・・ トランスの土台が外れて重量部分がプラプラになるの。

もう大変ね・・・・ もっと筐体構造シッカリして欲しい。

やたらめったら、樹脂でできた止め金具が使われているが、使いにくい

ビクターのチューナーもそうであったが、基板をやたら、立体的に配置しすぎだ。

コネクタも多用している。ホントに生産ラインでよく作られたなと感心する。

ビデオも複雑怪奇な基板配置、ケーブルの嵐だから、当たり前なのか・・・?

あなたは? この電源分解してみたいと思いますか?

さあ、たいへんです。まずはトランスのぶっとい銅線のはんだを吸い取らなけれ

ばなりません。

どれだけ、はんだ吸い取り線食い尽くすねん?

ケーブルの押し込みロック方式は非常にメンテナンスが良くない。

裸のケーブル先端を差し込みハウジングに挿すが、ハマっていないところが

一箇所、気づかずに、電源投入!!(しかも、電源回路基板)

もう最悪です。検知・監視(ピュア)回路基板の電源ラインのヒューズ抵抗

が燃え上がりました。

おかしいなと、電源回路基板を外す。2回めだが、慣れない。

トランスのリード線引き出し部が基板に固定されて、電源基板と

はんだ付けでダイレクトに固定されている。取るのも一苦労。

(またかーと、思い悩む)

この基板を外すには、フロントパネルを分解しないといけない。

ほんとにどうやって組み立てたか、聞きたくなるほど、複雑怪奇です。

    この照明類はスイッチのところだが、

    フロントパネルを嵌める前に、ちゃんと内部から

    配置しないと適正な取り付けはできません。

    忘れちゃうんだよね。(もう一度組み直そう)

    中央上辺りのケーブルはこのように這わし

    てあります。D/Aコンバータのアナログ信号

    ケーブルです。複雑怪奇です。

ケーブルが全体的に短い。だけども、組み立て困難くらいに嫌になる。

電源ではかなりポカミス連発!! 電力制御のトランジスタ コレクタとエミッタ

間違えてはんだショートさせてしまった。なんかこのパターンのレジストは

見分けがつきにくい場所もエミッタの目の前だから、はんだ付けしてしまった。

バイポーラコンデンサが2ケあるが、容量を10倍にしてしまった。4.7μFを47μFへ

おうっ!!である。電源基板も何故か?90°折り曲げである。デカいブロックコンデンサの

ためとは言え、もっと工夫があるのではないか?

D/Aコンバータ基板は音声系回路はゴールド・ブラック化した。意外に電解コンデンサ

レス状態である。バッファーなどのオペアンプの箇所にも基板裏で実施した。

D/Aコンバータの構成は

YM3623(クロック:18MHz)→YM3404A(4倍アーバーサンプリング

←アーバーって?  今気づいた・・ オーバーじゃわい)

→PCM56P−J(シングル 4053でL・R切り替え)

改めて、YM3623ってちゃんとクロックを生成している。ただ単にXtalを駆動して

いるだけでなく、PLLで制御している。だからって、村田のセラミックレゾネータで

18MHzで発振されていたので、HC−49のXtalと交換した。

PCM56P−Jと回路図はしているが、パッケージに J のハンコなし・・・・

     左がこのアンプのもの、右はJ付きのD/Aコンバータ。

                    やっぱり、おとはJ付きのほうが良いように感じます。

     プラシーボ効果かな??? いや、そう聞こえる。

コレでも良いが、同年代のテクニクスのCDプレイヤーからPCM56P−Jを剥がして

交換した。プラシーボかもしれないが、J付きの方が音の抜けが良いと感じた。

PCM56−Pを交換した後はちゃんと半固定抵抗器で歪調整をしておきましょう。

J付きに交換したら、CDの小音量時に音が歪みます。調整していないからね・・・

     オペアンプもNJM5532DだがLME49720

     へ変更した。シュッとした感じでいいですよ。

     (シュっとした? ってどんな感じでしょう?

     清涼感があります。マジ・・・・?)

これは聴感でも、調整可能です。本来は特定の低いレベルのサイン波で歪を

最小に持って行くのだろうが、面倒くさくなったので、聴きながら適当に合わせた。

(意外に効果あり)

このアンプの音は当家にない音を奏でてくれる。 面白い、ソニーでもない

ヤマハの繊細さとは違う、NECのA-10Ⅳとは方向性は真逆だアキュフェーズとも

異なった中高域の表現方法である。(まっ、ビクターですからね)

何しろ、テスト中のスピーカーはNS-10MMだから低域は望めないが、

爽やかな中高域の鳴らし方は気持ちが良いです。

このアンプの面白いところは、バスコントロールが付いている。低域を少し

強めてくれる。信号系の切り替えはCMOSのアナログスイッチです。

CMOSの4066のスイッチもちゃんと電源ラインに小さなコンデンサを

充てがった。(ちゃんと動かしてあげたい。電源の質で歪が変化すると思います)

系統の切り替えは流石に小信号用リレーで切り替えます。

それと、なんと言っても、奥行きのあるフロントパネルの照明とインジケータ

が遠い世界へ誘います。

ホログラム表示のdigital PUAE Aが誇らしげに浮かび上がります。

     天板は3mm位の鉄板です。 重い・・・・

     アナログ時は3ケ共に点灯しています。

     デジタル入力だとクロックの表示のみ点灯。

その下にクロック周波数がいい感じで表示されます。

なんか浮かび上がって立体的に見えるんだよね。

全て、麦球で照らし出されています。

いやし系のアンプでしょうか・・・・?

早いところボリュームの変換を会社で暇見つけて、作り上げようかね・・・

また難題です。ソニーのボリュームは丸軸の短めですが、本機のボリューム軸は

40mmくらいあって、先端はローレット仕上げ・・・ どうやって繋ごうか?

結局は通常の丸棒でボリュームの固定用プラスチックとの勘合がタイトで

回転ずれしないので、そのまま押し込んで終了。

助かったこともある。DCアンプなので電解コンデンサの少なさが多少は

問題を少なくしている。ただ、右チャンネルの2SA1208が異常に発熱している

ので交換しようと思っている。意外にこのクラスのトランジスタの在庫が

がないことに気づいた。

まだ、サトーさんにあるみたいだから、仕入れておこう。

この三洋の2SA1208と2SC2910は自分はあまり馴染みがなく、判り難い。

お店で2SA1208と2SC2909をくださいと頼むと、ご主人の手が止まる・・・

ん? そうだっけ・・・? 2SAの方はチョット大きなパッケージだが2SC2909は

それよりも小さいから、違和感があると・・・確認してくれた。

調べてもらうと、2SC2910がコンプリとなっている。

パッケージも同じである。 

このアンプは2SA1207+2SC2909 の2SA1208+2SC2910両方共に使用され

ている。 電流容量で違うみたい。

本当に紛らわしい・・・・2SC2910が異常に熱くなっていたのは、ヒューズ抵抗

が切れかけていたのが原因でしょうか? 

指でパッケージの頭を触っただけで、瞬時に熱いくらいなので70℃近く

あるのでは? 嫌ので、小さなヒートシンクを取り付けた。本来であれば、

このパッケージにはヒートシンクを必要としないが、取り付けた。

取り付け方法は、頭をひねらないとできません。3.5sqのΦ4の丸型圧着端子

を加工してネジ止めした。(これには3日悩んだ)

前所有者が調整だけで動作させようとしていたので、デジタルピュアA級バイアス

が右と左で半固定抵抗器の調整量が2倍くらい角度が異なる。

それでなおかつ、ノイズや音が出ない、とかなると、もう、大変です。

(どれが正解かわかりません。)

ホントに、切り替え回路や電源電圧変更回路のあるアンプは大変です。

わけのわからん切り替え回路をあまり頼らないように、

ダイナミックスーパーA級は確実に調整して、デジタルピュアA級バイアスは

異常動作しない程度で検知・監視回路が切り替え動作しない範囲で

調整して、30mVくらいで調整を終了とした。

(チョット嫌気が差してきた。フル調整してもそのレベルまで音量上げないしね)

これらのバランスが崩れると、入力切り替え時などにポツノイズや発振音、

ハムノイズを誘発してしまう。

正しい調整になっているか不明だが、もうこれでいいや。

透明感がある音を出してくれます。コレはこれで心地よい。

今回も嫌気が差したのは、電解コンデンサの固定用接着剤がリード線を

腐食させて今にも切れそうな勢いであった。

   線がやせ細って、良くない。錫めっき線へ交換。

     上記の裏側、手持ちのコンデンサの関係で

     2200μF+1000μF+0.33μFで構成。

     効果あるかな。(プラシーボの範囲で・・)

     この構造材の真下にリード線が渡されている。

     はんだ付けしにくい。

このような場所は何故か機構部が込み入っている箇所が多い。

     増幅系の初段付近の電源回路部、接着剤で

     リード線を総交換する。そのうちの一本が

     右側のプラス側のはんだ付け箇所にクラック

     発生。良くないことだ。(少しビニールシース

     溶かしちゃった)

     表は2200μFなので、オマケで22μFを

     パラッた。

何でそうなるかね? ワザとか?交換に手間取った。

いささか、私の技量ではここまでが限界であるが、面白いアンプです。

ハイテク機は非常に難しい問題が残りますが、透き通った音質に

出会うことができました。

3時間連続で聴いていますが、異常動作は起こしていません。

大丈夫かな・・・・・

 それでは、コロナに負けぬよう、ご安全に。

(手洗いとマスク忘れないように・・・睡眠も取りましょ。もう寝よう。

明日は臨時休業です。 英気を蓄えよう。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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