宮城の作家希望

作品など

女神の告白

2020-08-03 07:58:00 | 小説
その時
『そうだ、お前の考えどうりだよ』
女神のテレパシーが入った。多少の躊躇いも感じるが言葉ははっきりしていた。
『私とあの人は愛し合い娘は生まれた、事は間違いない事実です。ですが、あの人は今の亡き妻と結婚した。政略結婚だと思いましたが本当に愛していると知り、私はこの国を去りナーガを建国したのです、女神らしくないですね』
最後の言葉には恥じらいが含まれていた。

ならば責任をと言うと『既にとりました。この国を自力で守ると宣言し実行しています。これがあの人なりの誠意なのてす』と言い切った。
加えて王の言葉として『愛に最初も最後も無いだろう、気がついたら愛していた』のだと。
単なる弁明にも取れるが女神はその言葉を信じたらしい。

エレにも伝えたと言うが
心中を察しかね心さんに尋ねると『いいネタをありがとう』と、こうだった。どこまで本気なのか計り知れない人だ

グランデシア王は良しとしてエレとローレルロールの関係は、この事はまだローレルロールは知らない。後はエレ次第だね、答えはまだみたいだし。心さんはどう思う。
『煩い』