中国で、韓国式のオンドルが人気というニュースです。
オンドルっていうのは、床暖房と思っていただいたらいいです。
昔からある韓国の伝統的な暖房システムです。
日本でも1000年ぐらい前に一時オンドル形式が見られたのだが
またすぐに消えてしまったという歴史があるみたいです。
きょうは中国で最近、この韓国式のオンドルが新しいアパート・マンションに応用され
人気を呼んでいるという話題。KBSニュースからです。
**********************************************************ここから引用。
<アンカーコメント>
最近、中国ではオンドルの韓流ブームが吹き荒れています。
韓国式オンドル文化が人気をよび、
韓国業者も本格的な中国市場の攻略に乗り出しました。
ヂョン・ヂョンフン記者です。
<レポート>
中国内陸都市のシアンでは最近、マンション工事の真っ最中です。
このアパート団地には、家ごとに韓国式オンドルを設置しています。
暖かい水が通るパイプを敷いて床を作ると韓国式オンドル暖房が完成されます。写真あり。
既存の中国のマンションに設置されていたラジエーターよりは暖かくて効率的で人気が高いために、
分譲価格も20%ほど高いです。
<インタビュー>グォパン(オンドルマンションの居住民):
「(暖房器は)空間を占めて加熱すると壁がよごれるけど、このオンドル式の暖房は、
床にパイプを埋めて床全体を温めるため暖かくてきれいです。」
2012年の一年間、中国でこのように韓国式オンドル・ボイラーを設置したマンションだけで10万世帯にもなります。
韓国のオンドル文化が人気をよぶと、国内企業は現地法人や工場まで立てて、
製品の生産と販売まで本格的に中国市場攻略に乗り出している。
2000年に初めて中国市場に進出したあるボイラー会社は、12年後の今、販売量が30倍も増えました。
<インタビュー>キム・ビョンゴン(キトゥラミボイラー中国法人長):
「ボイラー自体よりはオンドル文化の優秀性について説明すると、
中国人たちもオンドル文化を好きになって自然に売上げに反映してきている状況です。」
「オンドル韓流」が、中国人の奥の間まで進出しています。
(http://news.kbs.co.kr/news/NewsView.do?SEARCH_PAGE_NO=&SEARCH_NEWS_CODE=2784062)
**********************************************************ここまで引用。
中国ではこのようにかなりの人気を呼んでいるオンドル方式。
日本ではいかがでしょうか。
床暖房はかなりなされているとの噂も聞きますが、実際のところはどうなんでしょうか?
とても便利で効率的でうれしいですよ。オンドル。
bacsa
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書評:one Korea daily news
日本ではオンドルが普及しなかったのは夏の湿度対策があると聞いたかとがありますが・・・本当でしょうか?
定着しなかったようですね。(誰かの意見の受け売り;;;)
カビ発生の原因になるからという意見もあるようですが、
一番はやはり韓国の「大陸性の寒さ」じゃないかと
わたしは思っております。
きょうもマイナス10度とか場所によってはマイナス16度という
気温です。
ここ天安もマイナス8度くらいです。
本来のオンドルは、床の下にかまどからの温風を通して温める
システムですよね。飛鳥時代に伝わったのが本当だとすると
温風式のオンドルのはずです。
これですと今の温水を回すシステムとはちがって
カビはあまり発生しないような気もするんです。
ですからネットなどにあるような「かび」のため、という
原因説はどうもちょっと受け入れがたいものがあります(わたしは)。
こたつがあればなんとかなったからじゃないのかなと思っています。
韓国や満州のほうだったら、こたつでは全く寒くて過ごせません。
オンドルで部屋全体をあっためることが必須条件だったと思います。
この点では、北海道のアイヌの文化では
どんな暖房システムを発達させていたのかについて知りたいですね。