先日記事にした▲3七銀急戦超速攻【超力戦】が、某有名掲示板で取り上げられていました。
関心を持って頂ける事はとてもうれしく思います。^-^
その中で、第1図から△1四歩に▲5八金右(第2図)にはどうするかとありました。
今回は、▲5八金右に対する私なりの研究を述べたいと思います。
第2図からの指し手
△5七歩成▲同銀△5六歩▲4六銀△4四歩(第3図)
◇歩越し銀には歩で対抗
このタイミングで△5七歩成と▲5七同銀を限定しておき、△5六歩と利かせておきます。
(▲5七同金は△5六歩▲4六金△1三角▲2一飛成△4六角▲同歩△5七金▲同銀
△同歩成▲7八玉△2二飛=A図で後手十分。)
王手飛車を避けるには▲4六銀しかないのですが、ここで△4四歩が格言に忠実な
習いある一手です。
第3図からの指し手
▲2三飛成△4五歩▲同銀△1三角▲2四歩△2二飛▲3四銀△7二玉(第4図)
◇心の余裕△7二玉
第3図からの▲2三飛成では▲2八飛も有力で、△4五歩▲同銀(B図)なら
2010.9.21 C級2組順位戦 ▲上野裕和五段vs△村田顕弘四段に合流します。
以下、△1三角とすると、▲2四歩△2二飛▲7八玉△2四角▲2三歩△同飛▲4六歩(C図)
で切らされてしまいます。
実戦例を踏襲して△3三桂と跳ねて▲5三歩に、△同飛と変化します。
▲5四歩の連打に、ここで△5七歩成を利かすのがポイント。
どうせ取られるのであれば、依然銀取りですし金を吊り上げた方が得ですよね。
▲5七同金に△5二飛▲5六銀△5四飛(D図)で歩の損得無し。
ここからうまく捌けるかが勝負の分かれ目でしょう。
▲6五歩や、▲2四歩などの手がパッと見えます。
後手は、△8四飛や、△2五歩~△3五歩などを狙って行きたい所です。
変化は難解で結論を出すのは難しそうです。
捌きのアーティスト久保利明棋王・王将であればどう捌くのか見てみたいものです。^-^
本譜▲2三飛成であれば、△4五歩▲同銀と銀をどかして△1三角が厳しい一手。
▲2四歩に△2二飛▲3四銀に、△2三飛は▲同銀成(E図)で角が死んでしまうのでご用心。
また、△2四角も▲同龍△同飛▲3五角(F図)で飛び上がる事に…。
ここは△7二玉(再掲第4図)が冷静な好手で、F図の王手飛車の筋を無くして
△2四角の実現を目指しています。
先手は△2四角を防ぐ上手い手が無く、後手に技を掛けられていると言えるでしょう。
以上になります。
▲5八金右(第2図)は△4四歩から歩越し銀を狙えば十分と考えていましたが、
D図は難解で互角と言えるかもしれません。
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その中で、第1図から△1四歩に▲5八金右(第2図)にはどうするかとありました。
今回は、▲5八金右に対する私なりの研究を述べたいと思います。
第2図からの指し手
△5七歩成▲同銀△5六歩▲4六銀△4四歩(第3図)
◇歩越し銀には歩で対抗
このタイミングで△5七歩成と▲5七同銀を限定しておき、△5六歩と利かせておきます。
(▲5七同金は△5六歩▲4六金△1三角▲2一飛成△4六角▲同歩△5七金▲同銀
△同歩成▲7八玉△2二飛=A図で後手十分。)
王手飛車を避けるには▲4六銀しかないのですが、ここで△4四歩が格言に忠実な
習いある一手です。
第3図からの指し手
▲2三飛成△4五歩▲同銀△1三角▲2四歩△2二飛▲3四銀△7二玉(第4図)
◇心の余裕△7二玉
第3図からの▲2三飛成では▲2八飛も有力で、△4五歩▲同銀(B図)なら
2010.9.21 C級2組順位戦 ▲上野裕和五段vs△村田顕弘四段に合流します。
以下、△1三角とすると、▲2四歩△2二飛▲7八玉△2四角▲2三歩△同飛▲4六歩(C図)
で切らされてしまいます。
実戦例を踏襲して△3三桂と跳ねて▲5三歩に、△同飛と変化します。
▲5四歩の連打に、ここで△5七歩成を利かすのがポイント。
どうせ取られるのであれば、依然銀取りですし金を吊り上げた方が得ですよね。
▲5七同金に△5二飛▲5六銀△5四飛(D図)で歩の損得無し。
ここからうまく捌けるかが勝負の分かれ目でしょう。
▲6五歩や、▲2四歩などの手がパッと見えます。
後手は、△8四飛や、△2五歩~△3五歩などを狙って行きたい所です。
変化は難解で結論を出すのは難しそうです。
捌きのアーティスト久保利明棋王・王将であればどう捌くのか見てみたいものです。^-^
本譜▲2三飛成であれば、△4五歩▲同銀と銀をどかして△1三角が厳しい一手。
▲2四歩に△2二飛▲3四銀に、△2三飛は▲同銀成(E図)で角が死んでしまうのでご用心。
また、△2四角も▲同龍△同飛▲3五角(F図)で飛び上がる事に…。
ここは△7二玉(再掲第4図)が冷静な好手で、F図の王手飛車の筋を無くして
△2四角の実現を目指しています。
先手は△2四角を防ぐ上手い手が無く、後手に技を掛けられていると言えるでしょう。
以上になります。
▲5八金右(第2図)は△4四歩から歩越し銀を狙えば十分と考えていましたが、
D図は難解で互角と言えるかもしれません。
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先日発売された書籍の「豊島将之の定跡研究」
でも超力戦は少し触れられていました。
しかし、中田功新手△5六飛は触れられていないので
実戦で使えると思います。
どんどん試してください。^^
あと、山木新手△1四歩もヨロシクです。^-^
なるほど、68玉型で銀を出させてはいけないということですね。
当然24歩とくるのですが、これは互角に戦えると思うので研究してればかせぐことができますね^^
なかなか気づかないですよ。
すごいです!