涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

ママの味?母の味?

2006年05月15日 | Weblog
朝食を食べないと集中力がつかない。
うん、それはあたりまえだな。
自分が小さい頃は腹が減って起きたもんだ。

小さいときからうちの実家は朝食はほぼ毎日茶粥でありました。
ほうじ茶を晒しの布で出来た袋に入れて粥を炊きます。
これを「茶ん袋」といい、台所に干してあるんだけど、
何度も使うので濃い茶色に変色して初めて見た人にはこれ何?って感じ。
九州から嫁に来た同僚が、汚い布があるので捨ててしまってしかられたとか。
(あ、ほうじ茶を濃い目に入れてそれで炊いてもOKですよ)
米一合に水六合くらいの割合。
最後に塩少々を加えてできあがり。
シャブシャブのお粥です。
自分は圧力鍋で、沸騰してから5分ほど炊きます。

米二合あれば家族5人が腹いっぱい。
経済的な朝食。その上昼までに腹が減って昼食おいしいよ。

おかずは家でつけた漬物に梅干に、せいぜいめざしを焼いたものか卵焼き、青菜のお浸し。

夏は冷やして、あるいは熱い白いご飯にかけて、
はったい粉をまぜて、あられをまぜてと、
さまざまなバリエーションもあります。

中学・高校時代にはさすがに腹持ちの悪さに耐え兼ね、
パンと牛乳、野菜ジュース、オムレツ
といったような洋食にしてもらったのだが、
今回の入院を引き金に朝食は3回に2回の割でお粥にもどった。

病院の粥は白いお粥でしたが、退院してからは茶粥です。
茶粥を食べると小学校頃の朝食風景が思い出される。
人間って不思議なものですね~。

この日曜日にちょっと用事があって奈良公園に行ってきた。
茶粥定食1000円ってのがあったので試しに注文。
う~ん、これで1000円?
うん、俺の方がおいしいな。
でもけっこう注文している観光客が多いんだな。
「おいしい~」なんて言っているんだ。
心の中で、「うちにきたらもっと美味しいのを食べさせてやるのに」
と思いつつ、美味しいといってくれたことになんとなくうれしい気持ち。

皆さんは朝食食べていますか?



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