さて、国立博物館に行く前に新公会堂に行ってきました。
新公会堂は国際学会が行われていましたが、
受付で尋ねると庭園は一般開放しているということでしたので、庭園に入ってあの桜を見に行きました。
結構穴場!広い庭園にだれも居ません。
今回目指す桜は左の写真のまだ左側。
緑の木々の間から見えている桜です。
とりあえず右のほうに桜がみえていたのでそこへすすみます。
途中に、タンポポの蜜を吸うモンシロチョウに出会いました。
左に見えているのが「八重紅枝垂」、右に見えているのが「紅豊」だそうです。
その先には「江戸彼岸桜」の巨木。
木蓮も咲いています。風が吹くと大きな花びらが舞います。
道端にはカタバミやスミレが咲いています。
薄紫色のサツキが咲いてるのを発見。
このような石の階段を昇って行きます。
けっこうキツイ!
道の脇には楓が葉を広げています。
奈良公園といえば馬酔木ですよね。
道端には蕨もみつかります。
「石走る 垂水の上の さわらびの
萌え出づる春になりにけるかも.」(志貴皇子:万葉集)
さて、到着です。
周囲を見渡すと、昨日フェンスの間から覗いた場所に間違いありません。
何本もの高い桜が満開です。
どれも種類が違うようで、枝の形、花の色、花びらの様子が違います。
地面を見ると花びらのじゅうたん。
少し下りたところになにやら休憩できる小屋がありまして、
そこで一服。持ってきた熱いお茶を一杯。
周囲を散策すると立ち入り禁止の札が。
奥を見るとカタクリが咲いているようです。
踏み荒らされないように立ち入り禁止にしているんですね。
初めてみた、カタクリ。
高校の古文の時間に習った覚えがあります。
「もののふの 八十娘子らが 汲みまがふ
寺井の上の かたかごの花」(大伴家持:万葉集)
花は下向きに咲くんですね。
空一面桜に覆われ、桜を堪能した後、丘を下ります。
足元に何かあたるな~と思うと、あちこちから筍が芽を出しています。
おいしそう・・・
30日限定ですが、
デジブックに他の写真もアップしています。
http://www.digibook.net/d/0884871f8199a68c3e7ccc63969f3043/?viewerMode=fullWindow
http://www.digibook.net/d/9d5483ff815dacc4a61c44f3d686b015/?viewerMode=fullWindow
誰もいないわ、桜は立派なのが満開でいっぱいあるわ、カタクリまで生えてるし(なんと竹の子まで)すごくいいところですね。知らなかったなー。すごく行きたいです。自由に入れるとは知りませんでした。今度時期が合えば是非行きたいです。
でもやじさんのパーフェクトレポートで画面上で楽しめました。ありがとうございます。
それにしても新公会堂の桜さんは、しっかり咲いてますね。長谷寺さんも文殊院さんもすっかり散り始めでした。
ここを訪れることはありませんでした。
国際学会の最中で、外国人がたくさんロビーにいらっしゃって討論中の中を、カメラをぶら下げて通り抜けるのは結構勇気が要りました。
ちょっとヘビーな坂道でしたが、それに見合う美しい桜にカタクリでした。
来年も今頃がいいですよね。