週末うちに泊ったドイツ人カップル(♂&♂)、
ドイツでは男性同士の結婚がみとめられているとか。
夫夫です。
そもそもなぜこのドイツ人と知り合いなのかといいますと、
自分が学生時代からお付き合いさせていただいた元々カレの友人なのです。
カレは大学を卒業した後、ドイツ文学の研究の為にドイツの大学に数年間留学しており、
その際に彼らにであったらしいんですよね。
で、自分が卒業して就職するまでの間の約40日、
ヨーロッパ(オランダ、ベルギー、ドイツ、オーストリア、イタリア、スイス)を
貧乏一人旅をしたのですが、
そのときドイツでの数日は彼らのところに泊ることができるように手配してくれたんです。
フランクフルト近郊の町、いや村。
畑の中にポツンとある一軒屋。
電機も水道も通っておらず、夜はランプとロウソクの灯りしかなく、
やたら星が美しかったのを覚えています。
トイレを使ったら、井戸からバケツに水を汲んで流したのを覚えています。
あれから23年。
お互い様ですが凄く変っていました。
自分は髭が生えて短髪にしていますし、
年下のドイツ人は、その頃は長髪を後で束ねてポニーテールにしていたのに、
今は金髪に染めて、パンク風の髪型。
そのドイツ人は今HIV啓蒙のボランティアをする活動家。
先日ドイツの町ギーセン(Giessen)で行われたゲイパレードCSDを企画、実行したそうです。
その模様はYou tubeでも見ることができます。
で、そのほかに所謂ハッテン場に、医師、カウンセラー、ボランティアスタッフを乗せて出向き、
そこでHIV迅速検査を行っているようです。
HIVだけではなく、B型肝炎ワクチン接種の薦め、HPVワクチン接種の薦め、
セーフセックス、など手広く活動されているようです。
で、「日本では検査は気軽にできるの?」って聞かれまして。
奈良市は平日午前中、予約で無料検査ができるけど、と応えると、
「そんなの働いている者は行けないでしょ?」
「えっと、そういう人は大阪に行くんですよ」
「そんな面倒くさいことしてたら、悪くなってしか行かないんじゃない?」
逆に自分からは
「日本ではHPVワクチンは中学1年の女性が対象で、男性には認可されていないんですよ」
「え?だって、男性だってアナルセックスやオーラルセックスで陰茎癌、肛門癌、咽喉頭癌になるし、
特にMSMはストレートの男性よりも十倍以上肛門癌、陰茎癌になりやすいし、
HIV感染者はさらにその5倍くらいなりやすいんだよ。
だからゲイの男性にはできるんだ。オーストラリアやアメリカでは男性も接種対象だよ」
しらなかった・・・
ちなみに「HPVワクチン」は日本では「子宮頸がんワクチン」と呼ばれていて、
そのため、男性には接種しない、あるいは必要ないと思われています。
彼らは英語ペラペラで、難儀しながらの会話でした。
私はB型肝炎が見つかりHIVが見つかりましたから リスクを減らすうえでは ワクチン打ってほしいですね。相方は 監査ののちB型肝炎ワクチンうちまして 抗体ができているのか結果待ち。相方を思えば申し訳ない限り。
やじさん あなたに出会えてよかった。
こうして話せる人はいませんから。
自分は英語を聞き取ることが苦手なので、
基本的には筆談が多かったです。
今は世界はB型肝炎に関しては、母親がB型肝炎ウイルスキャリアーである時のみ、保険診療でB型肝炎ワクチンを接種することができるのですが、それ以外は自費接種。
いまや世界はそれこそグローバルワクチンとして、全ての子どもに、生後すぐに接種をするようです。
日本のワクチン行政はアジアの中でも一、二を争う後進国のようです。
うちの相方は検査をしてB型肝炎に罹患していなかったので、ワクチン接種しました。
昨今仕事でも語学が多少はいるので 少しはまた勉強しなおさないと・・・<m(__)m>
リスクはあっても ワクチン接種が安全にできるようになるといいですね