今日は朝から大阪日本橋にある国立文楽劇場で、
4月公演を観てきました。
第一部「玉藻前曦袂」、「心中宵庚申」。
本日一部の絵看板です。
今回の目的は心中宵庚申。
夫婦愛と孝行との葛藤から心中へと追いやられる苦衷を描いた作品。
主人公はお千代と半兵衛。夫婦なのに心中するんです。
近松門左衛門円熟期の作品です。
今回は中之巻「上田村の段」と下之巻「八百屋の段」「道行思ひの短夜」です。
本来は上之巻が付きます。
上之巻には衆道契りの場ってのがあって、半兵衛の弟を見初めた侍と奴が
彼と若衆道の取り持ちを半兵衛に願い出る、そんな場です。
中之巻、上之巻との筋の繋がりが殆どないので、上演されるのを観た事ありません。
話のいたるところに京・大阪の地名が出てきます。
玉水、山城、高麗橋、常盤町、道修町、うつぼ町、生玉。
こういうところが、親近感を覚えるところですね。
近松の浄瑠璃は本当によくできています。
有名な世話浄瑠璃だけでも
曽根崎心中、堀川波鼓、冥途の飛脚、夕霧阿波鳴渡、
大経師昔暦、生玉心中、鑓の権三帷子、心中天の網島、
女殺油地獄・・・
きっと高校の古文で「新口村」なんか読んだ事があるんじゃないかな?
「冥途の飛脚」の一部なんだよね。
近鉄電車で吉野から京都へ向かうと、
各停しか停まらないけど、「新ノ口」って駅があります。
大阪から2人が逃げてきたんですよね・・・。
逃避行。ちょっとあこがれてしまいます。
ミクシでうちの相棒にコメントをいただいた、ありがとうございました。とても喜んでおりました。
趣味と言えるものはそんなに多くないのですが、
今は習字と文楽、歌舞伎くらいです。
病気を機に仕事を半分以上減らして、
余暇ができたせいでしょうか。
自分の楽しいと思うことができるようになりました。
願わくば、週休二日になれば旅行もしたいですが。
新しい仕事はいかがですか?
いまの会社は去年の夏に二ヶ月インターンシップをやって、内定をもらったところなので、少しは慣れてます。 なによりも、いままで学生として彼と同居して、殆ど養ってもらってるような身分でした。これからやっと食費や生活費半分ずつできますので、嬉しいです。