ゆるゆる、さらさら♪てけてけ♪

おばナース修行も10年目になり、看護小規模多機能型居宅事業所にいます。手話通訳士としても活動中。

井上ひさしさん♪その2

2010年07月30日 08時51分49秒 | 読書・多読
この作品、全部読んだわけではないのですが…

お友達との待ち合わせで、玉川図書館に行ったので…ついでに前から気になっていた言葉を探したのでした


以前にブログにかいた井上ひさしさんの追悼番組に出演していた女優さん(大竹しのぶさん)が、

「井上先生が私たち役者に語らせた言葉を本当に大切にしていかなくてはいけない…」とお話しされていました


多分自分が演じた(すみません私はお芝居を観てないので)林芙美子のセリフを引用されていて…

とっても気になったので…。林芙美子を題材にした井上さんの作品が「太鼓たたいて笛ふいて」なのは一応知っていたので…(一応ファン

探したら…ありました。


で、あわてて芙美子が語ったセリフを手帳にメモしてきました皆さまにもご紹介…知ってる方はごめんなさい



…もっと書かなくてはね、あなたの…あなた方のつらさを苦しさをもっと書かなくてはね。

それから無事だった者がどんなにすまないと思っているかも書かなくてはね。

歴史の本は私たちのことをすぐに忘れてしまう。だからわたしたちが、どんな思いで生きてきたか

どこでまちがって、どこでその間違いから出直したかいまのうちに書いておかなくては。

戦さがなんだかんだと無駄な欲ばかりで、わたしたちが自分で地獄をつくったということを……

そんなことより、深谷のネギや練馬の大根や銚子のイワシや水戸の納豆や北海道の玉ねぎや

瀬戸内の鯛のほうがずっと大切だということを…



そういえば、井上さんの作品の「父と暮らせば」の中にも、主人公の女性が、「生き残ったしまったことの申し訳なさ」を語るところがありました。

戦争で亡くなった方、大切な家族を失った方のつらさもそうだけど、生き残った人間のつらさにも焦点をあてられてました。

井上さんの大切なテーマの1つだったのかもしれないです…

で、わたしは実は林芙美子という作家をあまり知りません。

森光子さんの舞台「放浪記」をテレビでちょこっと観た程度でしたが、改めてもう一度どんな作家だったのか、作品を読んでみようかなと思いました。

毎日のくらしの中で、「おやっ」って感じる言葉、うまく拾うチャンスがあるとうれしいですね。

その言葉がずーっと大切な宝物になるかも知れないですものね

ここまで、書いて先日の柳田邦男さんの講演の内容を思い出しました。

これもすてきな言葉を聞いたんだった


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