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物語の入口

2023-07-31 | 日々のこと
週に何度か続けている、朝のウォーキング。
夏になると、いつもの道が深い緑におおわれます。

なんだかね~

ここを歩いていると、物語の中に入っていくような・・・
不思議な感覚。


たとえば・・・



フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』(岩波文庫)。
(真夜中ではないけどw)時を超えて、誰かと心が通じ合うような・・・




バーネット『秘密の花園』(新潮文庫)
メアリーが見つけた花園の扉が、目の前に現われるような・・・




あるいは、朽木祥『月白青船山』(岩波書店)のように
歴史を追って、緑の中に分け入りたくなって・・・


かつて読んだ本や、最近読んだ本の
主人公のように、わたしも
物語の世界に、ここから入って行けそうで・・・

ワクワクしています。



グレイヘアのオバちゃんながら・・・
子ども達が活躍する物語が大好き♫
今も、気になる本は、できるだけ読んでいます。


キース・カラブレーゼ『希望のひとしずく』(理論社)も
そんな一冊でした。

敬愛する代田亜香子さんの翻訳・最新刊ということで
読み始めましたが・・・

予想を、はるか、はるかに超えた、素晴らしい1冊で、
久々に、目の不安を忘れ、一気読みしました。
こんなに物語でドキドキするのって、いつ以来?


御翻訳の亜香子さん(気安くて失礼!)いわく・・・

「なんてあったかくて、なんてワクワクして、
なんてかわいい物語なんだろう」と
読後、胸の震えがおさまらなかったそうです。



アメリカのとある田舎町・・・
三人の中学生が、町の古い井戸に興味を持ったことから、
不思議な大きなうねりに巻きこまれて・・・

気づけば、町のみんなが、
ちょこっと優しく、幸せになっていていた、というお話。
わたしも、町の一員になって、うれしがっていました。



読書記録は別につけており(「ぴあ野の本棚」)、
ここでは、本の話題は控えていますが・・・
これは特別!

わたしの、2023年ベストブック決定かもしれません。
(とりあえず暫定w)

明日から、ウォーキングで、
不思議な古井戸へ歩く気分になることは
まちがいありません!

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おつきあいいただき、どうもありがとうございます。

気づけば、7月最終日。
暑い暑いといっていたら、まぁ!

どうぞ「優しい風が吹きますように」

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