週に何度か続けている、朝のウォーキング。
夏になると、いつもの道が深い緑におおわれます。
なんだかね~
ここを歩いていると、物語の中に入っていくような・・・
不思議な感覚。
たとえば・・・
フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』(岩波文庫)。
(真夜中ではないけどw)時を超えて、誰かと心が通じ合うような・・・
バーネット『秘密の花園』(新潮文庫)
メアリーが見つけた花園の扉が、目の前に現われるような・・・
あるいは、朽木祥『月白青船山』(岩波書店)のように
歴史を追って、緑の中に分け入りたくなって・・・
かつて読んだ本や、最近読んだ本の
主人公のように、わたしも
物語の世界に、ここから入って行けそうで・・・
ワクワクしています。
グレイヘアのオバちゃんながら・・・
子ども達が活躍する物語が大好き♫
今も、気になる本は、できるだけ読んでいます。
キース・カラブレーゼ『希望のひとしずく』(理論社)も
そんな一冊でした。
敬愛する代田亜香子さんの翻訳・最新刊ということで
読み始めましたが・・・
予想を、はるか、はるかに超えた、素晴らしい1冊で、
久々に、目の不安を忘れ、一気読みしました。
こんなに物語でドキドキするのって、いつ以来?
御翻訳の亜香子さん(気安くて失礼!)いわく・・・
「なんてあったかくて、なんてワクワクして、
なんてかわいい物語なんだろう」と
読後、胸の震えがおさまらなかったそうです。
アメリカのとある田舎町・・・
三人の中学生が、町の古い井戸に興味を持ったことから、
不思議な大きなうねりに巻きこまれて・・・
気づけば、町のみんなが、
ちょこっと優しく、幸せになっていていた、というお話。
わたしも、町の一員になって、うれしがっていました。
読書記録は別につけており(「ぴあ野の本棚」)、
ここでは、本の話題は控えていますが・・・
これは特別!
わたしの、2023年ベストブック決定かもしれません。
(とりあえず暫定w)
明日から、ウォーキングで、
不思議な古井戸へ歩く気分になることは
まちがいありません!
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おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
気づけば、7月最終日。
暑い暑いといっていたら、まぁ!
どうぞ「優しい風が吹きますように」
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