みちのくバイク人

伝統になる?

新巻鮭を食べながら思った。

毎年、この時期になると風物詩のように登場する新巻鮭。
でも、これ保存食なんですよね。

冷蔵庫や冷凍庫が無かった時代、冬のタンパク質接種にその効果は大きかった。
塩漬けされ、乾燥された鮭は、濃厚な味もあって、冬にぴったり。

でも、現在は流通も発達し、保存もできる。
すると、新巻鮭のポジションが見えなくなってしまう。

そう、消えゆく食のひとつになるのでは...。
作り方も干し方も消えてゆくのです。

さて、こんな話が記憶に残っています。
生前、父親が言っていました。
「今の人たちに合わせて、塩を控えた新巻鮭を作る必要がある」と。
そして、母親が言います。
「塩辛いから新巻鮭だ」

新巻鮭の存続を願えば、食して頂く事を考えれば、塩を控えるのは当然。
でも、本当の新巻鮭を残すことも当然。

だったら、2種類作ろう!という結論になる。
そう、2種類作ったのだ!。

甘い新巻鮭を先に食して、無くなれば塩辛い新巻鮭に変えてゆく。
サッパリした味から濃厚な味まで楽しめる。
塩辛ければ、塩抜きすればいい。

すると、見えてきた。

あの、濃厚な味は残したい。
新巻鮭に明日が見えてきた!?。
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