こころの旅 〜伊豆片瀬温泉〜

生活に仕事に行き詰まったとき僕は旅をします。それほど遠くなくてよくて、都内からだと伊豆あたりが最適なのでしょう。伊豆も広いから正確には東伊豆です。気候も暖かくて、偶に大雨降るけど余生はこんなところで過ごしたいなといったところ。もちろん愛すべき彼女と一緒にという条件はつきます。なんといっても温泉がよいのでしょう。基本とろとろの塩化物泉で気を使うことはありません。明治の頃から小説家やいわゆる芸術家、官僚のご家族などは冬場や夏場ここへ来て体を労ってまいりました。近年では東京から１時間ちょいの近場のリゾート地として人気があります。ここは温泉地ですが食い物も旨いです。ただし長逗留してると必ず魚に飽きてきます。蕎麦うどんラーメン・カレーが恋しくなるのです。その受け皿がちゃんと用意されてるのが伊豆なのです。

今回連休は伊豆に行ってくるよと職場で話したら、私も行きたい。でもそうなると僕と婚約（ポッ）という女性がいて、離婚したのかな。妙齢でモデルもこなす才女で、まるで梅桃桜が一斉に咲いたようなそんな女性です。半年くらい一緒に仕事してますが、息が合うと最高の達成感がえられる相棒でもあります。あと十数年したら僕は引退なのですが、新たに何かをやってみたい、その女性のためにと思わせます。

僕は今後一切を引き取り、会社を辞して新たに事業を始めるつもりです。

なーんてこと考えながらの一人旅です。WEBで彼女の紹介写真を眺めながらそんなこと考えてました。

2022/03/21　12:55　東海道線踊り子車内　GeminiPDA