研究留学ブログ~ボストン~

留学までの準備段階、ボストン留学の記録など

日本語ガイド最終日(Nov. 3)

2006-11-05 10:45:20 | ボストン観光
今日が最終日。前日に歩き倒したおかげで疲労が残っていましたが、今日はFreedom Trailを半分だけ歩くという予定でしたので、気合で乗り切ることにしました。

朝はStarbucksでコーヒーとマフィン。Newberry通りも飽きたので(笑)、Commonwealth Aveの並木通りを歩いてPublic Gardenへ。Public Gardenを抜けてBoston Commonに到着、いよいよFreedom Trailの出発です。バラバラにFreedom Trailを歩いたことはあったのですが、きちんと「赤い線」に沿って歩くのは今回が初めて。途中でBordersに寄ってアメリカの本を何冊か購入、旧州議事堂、ファニュエルホール、Quincy Marketで本日の予定は終了。Quincy Marketでは父親の知り合いの方が観光をしていたようで(世界は狭い)、何でも日本の製薬会社の人たちが観光もとい研修に来ているそうです。MerckやNovartisなどを回ったのでしょうか。Quincy Marketで食事をしていると別の日本人の集団がいました。関西弁をしゃべるオバちゃん集団でしたけど、連休を利用して東海岸を回っているのでしょう。

Quincy Marketから行くあてが無かったので、前日に断念したBeacon HillとCharles St.の散策に。ここはBlack Heritage Traiと呼ばれていて、アメリカ植民地時代にニューイングランドに貢献した黒人たちの足跡をたどる史跡が点在しています。またBeacon Hillのど真ん中にはSuffolk Universityの建物があるようです。

Charles St.を抜けてPublic Garden、そしてホテルに到着。買い忘れのお土産を買うために再びFilene's Basementへ。といってもDowntown Crossingの店ではなく、Trinity Churchのはすむかいにある建物内。比較的新しい店内で、本店(?)の雑然とした雰囲気に比べてきちんと整理されて品物が展示されています。

ホテルに帰りましたが、やっぱり疲れのために夕食を食べる気力がわかず、そのままダラダラ。夕方6時半に別れて、そのままPark Street ChurchのScientific Writingコースへ直行。普通なら歩ける距離ですけど、さすがに疲れていたのでGrenn Lineを使いました。

授業の最後にThanks Givingのパーティーの案内告知。アメリカ全土で祝日なのに一人で過ごすのも何なんで、英語の先生宅へお伺いすることにしました。七面鳥を丸ごと料理して、Thanks Givingの由来なども話してくれるそうです。料理方法で"proper way"と強調していましたので、きちんとしたルール(?)があるようです。それにしても英語の先生達JoseとGabbie(2人は夫婦です)はどこで教わったのでしょうか。Joseはベネズエラ出身、Gabbieはドイツ出身なのでその点が不思議です。

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日本語ガイド2日目(Nov. 2)

2006-11-05 10:15:23 | ボストン観光
今日は2日目。8時半にホテルのロビー集合で朝食を一緒にとってから観光に出かけることに。仕事場に行くより早い時間に家を出ました(笑)。外はあいにくの雨。このまま雨が降り続けるようなら歩く予定も減らさなくてはなりません。

朝食後、まずはアパートへ。Centralの駅から真っ直ぐに家に向かって少し休憩。前日の掃除の甲斐があって、なんとか及第点(?)をつけてもらいました。まぁ、夜のCentral駅周辺は少し好ましくない環境ですので、朝イチで来てもらってよかったです。CentralからHarvardまではMass Ave沿いに徒歩で移動。この時間になると雨も小降りになって歩きやすい環境でした。Harvard Yardをぐるっと一周して、Harvard Coopへ。服は買いませんでしたが、ロゴ入りのお土産を何点か購入して終了。Red LineでMITへ。

Kendall駅を降りてすぐにMIT Coop。MITのグッズは特に買わず、キャンパス内を歩くことに。学生会館のカフェテリアで食事をと考えていましたが、前日の疲れもあるせいかあまり重たい食事もできないということで、サンドイッチを買って食事をしました。食事が終わる頃には雨も上がって、歩きやすい天気に。母がどうしても見たいと言っていたMaclaurine Bldg.前を通過。私自身は映画「グッド・ウィル・ハンティング」を見たことが無いのですが、どうやらボストン(MIT)が舞台になっているそうですね(←他人事)。ボストンのいろいろな場所が映画に登場するそうなので、チェックしなくてはならないかもしれません。

MTI巡りが一段落したところで再びKendallからRed LineでMGHまで。MGHからはいつもの通勤コース、「無料」シャトルバスでNavy Yardまで。USS Constitution号を見るまでは良かったのですが、そこから114ビルまで歩くのが大変でした。一日歩いて来たので、母親の脚にこたえたようです。114ビルを周囲から見渡して149ビルからバスで帰路。予定ではMGHからBeacon HillやCharles St.を歩いて見る予定でしたが、歩けないということでNorth Stationで降りてOrange LineでDowntown Crossingまで。Filene's Basementでチョコレートなどのお土産を購入。服などが安いのは知っていましたが、チョコまでもが安くなっているのは驚きです。ただRed SoxやPatriottsのオフィシャルグッズは安くなってません。

買い物を済ませて、Park Streetまで少し歩いてGreen Lineでホテルのある駅へ。夕食に出かける気力もなく、前日にチェックしたShino ExpressでTake Outをしてホテルで食べることにしました。このShino Expressですが、日本人スタッフばかりで日本語が通じます。店内で食事もできますが、狭い店内ですので落ち着いて食事をするのには向いていません。外国人のお客さんがほとんどで、手軽で簡単、ヘルシーという点が受けているのかもしれません。アメリカの生鮮食品店でも寿司コーナーが必ずあるので、寿司人気は高そうです。

夜はそのままホテルに宿泊。久々にテレビを見て、寝ました。本当は日曜のアメフトの試合が見られる環境が良かったんですけどね。

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日本語ガイド初日(Nov. 1)

2006-11-05 09:45:34 | ボストン観光
今日は両親が日本からボストンに到着する日。午前中にラボに行き、細胞を薄めに播き直して、空港へ。勝手知ったるBlue Line(笑)、Airportで降りて無料のシャトルバスでターミナルへ。A~E(不思議なことにDが無い)のターミナルがあって、航空会社ごとに到着ターミナルが異なっているので注意が必要です。今回はNWだったのでEターミナル。面接の際はContinental、入国の時はUnitedだったので両方ともCターミナルで、Eターミナルは今回が初めてです。Cターミナルに比べてEの方が新しく、非常に綺麗でした。EターミナルはNWの国内外線と他の国の航空会社(海外からの到着便)を扱っているようで、NWの国内線専用到着口と国際線の到着口があります。アメリカの他の空港もそうなのかもしれませんが、国内線ではSecurity areaの外に荷物受け取り場があります。両親もSecurity areaの出口で僕を見つけましたが、まだ荷物を受け取ってないと言って別の場所へ行きそうになりました。一般人が出入りできる場所に荷物受け取り場があるのは盗難の心配がありますが、どうなんでしょう。

空港からはタクシーで宿泊先のホテルまで。チャールズ川沿いを南下したので、MGH横も通りましたし、Public Gardeの横も通りました。ホテルに到着して、当初の予定では荷物を置いて私の家まで来る予定でしたが、ホテル周辺の散策をすることに。Newberry通りをCopley Squareまで歩いて、Copley Placeまでウィンドウショッピング。土曜に下見していたので、比較的簡単に回りました。高級ブランド品の専門店が多いのですが、デパートのような建物がありまして(名前は忘れました・・)、そこの中にも高級ブランド品が置いてあります。その中のFendiには日本人スタッフの方がいて、なんでも4日前にオープンしたばかりだそうです。日本人が少ないとおっしゃってましたので、是非日本からお越しの際はこの店に立ち寄ってあげてください(笑)。

暗くなってきたので夕食を食べる場所を探しましたが、最初に目をつけたShino Expressという日本食屋さんはファーストフードに近い形態で、結局はCopley SquareのKayaという日本食(?)と韓国料理の店で食事。両親は長旅の疲れが出たのか、ビールを少し飲んだだけで酔ってしまい、半分ぐらい食事を残しました。ホテルに帰ってから話をして私は帰宅。翌日の両親訪問に備えて部屋の掃除をして就寝しました。

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風の強いボストン (Oct. 30)

2006-10-31 11:35:35 | ボストン観光
昨日の雨とは一転、青い空。ところが強い低気圧の通過に伴って、この日のボストンの風が強いこと。土曜は家に引きこもっていたので、外を出歩こうと思い立ったのが間違いでした。最初はCentralからMITまで軽く歩くつもりでしたが、以前に歩いた時よりも距離が短く感じられたので、さらに歩くことに。Mass Ave.が走っているHarvard Bridgeを渡る決心をしたのが失敗。風よけなんてあるわけもなく、橋を渡っていると上流からの風がきつく、吹き飛ばされそうな勢いでした。風で恐怖を感じたのは、昨年の富士山頂でお鉢巡りをして以来です。(metro紙によると50 mphだったので日本式に言うと「秒速22m」?あまり強くないですか→日本の暴風警報の発令基準が平均秒速20m以上だそうです)

対岸につくと建物があるおかげで風はそれほど感じませんでした。Back Bayはそれほど歩いたわけではなく、以前はBoston CommonからPrudential Centerまで歩いて戻っただけで、そこより西は未開拓でした。晴れていましたし、時間もまだ早かったので思い切ってFenway Parkまで行ってみました。例によって、解像度の低い未熟な写真撮影(笑)


1:Ted Williamsの銅像
Ted Williams
Ted Williamsは「史上最高の打者」「打撃の神様」と呼ばれる偉大なバッター。デビューから2年後の1938年にRed Soxと契約、そこから才能が開花しました。初年度こそマイナーでしたが、そこで三冠王を獲得。翌39年にはRed Soxに昇格し、その年には打点王に輝きました。1941年、シーズン開幕直後こそ足首の骨折で代打専門でしたが、スタメンになると安打を増産、打率も上昇していきました。そして伝説のシーズン最終日ダブルヘッダー。この日までに.3995という限りなく4割に近い打率を残していたものの、周囲はこの日の試合で打率を落とすことを懸念して出場を見合わせたらどうかと言ったそうです。しかし彼は2試合とも出場、8打数6安打で打率を.406に上げ、4割打者になりました。これ以降メジャーリーグでは4割打者は生まれていません。イチローが最も近い位置にいるのでしょうか。

2:外野フェンス裏
Fenway Park

Fenway ParkからPrudential Centerに戻って、中のショッピングモールを散策。CambridgeSide Galleriaに比べると規模が大きくこちらの方が見ごたえがありました。中を抜けてCopley Placeまで行ったところで外に出てPark St.まで散歩。そこからRed Lineで帰宅。

・・・・6時に電話。Johnからの電話で、「これから夕飯でもどうだい?」という話。こちらから全く連絡してなかったので、ちょっとすねていました。いつものCentralのStarbucks前で待ち合わせ、タクシーでMITに向かってNaotoを拾った後でHarvardにあるCharles Hotelに。そこでKensukeというJohnの友人も合流。アメリカ人+日本人3人という奇妙な組み合わせ(笑)。Naotoは以前にも会っていましたけど、東大出身ということが判明。専門分野がPhysicsということしか聞いてないですけど、まさか重力波の研究とかやってないでしょうねぇ。もしくは超伝導とか(笑)。Kensukeとは初対面なので簡単に自己紹介。彼は写真家を目指しているそうで、ボストンで修行中。アメリカが写真の本場ということでも無いと思いますけど、「英語」で写真を学ぶことで世界各地で様々な写真を撮っていきたいという話でした。何枚か写真を見せてもらいましたけど、プロはやっぱり違います。↑の写真とは比較にならない(自嘲)。メキシコで撮ったという写真、中庭に続く門を中心にした構図で、建物も門も綺麗な水色。中庭から覗く空はそれより薄い色合いなんですけど、一体感が感じられます。光の反射で道も淡い青色がかった色合いで、そこにコントラストとして犬が一匹。だめです、文才が無いのでうまく伝えられません。

Naotoは科学者というカテゴリーで考えると同業者ですけど、Kensukeのように写真家となると全くの異分野です。芸術家というと大袈裟かもしれませんが、友人には芸術家がいないので新鮮な体験でした。Kensukeも僕の話を興味深く聞いてくれました。こういうつながりを持たせてくれたJohnに感謝。たまには電話してJohnとコーヒーでも一緒に飲んで、また新しい友人を紹介してもらいたいです。

全然関係ないですけど、競艇のダービーで魚谷選手が初SG。2着が吉川選手ということで兵庫勢のワン・ツー。日本にいたら絶対に3連単は的中している組み合わせです。いや、1号艇の松井選手も好きだから兵庫勢軸の3連複流しを押さえで的中しただけかもしれません。賞金王決定戦が楽しみです。

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Head of Charles (Oct. 22)

2006-10-23 08:52:14 | ボストン観光
今週末はボストン市内を流れるCharles川でHead of Charlesというイベントが開催されていました。何のイベントかというと、レガッタの大きな大会です。昨日はまたしても良からぬ場所に行っていたため(結果は想像におまかせしますorz)、今朝は早く起きてCharles川へ散歩がてら観戦に行くことに。

金曜日のmetro紙に中抜きで特集が組まれていて、8200人の参加選手と25万人の見物客が集まるという巨大なイベントだそうです。今年で42回目を迎える大会ですが、大学の対抗戦はもちろん、各地の社会人クラブや同好会レベルの団体まで600を超える団体が集まります。距離は3マイル(約4.8km)ですが、川という自然のコースを利用するので一直線ではないというのも面白いところです。日本にいた頃に戸田でボートを漕いだことがありますが、戸田の場合は直線コースで距離も短かったと思います。

家の近くのRiver St.を川に向かって歩くと10分もかからずに到着。観客はまばらですが、確かにレガッタ競技が開催されていました。そこから上流に向かって川沿いを歩くとすぐに1マイルの標識があって、Western Ave. Bridgeまでくると観客が増えていました。Weeks Footbridgeという橋から上流のJFK St.の間には屋台も出ていて賑わっており、家族でテーブルを囲んでちょっとしたピクニックという人たちもいました。JFK St.沿いにHarvard Squareへ戻り、そこからRed Lineでラボへ直行(笑)

Head of Charles1 Head of Charles2

1:1マイル地点。正面に見える建物は・・・。知りません
2:Western Av. Bridgeを通過するボート。写真左奥にHarvard Business Schoolキャンパスが広がる

12時過ぎにラボに到着したところ、やはり誰もおらず(笑)。平日は賑やかですが、土日の静かな雰囲気も私は好きです。ラボのメンバーはほとんど来ないし、隣のラボのインド人女性(名前がShinさんであることが分かりました!)が来るぐらいですし。今日のBGMはUnderworldのBeaucoup Fish。とはいっても実験ベンチと培養室に籠る時間が長かったので、あまり聞けませんでした。

実験結果(Western)は・・・。微妙・・・。手技的なトラブルと、細胞自体の問題の両方があります。もう一度実験をやり直してみないと、なんとも言えない結果ですなぁ。明日のDooとのdiscussionに備えて、問題点の洗い出しと可能な対処方法を箇条書きして5:30のバスでCharlestownを離れました。夕方前にはShinと彼女のPIも来ていました。

菊花賞は2着→4着→1着の馬券が一番おしかったのかなぁと思います。3連複も1着-2着-4着の組み合わせは持っていましたけど、アドマイヤメインをばっさり切ったのでどうにもならず。コンセプトはいくつかあって

1)高田潤で重賞を勝てるくらい強いドリームパスポート
2)でも横典だけに2着の可能性大
3)3冠がかかっているが空気を嫁ないイネスが来る
4)サムソンは3冠達成しない

というコンセプトでしたが、何でソングオブウインドを馬券に絡めたか今となっては謎。足りなかったコンセプトは「義臣でダービー2着になるぐらい強いアドマイヤメイン」だったのでしょうか。武兄弟バンザイは無理でした。

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記念硬貨

2006-10-18 11:17:02 | ボストン観光
以前に紹介した¢25硬貨。以前の8州に比べこの1ヶ月で12州も増えました。最近はDebitカードで決済することが多いので、お釣りをもらう機会も減りましたが、研究棟の¢65コーヒーの自動販売機でコーヒーを買うときは$1札を入れてさらに¢15を足しています。お釣りが¢50で2枚のquarterでしょ?

ちなみに最高発行枚数はVirginia州の15億枚、最低発行枚数はMaine州の4億5千万枚。Maine州は持っていますけどVirginia州が無い・・・。単純に確率論では計算できないようです。発行枚数の多いNY州も持ってないですし、11億枚出ているはずのMassachusetts州もまだです。そろそろ本格的に専用収納ケースを購入して、見渡せるようにしてみたいです。

さらに余計なことに気付いたのですが、¢5硬貨も2004年春ver. 秋ver.と2005年春ver.と夏/秋ver、2006年ver.があるそうで、こちらも集めなくてはいけなくなりました(笑)。今のところ2004年春ver.と2005年夏/秋ver.の2枚です。こちらは出会う確率が低いです。

今日こんなに短いのは、一度書いた日記が全て消えてしまったためです。gmailではメール作成時に自動保存(下書きフォルダ)されるので、消えても問題ないのですが、つくづくgooは使い勝手が悪い。ともう一度悪態をついてみる(`д´)/

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CambridgeSide Galleria (Oct. 9)

2006-10-11 08:59:43 | ボストン観光
電化製品があるBestBuyまで行くことに。ボストンではCambridgeSide Galleriaというショッピングモールにあるのですが、お台場には遠く及ばないくらいのモール。それでも本屋のBorders、電化製品のBestBuy、デパートのMacy'sをはじめ、ブティックや靴屋もあるので、ちゃんとした買い物をするならこのあたりのレベルになるのでしょう。地下鉄Green Lineでは終点Lechmereから徒歩5分、Red LineではKendall/MIT駅で下車、MIT COOP前から20分おきに無料シャトルバスが運行しています。特に買うものもなく、ぐるっと一回りして帰路。MITの北側にあるNovartisを始めとしたバイオ企業のオフィス(ラボ?)群が目を引きました。

月曜なのでSuffolkdownsで競馬開催中だったのですが、無性に疲れていたのでそのまま帰宅。家では本を読んで過ごしました。今読んでいる小説はClive CusslerのDark Watch。いつ買ったか覚えてないんですけど、発刊が2005年11月になっているので、ボストンに面接に来た際に買ったんでしょう。日本にいた頃は全く進まなかったのに、こっちではスイスイ進みます。不思議なものです。Cusslerの小説を読み始めたきっかけは不明ですけど、ダーク・ピットシリーズの1冊を読んで、そのシリーズを集中的に読みました。海洋アドベンチャーといった類の小説でしょうか。

もう一冊はScientific Writingで使う教科書。こちらは、Academic Writing for Graduate Studentsという本。最初の1節を読み終えたのですが、なかなか面白いです。科学論文を英語で書くというのは英語を母語とする人にとっても苦しい作業で、日本人にとってはなおさらです。以前にこのScientific Writingで「使われない用法」がどれだけ出てくるかという宿題が出されましたが、そのときにWe/our/usの頻度も調べるという課題もありました。We/our/usは使っても構わないのですが(We next examined~、Our data suggests that~)、そのときに選んだ論文(Natureの1報)ではイメージしていたよりはるかに少ない頻度でしか使われていませんでした。自分の論文ではWeで始まる文章を当たり前のように(何の制約も考えず)使っていましたが、実は印象としてよくなかったかもしれません。経験的に知っている用法も、改めて規則を提示されると納得がいきます。アメリカで論文を書く際に、こういう教育がなされたうえでみんな書いているのか疑問ですけど、少なくとも日本にいた時にはそういう機会がありませんでした。

英文校正で少なからず勉強できるのですが、悪い校正会社に依頼すると文章ごとの文法しか見ない場合があるので注意が必要でしょう。その点、editageは安心。1回しか使ったことは無いですけど(気に入らなくて変えたわけではなく、1回しか論文投稿のチャンスが無かった)、パラグラフやチャプターごとのつながりも考慮したうえで校正してくれますし、変な校正記号を使わずにWord文章上で加筆・修正してくれるので、修正がスムーズに進みます。1箇所だけこちらの意図した文章と意味が違う文章に直そうとされた点を除けば非常に良い会社だと思います(笑)。

この「論文を書く」という教育をどのタイミングでするかって非常に難しいと思います。自分で2.5報書きましたけど、少なくとも2報ぐらいは自力で書いてからでないと、論文を書くにあたって自分の中で何が曖昧なのかが見つからないと思います。大学生、大学院生で論文を書いた経験が無い人にいきなり教科書を渡されて、こういう講義をしても理解は進まないのではないでしょうか。とりあえず、次に論文を書く際は極力Weを使わないようにしたいと思います。

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散歩・・

2006-10-10 04:31:29 | ボストン観光
昼前にJohnから電話。
いつものCentral駅近くのスタバで待ち合わせ。
今日はJohnの別の日本人の友人が来るらしい。

1時・・・。Johnはいるのだが、日本人が来ない。
地下鉄駅で待っていたそうだ。
彼はNaoto。
MITのPhDコース。大学を卒業したばかりらしい。

そのままPorterまで地下鉄。
久々のPorterだ。
1週間しか経ってないけど、何か懐かしい。
Porter Exchange内の日本食Bluefinへ。

Bluefinって何だろう?
辞書を調べるとクロマグロ(本マグロ)がそれにあたるらしい。
でも店のトレードマークはカジキ(Marlin)。
ちなみにYellowfinはキハダマグロ。そのままじゃん。

寿司とランチメニューを注文。
味噌汁だけ先に登場・・・。
スープ、寿司、メインの順番で登場。

寿屋を散策。
そうそう、箸を購入しなくては。
といっても箸を使う場面は特にないんですけど。
カップラーメンをフォークで食べるのにも慣れたし。

Mass Ave.沿いにHarvardへ。
歩ける距離だけど、これはしんどい。
Harvard Sq.はお祭りで屋台が立ち並んでました。
いつもの静かなHarvardとは雰囲気が全然違う。

そこからさらにMass Ave.に沿ってCentaralまで。
近くのBarで一杯。
こちらの店でお酒を飲むにはIDカードの提示が必要。
IDのなかったNaotoはソフトドリンクで。

ビール一杯だけで酔いが回ってしまいました。
別れてベッドに直行。2~3時間の睡眠。
11時前に再度Johnから電話。
さっきのBarでもう一杯。
Johnも疲れているようで、うとうとしながらでした。
12時前に別れて家へ。

日本人同士なのに、Naotoとは英語でコミュニケーション。
何か変な感じ。
日本人同士だとFirst Nameで呼び合うのも苦痛。
質問の時もDid you~?とか、Have you~?で何とか乗り切りました。

大学を卒業したばかりでボストン留学したNaoto。
ポスドクを1年やってボストン留学した私。
立場は違えど、同じような苦労をしているんだろうなぁと思ったり。

ただいま日記のスタイル模索中・・・。
今日は改行増量サービスでお送りしました。

凱旋門賞

2006-10-09 01:55:22 | ボストン観光
凱旋門賞を友人とその友人の協力でビデオ観戦。Youtubeの映像で、ソースはどうやらNHKで放送されたもののようです。

で、感想・・・。
特に何も思い浮かびません。改めて強さを認識したレースでもなく、かといってディープインパクトが「井の中の蛙」だとも思いません。リアルタイムで見ていないからなのでしょうか、3着という結果を知った上での観戦だったからかもしれません。悔しいとか、残念だという気持ちもないですし、逆にざまぁみろとか、恥さらしと思ったわけでもありません。

日本馬のレベルは今年のドバイにおける一連のレースからも分かるように、遠征という不利な条件下でも世界に通用するレベルにあることは言うまでもないでしょう。しかしドバイのレースは特殊な条件で、出走馬のほとんど(全馬?)が遠征という同じ土俵の上で戦っているということを考えなくてはいけないかもしれません。今回は一頭の日本馬と欧州勢という対戦構図で、欧州コースに慣れた馬に対してディープが挑んだのだと思います。ジャパンCで日本馬が善戦しているのは、日本馬の能力が絶対的に優れているというわけでもなく、欧州・北米・豪州の馬たちには「遠征」というハンデが課せられた上での対戦だからだという見方もあります。日本馬のジャパンC勝馬の能力を否定するわけではありませんが、鳴り物入りで参戦した外国馬が惨敗する様を見ると、そんな考えも頭をよぎります。

ディープの敗因は関係各所で盛んに議論されていますが、誰の責任でもないわけで、陣営のぶっつけ本番ローテが間違っていたとか、武豊の仕掛けが間違っていたとか、「飛ばなかった」とか・・・。須田さんが述べていることで、「うまいやり方」を見つけないことにはずっと勝てないままでしょう。例えば、今回は3歳馬が勝ったことに対して斤量の優遇が取り沙汰されていますが、日本ダービー馬が凱旋門賞に挑戦するのが良いのか、ローテーションとしてエルコンドルパサーのように長期滞在で前哨戦を使うのが良いのか、これらの決定権は最終的に馬主さんの意向で決まるわけで、凱旋門賞やブリーダーズCを勝とうと考えているなら、これらの長所・短所を様々な角度から検証した上で、その馬に合った遠征プランを立てていればそのうちにきっと・・・。

それにしてもスポーツ報道の右傾化、煽りは異常ですよね。トリノ五輪の惨敗、サッカーW杯、今回のディープ報道。ディープ報道に関しては日本で体験したわけではないのですが、JRAも一緒になって煽ったとか。トリノでは楽観的なメダル予想で、結果は金一つ。W杯もブラジルとの敗戦は折込済みでもオーストラリア、クロアチアに対しては1勝1分け、もしくは2勝という楽観的な予想のなか1分2敗の予選敗退。悲観的な評論家は敬遠され、楽観的な評論家は優遇され、結果として悲観的な予想は人の目に触れることなく大衆からは遠ざけられてしまいます。視聴者のなかには盲目的に楽観的予想を信じる人たちもいるわけで、情報を受動的に享受し考える努力をしない場合もあります。その点、科学者は常に「批判的」なので、いつも裏を読んだり、批判するのが好きな人種なんじゃないでしょうか。

今回のNHKの実況も幾分冷静さを欠いて、ディープ重視の実況だったように思います。フジの実況、テレ東の実況も時としてひどいこともありますけど、実況アナは淡々と事実を伝えるべきではないでしょうか。杉本清さん、吉田さん(園田)ぐらいなら主観が入っても許せます。杉本さんの名文句はいろいろありますけど、「菊の季節に桜が満開!」「東の一等星、北斗のベガ、ベガはベガでもホクトベガ!」あたりは有名ですけど、個人的に一番好きなフレーズは、ナリタブライアンの菊花賞、最後の直線

弟は大丈夫だ!
10年ぶり、10年ぶりの三冠馬。
ナリタブライアンだ。ナリタブライアン、三冠馬!
弟は大丈夫だ!
史上5頭目の三冠馬。史上5頭目の三冠馬。10年ぶり。
・・・
レコード、レコード!3分4秒6。

特にゴールした瞬間から、「レコード!」というまでのちょっとした間が好きで す。言葉にならない感動がそこに凝縮された感じがします。

また競馬かよ(笑) (Sep. 30)

2006-10-02 01:17:59 | ボストン観光
9月最終日。何とか1ヶ月生存しました。でも給料が出ていないorz
10月最終日までに飢え死にしてるかもしれません。

今日は引越し前日ということで、殊勝にも掃除をしてゴミを捨てて・・・ということはしないでとりあえずはラボへ。細胞の世話をする予定があったので昼前に着く予定でいつものバス乗り場。ところが、予定の時間になってもバスが来る気配が無い・・・。土日は30分おきの運行、ひたすら待つのも不安なのでそのまま歩いてラボへ。これが30分ぐらいの散歩、途中で横をバスが通過していきました(怒!)

くたくたになりながらラボに到着。もちろん土曜ということで誰もいない(笑)。いたのは隣の部屋の女性の方だけ。
日本:「土曜も仕事→論文が出ない」
こっち:「土日も休み→でも論文は出る」
この根本的な違いはなんでしょうかね。実験をしないとデータは出ないですけど、実験をしたからといってデータが出るわけでもない。ここが難しいところです。したがって、データになる実験を効率的に行わなければならない、この視点が欠けていたかもしれません。「考えて実験する」という習慣を身につけないといけないですね。

さてラボを昼過ぎに脱出して、懲りずに競馬。3度目となると慣れたもので、場内の雰囲気にも飲まれません。まぁ相変わらず馬券の調子はイマイチなのですが、レープロの見方もそれなりに分かってきましたし、最終では21倍の馬単を$2的中。少しずつ上向いています。この最終はいわゆる「格」で決まったレース。一枚下のレースで1着を何度か取っていて、近走では二枚上のメンバー相手に通用していないという馬が1着。Thompson過剰人気もあって、この馬は2番人気でしたからウマーな馬券でした。そのうち自分のスタイルにあった情報収集で、短時間で「効率的」に予想が組めるかと思います。