妄想
2013-05-14 | 日記
昨日見たテレビタックルでは、改憲派、護憲派の有名人、学者、漫画家、作家などが二手に分かれて、意見を言い合っていた。
それなりに、双方の言い分は理解できたが、一番理解できないのは、安部総理のやろうとしていること。
米国追従をしながら、国防軍を作って、国家の危機に備えるという。そのためには憲法の枠組みを変えて、「国が国民を縛る憲法」に改正しようとしている。
しかし、もともとの憲法はアメリカから「もらったもの」で、それまで日本にはなかった「人権」や「権力者を縛るための決まりごと」が書かれている。でもアメリカとは仲良くべったりしたい。大いなる矛盾。
昔、太郎という男がいて、若い頃は血気盛んで、弱いものいじめというか、いろいろ隣近所に無茶をやってしまった。
ところが自分より数段強いジローラモに、「いいかげんにしろよ」とあるとき、コテンパンにやられ、「もう、こんな無茶はしません」と反省させられ、ジローラモから太郎は「生き方の手本」をもらった。そこには「ちゃんと理念に沿ってやれよ」と書かれてあった。
しかし、その数段強いジローラモが理念にそって生きていたかというと、実は、自分の言うことを聞かないやんちゃな男を見つけると、証拠もないのに、悪いことをしそうだからと、いきなり殴ったり蹴ったり、乱暴なこともしていた。
さて、太郎はジローラモから「生き方の手本」をもらったので、悪いことはできない。でもジローラモから、「お金出してくれればいいよ。お前が手を汚さなくてもいいように、してやるから、毎年○○百万円もってこい」といわれていたので、太郎は、一生懸命働いてその中からがんばって、毎年お金をジローラモに納めていた。結構すごい金額だけど、「思いやり金」という名前もきれいだし、血を見なくてもいいし、まあしばらくはそれでよし、ということにしてあった。
ところが、隣にジローラモよりもっと強そうな、カキタロウという男が出てきた。カキタロウは、昔は弱かったが、最近ジムに通いだして、めきめき筋肉をつけ始めた。
ジローラモは、「これはまずい」と思い始めた。ちょっと自分も年をとってきたし、もし、カキタロウの機嫌を損ねるとこっちが一発ぶん殴られるかもしれないし・・・
カキタロウは、そのあたりの雰囲気をじっと眺めていて、隣の太郎をちょっと突っついてやろうかと思った。昔いじめられたこともあったし・・・ちょっと突っつくぐらいならジローラモだって、見逃すだろうよ、と思ったのだ。
さて太郎は、今昔いじめた相手から突っつかれて大変。一度は「ごめんなさい」と謝ったが、最近は「あれは仕方がなかったこと」とか言い出したから、ますますつっつかれる。そのうち、何回もつっつかれるうちに、太郎は「もう、こんなの嫌!」と言い出し、ジローラモからもらった「生き方の手本」に書かれていないことをやりたいと思うようになってきた。自分で戦うのだ、それで何が悪い!
でも「生き方の手本」を変えなければ、戦うことはできない。そこで今度の家族会議でそのことを提案、一気に変えてしまおう、と考えている。でもジローラモはやっぱり親分だから怒らせたくない。だから一応「生き方の手本」は修正するけど、仲良くしていってほしい」と。太郎はそう考えた。まだジローラモがいないとちょっと心配だし。
でもジローラモはジローラモでこんなことを考えていた。
「太郎は昔から思い込むと命がけのところがあるし、ここで注意しとかないと、どんどんエスカレートして大変なことになる」「もしそうなったら、俺がせっかく渡した「行き方の手本」もかなぐり捨てて、刃がどこへ向かうかわからない。そのうち、上納金も払わないと言い出すかもしれない。今のところはスリスリしてくるが、結構危険かもしれない・・さてどうしようかね。」
「いつかがつんとやってやらなければいけない日がくるかもしれない。俺がワルだってことは俺が一番よく知っているが、ワルの俺が行き方を示してやった太郎が、ワルになって暴走すれば、上納金が入らなくなるではないか」
この後は、明日考えます。
それなりに、双方の言い分は理解できたが、一番理解できないのは、安部総理のやろうとしていること。
米国追従をしながら、国防軍を作って、国家の危機に備えるという。そのためには憲法の枠組みを変えて、「国が国民を縛る憲法」に改正しようとしている。
しかし、もともとの憲法はアメリカから「もらったもの」で、それまで日本にはなかった「人権」や「権力者を縛るための決まりごと」が書かれている。でもアメリカとは仲良くべったりしたい。大いなる矛盾。
昔、太郎という男がいて、若い頃は血気盛んで、弱いものいじめというか、いろいろ隣近所に無茶をやってしまった。
ところが自分より数段強いジローラモに、「いいかげんにしろよ」とあるとき、コテンパンにやられ、「もう、こんな無茶はしません」と反省させられ、ジローラモから太郎は「生き方の手本」をもらった。そこには「ちゃんと理念に沿ってやれよ」と書かれてあった。
しかし、その数段強いジローラモが理念にそって生きていたかというと、実は、自分の言うことを聞かないやんちゃな男を見つけると、証拠もないのに、悪いことをしそうだからと、いきなり殴ったり蹴ったり、乱暴なこともしていた。
さて、太郎はジローラモから「生き方の手本」をもらったので、悪いことはできない。でもジローラモから、「お金出してくれればいいよ。お前が手を汚さなくてもいいように、してやるから、毎年○○百万円もってこい」といわれていたので、太郎は、一生懸命働いてその中からがんばって、毎年お金をジローラモに納めていた。結構すごい金額だけど、「思いやり金」という名前もきれいだし、血を見なくてもいいし、まあしばらくはそれでよし、ということにしてあった。
ところが、隣にジローラモよりもっと強そうな、カキタロウという男が出てきた。カキタロウは、昔は弱かったが、最近ジムに通いだして、めきめき筋肉をつけ始めた。
ジローラモは、「これはまずい」と思い始めた。ちょっと自分も年をとってきたし、もし、カキタロウの機嫌を損ねるとこっちが一発ぶん殴られるかもしれないし・・・
カキタロウは、そのあたりの雰囲気をじっと眺めていて、隣の太郎をちょっと突っついてやろうかと思った。昔いじめられたこともあったし・・・ちょっと突っつくぐらいならジローラモだって、見逃すだろうよ、と思ったのだ。
さて太郎は、今昔いじめた相手から突っつかれて大変。一度は「ごめんなさい」と謝ったが、最近は「あれは仕方がなかったこと」とか言い出したから、ますますつっつかれる。そのうち、何回もつっつかれるうちに、太郎は「もう、こんなの嫌!」と言い出し、ジローラモからもらった「生き方の手本」に書かれていないことをやりたいと思うようになってきた。自分で戦うのだ、それで何が悪い!
でも「生き方の手本」を変えなければ、戦うことはできない。そこで今度の家族会議でそのことを提案、一気に変えてしまおう、と考えている。でもジローラモはやっぱり親分だから怒らせたくない。だから一応「生き方の手本」は修正するけど、仲良くしていってほしい」と。太郎はそう考えた。まだジローラモがいないとちょっと心配だし。
でもジローラモはジローラモでこんなことを考えていた。
「太郎は昔から思い込むと命がけのところがあるし、ここで注意しとかないと、どんどんエスカレートして大変なことになる」「もしそうなったら、俺がせっかく渡した「行き方の手本」もかなぐり捨てて、刃がどこへ向かうかわからない。そのうち、上納金も払わないと言い出すかもしれない。今のところはスリスリしてくるが、結構危険かもしれない・・さてどうしようかね。」
「いつかがつんとやってやらなければいけない日がくるかもしれない。俺がワルだってことは俺が一番よく知っているが、ワルの俺が行き方を示してやった太郎が、ワルになって暴走すれば、上納金が入らなくなるではないか」
この後は、明日考えます。