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ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

会計学と人生

2014-03-16 | 日記
『優柔不断は”得”である』という本を読みました。作者は『人は見た目が9割』がベストセラーになった竹内一郎氏です。
私は猪突猛進型に見られることもありますが、実はすごく優柔不断。いろいろな面から考えすぎて、何かを始めるのは誰かの後押しがあってからのことが多いです。で、いったん始めたら今度は、なかなか止める理由が見つからず、ずっとそのままやってしまうことが多いので、やはり正真正銘の「優柔不断」体質だと思います。
この本は、経済学で用いる「損益分岐点」を自分の人生に当てはめ、意思決定を促すというメッセージで書かれています。損益分岐点とは、ビジネスで、この点を超えると利益があるという点だそうです。
別の言い方をすると、入ってくるお金と、出て行くお金がゼロになるポイントのことで、儲かりませんが、楽しく仕事してます、というゼロ地点ですね。仕事を始めてしばらくは私もそういう時代がありました。むしろマイナスだったかもしれません。
ただ、売上高(入ってくるお金)から製造コスト(出て行くお金)を単純に引くのは「粗利益」といって、これは損益分岐点とは違うそうです。損益分岐点を出すには、製造コストの他に、家賃や給料などの「固定費」と、製造コストも、たくさん作れば作るほどふえる様に「変動費」という概念で考えなければならないそうです。そしてこの「売上高」「固定費」「変動費」の三本の線が重なる一点が「損益分岐点」というそうです。
竹内氏は、この会計学の概念を、さてどのように人生哲学に応用したか、なかなか面白いので興味があれば読んでみてください。ブックオフで105円です。

私は経済や会計の勉強をしたことがないのでよくわかりませんが、いろいろビジネスって大変なんですね。でも楽しそう。またバーチャルで鰻コイン会社を作ってみて、練習してみようと思いました。