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ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

最近悲しかった話

2011-07-11 | 日記
良妻賢母が1ヶ月として続かない私が半年以上息子の弁当を週休二日ぐらいで作っている。
近くに食堂がなくて、休み時間も買って帰ったら、食べる時間があるかないかの短時間らしく、仕方なく・・・
もちろんその分のお代はいただいているので文句は言えない。

それが、今週の初めから、もうパンにすると言って来た。
別にそれ自体は悲しくもなんともないのだが。
悲しいのは、休憩室の息子の弁当袋にしているバッグから、ゴキの奴が、ソロソロ出てきたと聞いたことだ。最近休憩室の近くの洗面台の排水溝の蓋がこわれているらしく、そこから上がって来るゴキがいるそうだ。
ゴキは冷たいお弁当には寄りつかず、人肌のほの暖かいお弁当ムサムサ群がってくるという話である。

晩御飯の後のゴールデンタイムに、息子から笑いながら「今日、カバンからゴキが出てきてさぁ」と聞かされた時には、本当にガックリきた。

私はゴキのために朝早くから弁当を作っているのではない!と叫んでしまった。
勿論、そのバッグはすぐその場でゴミ箱行き。
これでもう弁当は当分やめだ。暑くなってきたし、しばらく休みとしよう。
考えようによっては良いきっかけをつくってくれたゴキだったかもしれない。

ゴキつながりで、もうひとつ悲しい話を思い出した。
職場で上司ががハンズで千円はたいて買ったという涼感スプレーを自慢していたので、私も腕にかけてもらった。
シューとかけてもらったはいいが、一瞬殺虫剤をかけられたゴキの気分が蘇った。
別に前世がゴキだったわけではないが、リアルにゴキの心情がわかった感じがした。
涼感スプレーは、残念ながら、まったく涼感はなく、ただ腕に白い粉が少しついただけだったのも悲しい。