ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

横浜の思い出 都会の月と海から出る太陽

2011-01-02 | 日記
25日の晩の話を家族にすると、「まるで夢のようなクリスマスだったんだね」と言われました。

美味しいお料理と、お酒、クリスマスの生の音楽、窓から見えるイルミネーションと高層ビルのネオンも、そしてその向こうに見える港の灯りも素敵でしたが、都会の夜の空にぽっかり、でも少し寂しそうに浮かぶ月の姿を追いかけていました。
去年なくなったお友達のことを思い出しながら、どうして私だけが今、ここにいるんだろう、こんなに素晴らしい時をすごせているんだろうと思いました。彼女は黒猫Moonという名前だったから、月を見ると、いつもそこに彼女がいるような気がします。

そして翌朝、私を誘ってくれたお友達のお友達のマンションから見た太陽は、多分私が初めて見る海から出る太陽でした。正確にはちょっと下に陸地が見えて、そこから出ているのですが、だんだんだんだん部屋が明るくなってきて、あっという間に昇ってしまう、その短い一寸の時が、とても貴重なものに思えました。
こんなところで毎朝ご飯を食べられる友人たちが、とても羨ましいなあと思いました。そして夫に5年以内に横浜移住計画を話してみたのですが、相手にしてくれませんでした。「2011年の正月に私がこういっていたということを、もし私が早く死ぬようなことがあったら覚えていてね」と念を押しましたが、へらへら笑っているばかりで、まったく相手にされませんでした・・・・
絶対、私の方が、一日でも長生きしてやるぞ!