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ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

緩みゆく左脳もたれかかる右脳かな

2011-12-16 | 日記
後、3日で左脳の仕事から解放されると思いきや、また、突然たくさん出来はじめた。
俳句は脳がゆるゆると開放されないとできない仕組みなのかもしれない。
どんどんできた後は、リラックスして、頭がすっきりする。スカルプマッサージのようだ。



ぎしぎしと背骨鳴らして風邪到来

「無理しぃなや」背なに一言冬の朝

病み上がり侘助の傷に触れてみる

寄り添いて侘助つぼみ開きけり

石榴(ざくろ)果つ朽ちゆく時も口開き

同じ菓子買ひくる父子年の暮れ

そちらから地球丸見え冬満月

蜜柑色の月ぶらさがる軒の上

隠れ子の目の高さほど花八つ出

掃き寄せて捨てるに惜しき黄葉(もみじ)かな

冬の日や猫背正さる影法師

駈けぬけるこの顔白し夕時雨(しぐれ)

底冷えや消しゴム滓の縮こまる